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【社員インタビュー】官庁から民間企業へ転職!持ち前の最適化技術を生かし、唯一無二のエンジニアを目指す

「もっと技術寄りの仕事がしたい」9年務めた国家公務員を辞めて転職を決意

ーーHEROZ入社以前のキャリアを教えてください。

大学では数学を専攻しており、専門知識を生かせる就職先として官公庁の技術系ポジションに新卒で入省しました。入省後は、毎年の予算編成や政策の妥当性評価といった意思決定に数学的手法を用い、役立てるという業務に携わりながら、約9年従事していました。

ーー転職のきっかけは何だったのでしょうか。

もともと機械学習やAIには興味があり、もっと技術寄りの仕事がしたい、自ら手を動かしたいという想いが強くなったからです。HEROZについては転職活動を通して知ったのですが、様々な情報を見る限り、AIの高い技術力を売りにした企業、将棋やゲームなどの各分野で活躍する優秀なエンジニアがたくさんいる企業という印象を持ちました。

ーーHEROZヘ転職を決めた理由を教えてください。

転職にあたって一番の悩み所は、事業会社の中のエンジニアとして入るのか、あるいはHEROZのような様々な産業に対して開発から運用までを担う実践的なAI技術を提供する企業に入るのか、という選択でした。様々な産業に対するAI開発に触れた方が、自身の技術の引き出しも増えると思い後者を選びましたが、HEROZはそのような企業の中でも、技術を突き詰めていくマインドを持っているイメージがあり、直感的に面白そうだと思ったんです。

それから、面接時にエンジニアだけではなく、コンサルティングファーム出身のビジネス職の社員の方にもお会いしましたが、AIがまだ浸透していない業界にアプローチして社会実装したいという志望動機を話した所強く共感していただきました。バックグラウンドは違えど、同じ想いを持ったメンバーとコラボして仕事ができるのも面白そうだと思ったことが決め手になりました。

■培ってきた最適化技術を生かし、自分の裁量を持って仕事に取り組む今

ーー現在取り組んでいる業務について教えてください。

保秘の関係で具体的には話せないのですが、とある産業に関するAI開発に入社後から一貫して携わっています。その産業は、AIの利活用はまだ道半ばといったところですので、まずはドメイン知識や業務フローを理解し、業務課題にマッチした手法は何か、現場にとって使いやすいサービスの形は何か、といったことを整理したうえで開発を進めていく必要があります。ベストプラクティスが確立されていないぶん、手探りではありますが、やりがいは大きいと感じています。

ーー業務において、大変さを感じるのはどんな点ですか。

公務員からのキャリアチェンジということもあり、モダンなWeb開発で必要となる知識のキャッチアップが課題と感じています。AI技術の高い専門性が必要なことはもちろんですが、お客様に使っていただくサービスとして形にするには、これらについての知識経験が当然必要になるからです。とはいえ、社内にはWeb開発に特化したエンジニアも在籍しており、必要に応じて支援を得られる体制ですので、プロジェクトを進める中で支障にはなりません。それぞれに個性を持った先鋭的なプロフェッショナルたちが集まり、互いにサポートし合いながら技術力を高め合える環境にいることで、課題と感じている私自身の知識経験も、入社当初に比べれば大分向上したと感じています。

ーーどんな所にやりがいを感じていますか。

相対的に自分の裁量が大きいという所です。もちろん、開発業務はチームメンバーとの連携によって進められていきますが、AIのロジックを考える部分はほぼ自分一人で行っていますし、ミーティング時の発言一つとっても、プロジェクトの方針に影響を与えます。前職に比べて、自分の一つ一つの行動がダイレクトに業務に反映されていくのは責任の重さを感じる一方で、面白さを感じる所でもあります。

ーー自分のこれまでのキャリアや持ち前のスキル、能力が生かされている実感はありますか。

最適化技術に関しては、自分の尖っている部分になっているかもしれません。世の中一般にAIと呼ばれているものは、ディープラーニングに代表される機械学習技術のことです。機械学習は、大量のデータから得られるパターンを学習させることで、株価の予測や画像認識等の現実問題に役立てるという技術ですが、これらとは少し異なるアプローチとして最適化技術が注目され始めています。「最適化」という言葉自体は、ビジネスシーンでしばしば用いられるかと思いますが、この「何を持って最適というのか」という部分を定量的に表現することができるのが最適化技術です。ビジネス上の課題に対する記述力が高いため、機械学習では扱いづらいタイプの課題にも適用できる可能性があります。最適化技術は、オペレーションズ・リサーチ(OR)の主要な研究領域の一つとして発展してきた分野ですが、機械学習分野と比較すると知識経験を持った人材は少ないようです。入社後は、主に最適化を用いるプロジェクトに関わってきましたので、相対的に希少性の高いスキルが活かせている、と言えるのかもしれません。


■最初から最後までお客様に併走できる環境で、技術者としてのスキルを磨き続ける

ーー会社の働く環境については、いかがですか。

設備面でいうと、ディープラーニングに必要なGPU等の計算環境は業界トップクラスです。また、個々のスキルアップの機会も与えられており、具体的には、自分が精通する機械学習分野の概要やコンペでの実績を紹介する勉強会、案件から得た学びを共有する案件共有会などを実施しています。後者は、自分が携わっている案件を進めていくにあたり、参考になる情報が共有されるのでとても役立っています。

また、社内では産業別にチームが分かれているのですが、特有の取り組みなども行われています。これは、チームメンバーのスキルの底上げを図る目的で行われるもので、たとえば簡単なWEBサービスの制作や、BIツールの利用手順書を他のメンバーが使えるように整備したり、様々なことを実施しています。自分に足りないスキルを上げるためのいい機会になっていると思います。

ーーHEROZに転職をして、自分の中で変化したことはありますか。

技術寄りの仕事がしたいという理由の他に、もう1つ転職理由がありました。

それは、自分が関わった案件に対してコミットしたいという想いです。中央官庁では、自分がほとんど関与・把握していない政策についても責任説明を問われる場面が多くあります。役人として働く以上そういった仕事は避けられないのですが、自分にはしっくりきていなかったのだと思います。現在の仕事であれば、自分の責任で開発を行い、有用性を説明して、お客さまに納品する所まで関わることができます。そういった意味では、HEROZという会社でAIエンジニアとして働くことで、自分の気質に合った仕事ができているなと感じます。

ーー入社1年が経った今、HEROZの強みはどんな所にあると感じていますか。

お客様と併走できる点は強みだと思います。AIを含む、ITサービスの開発では、Slerが元請けとなり、実際の開発業務を下請け会社へ下ろしていくという構造になっていることが多く、全体を見渡しながら、お客様と併走して開発を行っている企業は僅かという印象を持っています。HEROZでは、ビジネス上の課題整理からはじまり、PoC、 AI開発、納品に至るまで、原則として同じチームが関わり続けます。このような開発体制を構築している企業もなかなかないのではないでしょうか。この点が、お客様から認められている理由なのではないかと思います。

■HEROZで自分の強みを生かしながら、自他にとって納得のいくキャリアパスを描きたい

ー今後の目標を教えてください。

まずは、今携わっているプロジェクトをしっかり着地させていくこと、エンジニアとしての下地を作るというのが、足元の目標です。その先は、全体を見渡せるエンジニアですね。今の私は他のエンジニアと比べて技術的な尖り度が少ないかもしれませんが、エンジニアサイドとして全体を見渡せる人材も必要とされているようにも思うので、そちらのスキルを伸ばしていくのも良いかなと。具体的なキャリアパスという意味では、マネジメント型とエキスパート型のどちらか、ということかと思いますが、まわりを見渡せるエキスパートがいてもいいでしょうし、そこは他者からの意見も聞きながら、自分のやりたいこととのバランスをとって考えていきたいと思っています。

ーー最後の質問です。これから、HEROZにはどんなメンバーに入ってもらいたいですか。

「自分で手を動かして、1つの案件にコミットする」「深く物事に関わりたい」という意志を持った方です。自分が営業だけして終わり、プログラムの一部を書いて終わりというスタンスよりも、1つのプロダクト、案件というものにコミットし続けたいという意志を持っている方には合う会社だと思うので、そういった方にぜひ来てもらいたいですね。

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