専門医向け医療技術の情報共有クラウドサービス「e-casebook LIVE」は、今や、株式会社ハート・オーガナイゼーションの主力サービスです。今回は、その医療現場のライブ撮影や編集に携わる福士ひかるさんに、医療×IT業界に飛び込もうと思った理由を伺いました。
記事公開日:2020年6月15日
最終更新日:2024年11月13日
福士 ひかる(ふくし・ひかる)
映像系専門学校を卒業後、2020年4月、ハート・オーガナイゼーションに新卒入社。撮影編集スタッフとして映像編集を担当するほか、機材の配線接続、ライブ配信中の音響など少しずつ担当できる範囲を拡大中。
思いもよらなかった医療IT業界に飛び込む
もともとアニメが好きでした。しかし、絵を描くのは得意ではなかったため、将来はアニメ制作の裏方として関わりたいと考えていました。効果音にも興味があり、音を中心に映像編集を学べる専門学校に進学しました。そこで、Adobeソフトを用いた映像編集、カメラ撮影、音響について学びました。その後、ゲーム業界を目指して就職活動を始めたのです。
就職活動では、学校のキャリアサポートセンターを主に利用しており、そこで初めてハート・オーガナイゼーションという会社を紹介されました。「病院の手術室」という限られたプライベート空間での撮影を行い、リアルタイムでライブ配信するサービスだと聞き、非常に珍しくて面白い仕事だと思い、応募を決意しました。
その後、オフィスでの説明会に友人と一緒に参加しました。説明会では映像部の方々がe-casebook LIVEで配信しているコンテンツや仕事内容、会社の成長性について詳しくお話くださいました。
それまでゲーム業界にしか関心がなかった私にとって、医療IT業界は想定外の分野でしたが、一般の人々が普段目にすることのない医療現場の裏側に携われることにワクワクし、「新しいことに挑戦できるんだ!」と気持ちが高揚しました。説明会後には友人に「絶対ここに応募する!」と興奮して話したほどです(笑)。
面接を経て内定をいただき、入社に至りました。
現在の仕事内容
私が担当している仕事は、以下になります。
■ライブ配信関連
・機材組立て、配線接続
・セッティング
・テスト
・本番
■ビデオ編集
■比較調査
■マニュアル作成
機材組立て、配線接続
先輩スタッフが用意してくれたセッティング図を見ながら機材を接続しています。機材の名前が詳しく書かれてあるのと、配線の名前は学校で習っていたので、スムーズに配線接続できます。もし分からなくても聞けば教えてもらえるので初心者の方もすぐにできると思います。
セッティング
ライブ配信のポジションとしては、ディレクター、音響、スイッチャー、カメラマンがあり、先日のライブで初めて音響を担当しました。音響の設定には特にこれといったものはなく、自分の耳で設定していきます。会場の大きさや響き方で雑音の大きさが変わるので、その都度、自分の耳で聞いて設定していきます。
テスト
機材に配線を繋いだ後、本当に動くのかテストします。基本的にライブ本番の前々日にテストをして、そこで起こった問題を、ライブ本番の前日に解決できるようにし、最終テストをして、本番を迎えます。結構入念にテストを繰り返しています。
本番
先日のライブの音響担当では、配信中の音の調整をしていました。映像部の人数が少ないため、いろいろなポジションを1人でもこなせるようになりたいです。
ビデオ編集
e-learningのビデオ編集を担当しています。編集ソフトはDaVinci Resolve(ダヴィンチ リゾルブ)を使用しています。学校で習ったAdobe Premiere ProやAfter Effectと比べ、操作感は少し違うけれど、機能が劣る感じはしません。収録番組のように撮影されたビデオなので、基本構成はそのままで、講師の「あのー」とか「えー」とかをカットしたり、雑音を消すなどの微調整をしています。この作業が一番楽しいです。
調査レポート作成
これから購入しようとしている機材について、いろんなメーカーの同等モデルを比べる調査レポートを作成しています。
マニュアル作成
e-casebook LIVEに追加された機能について、オンライン研究会主催者の先生に配るために作成しています。今の仕事の大部分はこれです。
新卒社員の1週間のスケジュール
月曜日の朝に会社全体の朝礼があり、そのあと映像部MTGがあります。そこで仕事を振ってもらい、1週間かけてその仕事を遂行していきます。緊急事態宣言が解除されてから、原則リモートワークで週1日出社する勤務運用となり、映像部は基本的に月曜日出社となっています。
毎日、部内で朝礼・夕礼があり、そこで自分の今日やる仕事や進捗状況を共有します。
例えばライブ本番がある週だと、そのライブ本番・準備のため3日間出社もしくは出張し、機材組立て~本番を行います。それ以外の日はリモートワークで、調査レポート作成、マニュアル作成、ビデオ編集を行っています。
冗談を言い合えるメンバー
映像部は、みんな冗談を言い合っていて、その様子を見て「仲がいいな」と感じています(笑)。自分はまだ、その冗談にすぐに乗っかることはできませんが、聞いて楽しんでいます(笑)。現在のところ、先輩方とは少し年齢が離れていますが、威圧感を感じることはなく、働きやすい環境です。入社してまだ2か月ですが、これまで働きにくさを感じたことは一度もありません。
新しいことに挑戦し、成長し続けたい
チームで働いてみて、試行錯誤を楽しめる人がこの仕事に向いているのではないかと思います。ライブ配信サービスは公開から1年が経過しましたが、まだまだ改善の余地があります。たとえば配線のつなぎ方ひとつをとっても、正解が1つではなく、状況によってさまざまな答えがあります。その中で「今回のライブにはどれがベストか」をあの手この手で試せる人が求められていると感じます。
今後挑戦してみたいのはスイッチングです。先輩スタッフのように、本番中にトラブルが発生しても冷静に対応できるようになりたいです。いろいろな経験を積み重ねて、人に頼らず、自分の力で仕事を進められるよう成長していきたいと思っています!