WEBエンジニア転職を考えた際に、誰もが一度はAIによる(悪い意味での)未来を思い浮かべるのではないでしょうか? 昨今のAIの台頭は目を見張るものがあります。私も転職時は大変お世話になりましたし、今でも使わない日がありません。
そうなると当然、こんな考えが脳裏をかすめる訳です。「あれ? エンジニアもういらなくない?」。自分でえっちらおっちら開発を進めるよりも、「あれを作って!」とAIに投げた方がいいんじゃないか。
実際、AIの発展を理由にエンジニアを減らした会社もあるくらいです。そんな話を聞いてしまうと、エンジニアとしての就職・転職に思わず二の足を踏んでしまいます。
本当のところはどうなのか――こればっかりは、簡単に断言することは出来ません。写真が生まれても画家が消滅しなかったように、エンジニアという職業も必要とされ続けるのかもしれません(少なからず数は減るのかもしれませんが)。そもそもコードを書けるくらいAIが発達したら、他の職業だってまる切りなくなってしまうのかもしれません。個人的には、イラストレーターやミュージシャン、翻訳家、webライター辺りの方が危なそうな気がします。
いやしかし、根本的にこんな風にも思うのです。「現在のAIによるコーディングって、非効率なのでは?」と。これはAIが間違ったコードを吐いて、その修正に手間取るという意味ではありません。優秀なAIを人間が使いこなせていないというところに問題があるように思います。
だってそもそも、プログラミング言語って扱いにくい機械語を人間が使いやすくするために作られたものですよね? でもその分、生の機械語を扱うよりもオーバーヘッドがかかるようになっているはずです。だったら、「あれを作って!」とプロンプトを投げたとき、AIが出力すべきなのはPHPやJavaではなく、アセンブリのような低レイヤーの言語なのではないでしょうか?
なんとなく、こういうところに今後のエンジニアの価値があるような気がしています。つまり、人間のためのAIから、AIのための人間になる訳ですね。人間に分かりやすく変化してきたプログラミング言語を、機械が分かりやすいように反対側からなぞる能力が必要になるのではないでしょうか? エンジニアがいらない世の中なんて、まだまだ先の未来になりそうですね。
P.S. 「AI? 自分で書いた方が早いよ?」って言いたいという秘めた願望があります。