今週某所にて、専用ドローンを用いた屋内狭小空間点検の試行を行ってきました。
「ドローン=屋外で使用するモノ」
というのが一般的な認知のされ方なのですが、実は屋内での利活用も進んできています。
我々の生活を支えているインフラには様々な場所があり、安全に生活する上では定期的な点検が
必要ですが、人が点検に行きづらいまたは行っても作業が大変な場所があります。
近しい例で言えば建物の「天井裏」や「地下ピット」などが当たります。
*専門職以外の人で普段から「天井裏」や「地下ピット」のことを考えて生活している人はあまり
いないかもしれません。。
そういった人が点検しづらい場所をドローンで点検するニーズが徐々に高まっています。
今回は、リベラウェア社の「IBIS」という狭小空間点検用ドローンを使用して地下ピットをお借りして
試行を行ってきました。
通常のドローンは、GPSをはじめとした各種センサー類によって、安定した空中移動を実現している
のですが、今回のドローンは姿勢制御系のセンサーはなく、ほぼフルマニュアルで飛行させる難易度
の高いドローンです。
*操縦者の弊社インストラクターはこのドローンの操縦練習を100時間以上やっています!!
一方、狭小空間点検に特化しているので、カメラ・モーター・機体の軽量性・暗所用LEDカメラ
軽量だけど長持ちするバッテリーといった随所にこだわりが盛り込まれています。
ちなみにこちらのドローンで撮影した動画は、
・点群データ
・3Dデータ
・オルソ画像
に変換できる優れものです。
ニッチなように見えますが、実はすごいブルーオーシャンな分野です。
このような取り組みも魅力的に発信してもらえればなーと思っています。
地下ピットはこのように狭い出入口から入ります(約60cm×約60cm)
この出入口からドローンを侵入させます。
ドローンの撮影した動画を静止画として切り出しました。
本来は真っ暗ですが、ドローンに装着してあるLEDによって周りを明るく照らしています。
ちなみにパイロットは、ドローンを目視できないので、ドローンが映している映像をモニターで見ながら
操縦しています。至難の技です。。