株式会社博展 HAKUTEN | Communication Design®
博展は体験価値の創造を通じて、企業・団体のコミュニケーションをデザインしています。オンラインイベント、WEBプロモーション、ショールーム、ポップアップショップ、プライベートショー等の企画・デザイン・制作を手掛けています。
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こんにちは!博展採用担当の田崎です。新4年目がさまざまな先輩にキャリアを切り拓いた瞬間を取材するキリヒラ企画の第5弾を紹介します!
塩澤(しおざわ):1~3年目製作部所属。4年目から制作ユニット add colorチームとして表具やシートなど仕上げ作業をしている。バイク・スキー・バドミントン・カメラなど多趣味。写真は初めてバイクのレースに出た時のもの。山口(やまぐち):UNIT1所属。1~2年目まで主催イベントをメインに、3年目から現在はUNIT1でありながらtoC向けのイベントもプロデュース。Adobe Premire Proで動画編集するのが最近の趣味です。
キリヒラ第6回目の今回は、制作部の仲田ちふみさんにお話を伺っていきたいと思います!
塩澤)同じ制作ユニットで、材料や車の手配など仲田さんに依頼しています。制作として現場に行っていた時の事など、数少ない、制作女性先輩社員の話を聞きたいと思い、仲田さんにインタビューを依頼しました。
山口)普段は全くと言っていいほど関わりがないのですが、博展を支える存在として、どのようなことをしてるのか改めて知っておきたかったということ、また営業以外の方の仕事に対するモチベーションなどが気になっていました。本日はよろしくお願いします!
塩澤)それでは早速、これまでの博展での経歴について教えてください。
仲田)私は制作職として入社して、今年で勤続20年目になります。入社して最初の5年ぐらい現場を担当していました。その後、立ち上がったばかりの制作部内のCS(Customer Satisfaction)課に異動して、展示会場で納品したお客様に品質に関するアンケートを配付、回収して、社内共有するような仕事を経験しました。
そして、産休育休を経て、制作課に戻り、NC(自動制御の工作機器)のデータ変換・材料発注全般の仕事をし、3年ほど前からは現在の制作部の業務推進課に配属されて、現場で必要なものの手配を担当しています。
塩澤)ちょうど私が4年目なので、私が入った頃に業務推進課に異動したんですね。
山口)もともと制作職で入社したということは、造作を作ったりしていたんですか?
仲田)そうそう。造作を作ったり、展示会の現場にも制作担当として入っていました。そういえば、表具を貼ってる時代もありましたね。
塩澤)ほんとに同じ制作部内でも、色々な仕事をしていたんですね…!
山口)異動は自分の意志でされたんですか?
仲田)これまで自分の意志で異動したことはないのだけど、ちょうどいいタイミングで声をかけていただき、自分の成長に繋がる部署に異動させてもらった気がします。
塩澤)そうなんですね!
ちなみに、キックオフで投影された勤続20年のプロフィール写真が、楽しそうにビールを飲んでいるイメージがありますが、お酒はお好きなんですか(笑)?
仲田)お酒、好きですね(笑)。ママ友と飲んだりして、気分転換しています。あとは、水泳が好きで、たまに泳ぎに行きますね。(最近は行けてないですが)
山口)運動は大事ですよね。自分もジムに通っていて、行けなくなったときに気分が落ちたりします。
仲田)そうだよね。スポーツやる人で、後ろ向きな人がいない気がするし。身体の巡りがよくなって、脳も前向きになるような気がします(笑)。
塩澤)今回、ちふみさんに取材をお願いしたのが、自分も制作部で同じ女性ということもあったんですが、長年働いてきた中で、普段から仕事において気を付けていることってありますか?
仲田)昔も今も変わらず、”スピード感を持つこと”を大事にしているよ。
あとは、メールや書面上で、相手があまり時間をかけて考えなくてもすむように、分かりやすく丁寧に伝えることを意識しているかな。キャッチボールが何回もあると、1つ1つは小さいことでも、積み重ねると大変な労力になってしまうので。
塩澤)なるほど。確かに1回で伝わるように伝えるって大事ですね。私は情報が散らばりがちなので、いつもご迷惑をおかけしてます、、、
ちなみに、産休・育休を経て、仕事のやり方が変わったことはありますか?
仲田)時短での勤務になったので、限られた時間の中で更にスピード感を持って、その日の業務をその日のうちに、出来る限り終わらせるようにしています。
1つ1つの業務を都度解決して、なるべく仕事が滞らないようにしていて。時間に対する緊張感が高まったかな。
山口)もしかして、生産性の観点では、今の方がすごくあがったのでは…?
仲田)そうそう。時短でない人ももっと業務をぎゅっとしたら、より効率があがるのではと正直思うことはありますね。
山口)確かに時間が限られていないと、だらだらしてしまうときもあるので、時間内にパフォーマンスを上げることって大事ですね。時間短縮に関して実践していることはありますか?
仲田)朝の通勤電車内で、事前にできるだけ情報を整理したり、段取りをするようにしているよ。そして、T-BASE(制作スタジオ)に出社してからは依頼に対して更に対応できるようキャパを広げるようにしているかな。
塩澤)リモートでも仕事しているんですか?
仲田)基本的には、T-BASE(東京都江東区の制作スタジオ)に出社していて、子どもの学校行事などの時には、リモートワークをしているよ。
私はリモートでもほぼ仕事ができるけれど、スタジオでの荷受けがあったり、気軽にチームメンバーに質問ができる環境の方が仕事がしやすかったりするので。
山口)コミュニケーションにとっては、一緒の場にいる方がやりやすいですよね。ただ、移動時間がもったいないと思うこともあります。
仲田)確かに在宅のときは、朝7時半から仕事しているので、勤務時間が長くとれて、心の余裕もできやすいね。ただ、”現場は生もの”なので、臨機応変の対応はT-BASEにいる方がやりやすいかな。
山口)それでは、キャリアの中でのターニングポイントについて教えてもらえますか?
仲田)実は、制作で現場を5年やったあとに、退職をしたくなったんだよね…。そこでその当時の上長に相談したところ、「CS課を立ち上げるからやってみないか?」という話になって、留まりました。
私がその当時、辞めたいと思ったきっかけのひとつが、制作の仕事は個人ではなく、全体調整の中で動いていることもあり、現場でお客さんからいくら評価されたとしても、次も同じお客さんの現場にアサインされることは少なくて、、、そこを不満に思ってたんだよね。
塩澤)そうだったんですね…!
仲田)「お客さんと直接コミュニケーションを取りたい」と思っていたこともあり、CS課の仕事はやりたいこととも合致していたので、博展に残ることにしました。
山口)それにしても、CS課っていいですね。
僕も展示会のブースを担当することが多いのですが、現場での納品のクオリティの評価って大事ですよね。展示会事業としては、必要な気がします。
仲田)そうだね、私も大事な仕事をしている意識があって。現場でお客さんから追加注文を受けることもありました(笑)。
あと、半期に一度、評価が高い営業・制作のランキングを出したりして、メンバーのモチベーションUPにも繋げるようにしていました。特に制作メンバーは、直接お客さんとコミュニケーションを取ることも少ないので、大事にしていました。
山口)とても興味深いです。実際、CS課は面白かったですか?
仲田)面白かったですね。現場だけやっているだけでは、見えなかったところも見えるようになって、やってよかったなと思いました。
山口)組織として、色々な視野の人がいることが大事ですよね。
博展にとって制作機能があるのって、とても重要な部分だと思います。でも、制作部分って、広告代理店のように外注することもできる。博展に制作がある意義というのは、色々な視点を持つ人がいることなのかなと。でなければ、外注することと変わらなくなってしまうので。
塩澤)現場にとっても、業務推進課がいることってとてもありがたいです!
現場で何かあったときに、対応してもらえる強さがあります。外注だと、そうもいかないので。
仲田)そうだね。これまで様々な仕事を経験した中で、色々な立場を知ることで、視野を広げることが大事と感じるようになりました。そうすることで、周りの人から信用され、言葉にも説得力が生まれるなと。
塩澤)なるほど。
仲田)そして、何よりもその先のお客さんのことを考えないといけないと思ってます。営業→PM→制作に情報の伝言ゲームをしたときに、制作メンバーからすると、「また〇〇から追加対応が出たよ・・・」みたいな言い方をされることもあって、、、でも、それはその先のお客さんからの依頼だったりして。
そういうときに、色々な視点があることで、仕事の仕方も変わってくると思う。
塩澤)入ったばかりの頃は、現場で追加などあったときには嫌な気分になっていたことありました・・・
山口)現場で追加対応を受けるのは営業なので、制作の人にも、そういう視点があることは、とてもありがたいですね。
塩澤)今後こんなことをやっていきたいというイメージはありますか?
仲田)業務推進課は発注作業だけではなく、みんなの仕事がうまく回るようにすることなので、現場のメンバーの負担も減らしたいし、自分たちの業務効率も上げたいと思っています。
塩澤)制作部がこうなったらいいなということはありますか?
仲田)現場情報の共有の仕方などを、システムを使って、もっと効率よくできるようにはしたいかな。マンパワーでやっていることも多くあるので、自働化にもチャレンジしていきたい。
先の現場の予定の把握など、1件、1件、基幹システムの見積りを見に行って、物量を把握するようなことをしているので、その辺がもう少し自働化できるようになるといいなと。
山口)そうだったんですね…!
仲田)そして誰かがいなくなっても、一定の情報を抽出できて、業務が継続できるようにしないといけないと思う。業務推進課が止まると、制作全体が止まってしまうので。
山口)それは何とかしないといけない課題ですね。
塩澤)確かにもっと、制作部の業務効率があがっていくといいですね。
本日は、お話ありがとうございました!
塩澤)「何よりもお客さんの事を考えて」の言葉がすごく印象に残っています。制作はお客さんと直接関わる機会が少ないですが、忘れてはいけないなと感じました。つい現場の事を考えがちになりますが、広い視野を持って仕事に取り組めるよう努力していきたいです。
山口)このインタビューを通じて、博展のこれまでの取り組みや営業以外の方の仕事に対する考え方や、モチベーションなどを知ることができました。組織として色々な形で支えあっていること、またより良くしていこうという取り組みを知ることができましたし、自分もただ目の前のことをこなすのだけでなく、「組織」でなにかできないかを考えられるようにしていきたいです。