hachidori株式会社
CAST 『CAST PLATFORM』は、アルバイト領域の課題を解決する『バイトテック』サービスです。 シフト・勤怠管理アプリ『CAST』、バイト求人サービス『CAST JOB』を展開しています。 hachidori 安価に、フレキシブルなチャットボットを。 開発実績7,000件以上。LINE、LINE ...
https://hachidoriinc.com/
<このフィードは、2019年11月21日にhachidoriinc noteで公開されたものを加筆・修正しています。>
こんにちは!hachidori株式会社広報の松本です。
今日はタイトルにあるとおり、「カオスマップを1から作った方法&その過程」についてのnoteを書きたいと思います。
hachidori株式会社はシフト管理アプリ『CAST』とバイト求人サービス『CAST JOB』、チャットボット開発ツール『hachidori』の3事業を運営しているスタートアップです。
このたび弊社では、事業者様・バイトさんの課題を解決するサービスである『CAST』と『CAST JOB』が作っていきたい世界をどう伝えるか、自社・世の中・ユーザーの3視点から考え直しました。
そして、メッセージとして「アルバイト領域の課題をテクノロジーで解決する『バイトテック(アルバイト×テクノロジー)』」という言葉を新しく作り、広報施策の一環としてカオスマップを作成・公開しました。
(結構反響がいただけて広報としては嬉しい限りです。)
今回「カオスマップを作ろう!」と思い立ち、色々情報を調べたのですが求めている物はなかなか見つからず。結局、各社が出しているカオスマップやプレスリリースをたくさん見て作成しました。
振り返って「カオスマップを1から作ったみたいなレポがあったらもっと効率的にできたのに〜」と思うので、これからカオスマップを作る方のお役に(少しでも)立てるよう、私がカオスマップを作成した過程をフィードに残すことに決めました。
作成方法は完全自己流であること、また、カオスマップを作成する目的によっても方法や情報収集手段・作成期間などが変わってくることを念頭に、あくまでも参考としてご覧いただければと思います。
1-1 作成目的の確認
「何のためにマップを作成するのか?」
市場の整理をしたい、ピッチに使いたい、PRに使いたい......これは作成する企業によって様々だと思うので、まず初めに目的を確認する必要があると思います。
今回弊社は「バイトテック」という新しい言葉/市場を作ったため、これを他社を巻き込みながら定義し、世の中に提案していく目的でマップを作成することを決めました。
1-2 方向性の策定
「マップで(または、プレスリリースなどの+αをあわせて)どんなストーリーが必要か?」
「どんな粒度のマップを作成したら目的が達成できるか?」
これは1-1で設定した目的によって大きく変わってきます。たとえば目的が市場の整理であれば、市場をMECEに整理し、かつカテゴリ内に当てはまる企業は全てマップ内に入れ込んで網羅する必要があるかと思います。
弊社が行いたかったのは、バイトテックという新しい市場の定義・提案でした。そのため細かいサービス名などの各論にはこだわりすぎず、プレスリリースと合わせて「そもそも市場があること」そして「市場の広範さ」を伝えるストーリーを作りたいと考えていました。
これを鑑み、マップでは広くバイトと関連する領域(国内)を対象としてカテゴリ分けすること、カテゴリに当てはまる企業を全て掲載するわけではないという粒度にすることを決めました。
1-3 スケジュールの策定
スプレッドシートを使って簡単にスケジュールを作成しました。
もともと11月内公開を目指していましたが思ったより早く進み、自身の他の業務もやりつつトータルで2週間ほどで公開できました。
広報が私1人ということもあり、適宜ヒデさん(デザイナー)や、文章が得意そうなしもひ(CS)にアドバイスをいただきながら進めました。
2-1 該当領域の洗い出し(大カテゴリ)
「マップに掲載する大枠の対象領域/範囲はどうするか。」
弊社の場合は、「何をバイトテックにカテゴライズするか」。バイトに少しでも関連する領域は非常に幅広いため悩みましたが、需要のもとに供給がある(大きな需要があるからこそ事業が存在する)という観点に立ち、バイト領域の事業が多く存在する採用/管理/教育/金融という4つの領域を選択しました。
飲食メディアの方に、「店長さんってどんなところに悩んでいるんでしょう?」と聞いたりもしました。(答えは「圧倒的に採用、次点でリテンション(教育〜定着)だね。」でした。)
2-2 該当領域の洗い出し(小カテゴリ)
2-1の対象領域が大きすぎる場合、より小さなカテゴリに分類します。
今回は事業者様視点で、大カテゴリである採用/管理/教育/(金融)のバイトに関わるワークフローを書き出し、そのワークフロー内で、「事業者様が認識している(顕在化している)課題か」という観点から、採用管理などの小カテゴリを書き出してみました。
※メモなのでざっくりしててすみません。
2-補足 カテゴリのストーリー検討 ※プレスリリース用
※これは、マップ自体のストーリーを作る段階でできたらより良いと思います。わたしは小カテゴリの洗い出しを行うまで各種サービスのイメージが掴みきれなかったのでこのタイミングで行いました。
作成したカオスマップはプレスリリースとして出す前提だったので、小カテゴリまで書き出した段階で、各大カテゴリのストーリーをどのようなものにするかを検討しました。
1-2でマップ自体の大きなストーリーは考えてあったため、書き出した小カテゴリを参考にしつつ、各大カテゴリではどんなストーリーをもとにどのサービスにフォーカスするかなどのイメージを考えました。
3-1 小カテゴリ サービス名洗い出し
ひたすら小カテゴリのサービス名を洗い出しました。他社が作成したカオスマップを参考にしたり、とにかくググったりPR TIMESで調べたり。この段階ではマップに載せる載せないにかかわらずとにかく洗い出しました。
3-2 大枠の配置決め
3-1で洗い出した各カテゴリのサービス量をもとに、マップの構成をざっくりとイメージしました。(2-2の画像の端っこに書いてあるものです。)
3-3 マップ掲載サービスの選択
「どのサービスをマップに掲載するか?」
洗い出したサービスの中から、マップに掲載するサービスを選択しました。1-2で「全てのサービスを掲載するわけではない」という方向性を決めていたため、スペースに入りきらない量のサービスが挙がっていたカテゴリに関しては掲載するサービスを絞る必要があったためです。
ここはとても悩んだのですが、売上に関してはそもそも開示されていない場合が多くオンラインで調べられる限界があったため、企業規模は問わず、オンラインに新しい情報がしっかりとあるサービスや知名度・信頼性があるサービスなどを優先して選択しました。
(この選択基準には賛否両論あると思うので、あくまで参考にしてください。)
結果として掲載できなかったサービスもあります。すみません.......。なお、もし1-2で「網羅的なマップを作成する」ことを決めた場合は、3はとても骨が折れる作業かと思います。
掲載することを決めた小カテゴリロゴを収集し、実際に画像を作成していきました。使うツールはなんでも良いかと思いますが、わたしはAdobe XDを使用しました。(XDは体験版でもかなりしっかり使えます。)
PR TIMESでの公開が念頭にあったので、PR TIMESに最適化したサイズ(650×450)とより大きなサイズを作成し、大方できた段階でヒデさん(デザイナー)に確認していただき、軽微な修正を行いました。
という感じで完成しました。
弊社はこのカオスマップをプレスリリースで発表したかったため、さらにリリース文章の作成などを行い、最終的な公開となりました。
最初にも書いたとおり、マップの作成目的によってフローが入れ替えがあったり何倍もの時間がかかったりするかと思いますが、あくまでも弊社はこのような流れでマップを作成しました、というnoteでした。
このnoteが、これからカオスマップを作成する方の役に立てば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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