インドやカンボジアで教育支援に携わってきた土井さん。
異国の地で感じた「教育の力」を胸に、
今、日本で再び、まっすぐな教育に向き合っています。
GRASグループで彼が大切にしているのは、
利益でも数字でもなく「子どもたちと学校のためになる選択をすること」。
実直に、まっすぐに。教育の未来を変えようとする一人の男の歩みを追いました。
異国で見つけた、教育への原点
「大阪の岸和田出身です。ろくでもない街ですよ(笑)」
そんな冗談を交えながらも、土井さんの人生は常に“挑戦”の連続でした。
製薬会社で成果を出しながらも、
「もっと人の可能性に関わる仕事がしたい」とMBAを学び、インド駐在へ。
現地で目の当たりにしたのは、貧困による教育格差。
「人材育成より前に、教育の基盤が足りていない」と感じ、
自ら現地で人事系の事業を立ち上げました。
教育を支えることの難しさと価値を、
身をもって知った経験がいまの彼を形づくっています。
GRASグループとの出会い──“理念が現実になる場所”
コロナ禍で帰国したのち、教育DXを掲げるGRASグループと出会いました。
「学校教育に真っ直ぐ向き合う」という理念に共感し入社した土井さんは、配属初日から
英会話事業の立て直しを任され、組織再編や価格改定などの難題に挑みました。
「利益よりも、現場と子どもたちにとって最善かを基準に決める。」
会議ではいつもそんな議論が交わされる。
"営利企業なのにピュア"──土井さんはその姿勢に衝撃を受けたと語ります。
「教育のためにならないことは、しない」
GRASグループでは、短期的な利益を追うような施策は行いません。
あえて個人向け市場には踏み込まず、学校という現場に寄り添う。
「教育の理想に真っ直ぐ向き合うために、あえて効率を手放すこともあるんです。」
土井さんはそう語りながらも、目は前を向いています。
「教育のためにならないことはしない。」
それは決して格好いい言葉ではなく、現場で日々積み重ねる選択の結果です。
教育を"インフラ"にする挑戦
「公立校市場でトップシェアを取ること。そこからが本当の勝負です。」
将来的には、教員不足や部活動問題など、
教育の土台を支える事業へと広げていく構想もある、と述べる土井さん。
「教育は世界共通の課題。だから日本での挑戦を、いつか海外にもつなげたい。」
異国で生まれた想いを胸に、土井さんは今日もまっすぐに教育と向き合い続けています。
最後に
「まずは公立校市場でシェアトップを取ること。
その先は、教育システム全体を支える事業へ広げていきたい。」
教員不足や部活動問題など、教育現場の課題を根っこから変える──。
その挑戦の原点には、あのインドでの光景があります。
「教育の機会を世界に広げたい。その想いを、日本から実現したい。」
GRASグループで働くことは、土井さんにとって
"理想の教育への最短距離"なのかも知れません。
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SDX推進部部長
土井 達也(どい たつや)
製薬会社にてMRとして約5年半従事後、
インドで人材・人事領域の事業を立ち上げ、教育支援活動にも従事。
帰国後、2021年にGRASグループへ中途入社。
当初は英会話事業の立て直しを担い、短期間で事業全体の責任者に就任。
現在は中学校・高校向けのオンライン英会話サービスに加え、
デジタルドリル(ICT教材)など、教育DX事業を統括している。
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