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【レースレポート】TOYOTA GAZOO Racing Rally Challenge特別戦 豊田

11/30-12/1に愛知県にて開催されたTOYOTA GAZOO Racing Rally Challenge特別戦 豊田にGLWレーシングチームが参戦しました!
前回のRd. 12 高岡 万葉までがレギュラーシーズンの大会でしたが、今回のラウンドはシーズン成績とは関係のない、特別戦という立ち位置でした。
シーズンの成績が懸っていないとは言え、本業の設計開発でお世話になっているトヨタ自動車の社員の方々や、地域の方々の目の前でのレースであるため、決して気の抜けない週末でした。
GLWレーシングチームの今期最終戦となった本ラウンドでは、普段のレーシングチームのメンバー以外にも豊田市を拠点に働く従業員を中心に多くの仲間が応援に駆けつけてくれました。また前日の決起会にはさらに多くの従業員が参加し、大変盛り上がりました!また今回も学生インターン2名が参加してくれました。元F1ドライバーで現WEC/スーパーフォーミュラドライバーの小林可夢偉選手を目の前に大興奮でした。
さてレースについては、気温は低いものの前日から晴天に恵まれ、非常に良い気分でレースに入ることができました。
前回のラウンドから約1ヶ月、前回同様ドライバー大野秀昭、コ・ドライバー神田亜季という、今シーズンのポイントが高かった二人によるペアで臨みました。
6つのSS区間から構成される普段のラウンドとは異なり、今回の特別戦 豊田では3つのSS区間と1つのSSS(スーパースペシャルステージ)の計4つのコースでの合計タイムを競うフォーマットでした。
今回のラウンドで最も注目すべきコースは何と言ってもSSS(SS4)、先週開催されたWRC最終戦のラリージャパンで実際に使用されたレイアウトのまま、豊田スタジアムの中を2台が並走して競う一風変わったステージになっています。
こちらのコースでは、午前中はモリゾー選手、TGR WRTのラトバラ監督、WRC Rally1のドライバー勝田貴元選手によるデモランも行われ、大変盛り上がりました。
デモランの様子はこちらのTOYOTA GR公式チャンネルからご確認いただけます。
豊田スタジアム近くのSS1では、360度ターンを含む非常に難しいレイアウトのパークでしたが、クラス内3位と良い滑り出しを見せました。
SS2は、あのモリゾー選手が監修したという、プロ仕様の最高のグラベルコースで、四輪ドリフトを楽しむことができました。クラス内でも複数車両がミスコースする中、大きなミスもなく3位で纏めることができました。
SS2の走行中の動画はTOYOTA GR公式チャンネルからご確認いただけます。
林道を走るSS3では、競技区間内で停止している車両に眼を奪われている間にロストしてしまい、後半はドライバーの大野が目視で責める厳しい戦いとなりました。結局このSS区間で5位となり、大幅なタイムロスをしてしまい、全体4位に沈んでしまいました。
最後のSS4(SSS)は前述の通り今回の目玉コースであり、ドライバー、コ・ドライバーともにワクワクしながら出番を待っていました。いざスタートし、最初のコーナーを非常にスムーズに駆け抜けていたところ、事件が起きました。並走していたチームの車両が最初のコーナーで早々にクラッシュしてしまい、なんと本SSがキャンセルとなってしまいました。二人ともジャンプ台を楽しみにしていただけに非常に残念な幕切れとなってしまいました。
SS4に関しては救済措置ということで妥当と思われるタイムが付与され、最終的に4位という結果でフィニッシュしました。後味の悪い終わり方ではあったものの、むしろラリーらしさを感じる最後でもありました。事故車両に遭遇することや、その影響でSSがキャンセルになるということは「ラリーあるある」の一つです。
惜しくも最終戦で表彰台に上がることはできませんでしたが、この締まらない感覚も含めて、今シーズン初めて挑戦したラリーの面白さを感じる最終戦となりました。
来シーズンからは本格的にラリーチャレンジに参戦する予定です。今後とも応援のほどお願いいたします!

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