(*本記事はガラパゴスのnoteより転載したものです。)
はじめまして!株式会社ガラパゴスで人事責任者をしている岡田圭介と申します。
ガラパゴスは2021年9月1日に、シリーズAで10.8億円の資金調達を実施しました。
ガラパゴスが提供している「AIR Design」は、AIによる画像解析や分析ツールを駆使し、成果が出るクリエイティブ(ランディングページ/バナー/動画広告)を高速で制作するサービスです。導入実績は、2年弱で300社を突破しました。
また、テレワークでの働き方を推進し、2020年4月〜2021年8月でのテレワーク実施率は平均98.3%に達しています。
このnoteでは、業績に比例して組織が拡大する中で、テレワークを実現するために人事チームが取り組んだことをご紹介させていただきます。
目次
- ■人事チームの立ち上げ
- ■人事ポリシー
- ■"Work From Anywhere"という意思決定
- ■テレワークのメリット
- ■テレワークのデメリット
- ■テレワークのデメリットを解消する3つの施策
- ■まとめ
■人事チームの立ち上げ
私(岡田)は2020年の5月にガラパゴスにジョインしました。ガラパゴスは2020年の4月にプレシリーズAでの資金調達を完了しており、組織拡大を目指していこうというタイミングでした。私が株式会社リクルートで12年、人事やHR領域の事業開発を担当していた経験から、ガラパゴスの人事チームの立ち上げを担当することになりました。
私がジョインした2020年5月は、まさに1回目の緊急事態宣言の最中でした。ガラパゴスは従業員の健康を考慮して、すでに全面的にテレワークを実施していました。私自身はこの会社では最初から現在までテレワークで働く、いわば「テレワークネイティブ」なメンバーということになります。(現在も、対面では会ったことがない仲間がほとんどです)
■人事ポリシー
人事チームは、人事ポリシーとして「日本一科学的な人事で、安心して長く活躍し続けられる会社を作る」と掲げています。これはガラパゴスのフィロソフィーである「プロセスとテクノロジーで、人をよりヒトらしく」を実現させるための人事の役割を表現したものです。
大事にしている指標はELTV(従業員が在籍期間で生み出す価値)。
ELTVは「生み出す価値×期間」なので、これを最大化するために
「安心して長く」「活躍できる」場所を作ることが人事チームのミッションです。
■"Work From Anywhere"という意思決定
ガラパゴスはコロナ禍の前からテレワークの試験運用を開始しており、現在はコロナ禍での暫定対応ではなく、常時テレワークができる会社にする("Work From Anywhere"=どこでも働けると言っています)という意思決定をしています。
それは、テレワークのメリットが大きく、デメリットを仕組みで解消できるということが実証できたからです。
■テレワークのメリット
・仕事と生活との両立がしやすく、「安心して長く」働きやすい
ガラパゴスの従業員の平均年齢は約35歳で、子育てをしている人も多いです。テレワークで通勤時間がなくなり、家庭との距離が近くなることで、仕事と生活との両立がしやすくなりました。これは、人事ポリシーである「安心して長く」働けることに寄与します。
※ちなみに取締役・執行役員・GMも、8人中6人が子育て中。Googleカレンダー上でもしっかり予定を確保しています。
・ジョインして「活躍できる」方の対象が広がる
「常時テレワークができる会社にする」という意思決定をした結果、住んでいる場所に関係なく、素晴らしいメンバーの方にジョインいただけるようになりました。これにより、人事ポリシーである「活躍できる」環境を多くの方に提供できています。
※2021年3月以降に入社した従業員の居住地分布です。日本全国に広がっています。
※一般的にはテレワークが難しいと言われる営業チームに関しては、特に取り組みが進んでいます。(営業責任者の内藤のnoteをご覧ください)
■テレワークのデメリット
一方で、デメリットもあります。
・テレワークの環境を自宅に整える必要がある
・お互いの状況が見えにくい
・カジュアルなコミュニケーションが少なく、信頼関係を構築しにくい
これらの課題を、人事チームは解消する必要がありました。
■テレワークのデメリットを解消する3つの施策
・テレワークの環境を整える必要がある
→会社からのサポート
「"Work From Anywhere"=どこでも働ける」をサポートするため、住宅手当をリニューアルして「WFA手当」を設定し、対象も全社員に拡充しました。全社員に毎月1万円付与され、テレワークの環境整備に活用することができます。
・お互いの状況が見えにくい
→徹底的に見える化
ガラパゴスはプロセスをカイゼンすることにこだわりを持っており、カイゼンの第一歩となるのが「見える化」です。この「見える化」をオンライン上で徹底することで、同じ場所にいなくても共通のイメージを持つことが可能になっています。
※見える化を促すツールの活用
※残業時間や有給消化率の見える化(全従業員の労働時間を社内に毎日公開することで、お互いの状況を察してフォローしあえるようにしています)
・カジュアルなコミュニケーションが少なく、信頼関係を構築しにくい
→オンラインで意識的に機会を作る
テレワークでは、ちょっとした雑談が発生しにくく、信頼関係を構築しにくい傾向があります。
この課題に対して、1on1の実施に全員で取り組んだり、社員有志と人事チーム共同で「カジュアルコミュニケーション推進委員会(略して"CCC")」を開催してイベントを企画したりしています。
※月1回、自由参加・出入自由のオンライン交流会の様子です。(オンラインでのイベントツールを使っています)
■まとめ
今回ご紹介したガラパゴスの人事チームは、ポリシーである「安心して長く活躍し続けられる会社を作る」を実現するため、テレワークの推進サポートなど、新しいチャレンジに取り組んでいます。
ガラパゴスを働く場所の選択肢のひとつとして考えていただければ、人事チームとしては嬉しい限りです。もちろん"Work From Anywhere"ですので、お住まいの場所は問いません。お気軽にコンタクトください!
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