株式会社グランディール
代表取締役 和田 一幸
一念発起の上京
学生時代は工業高校の機械科でCADや鋳造を学び、卒業後は地元青森の自動車整備会社や製材所で働きました。若い頃から職人気質でしたね。実家がにんにく農家だったのもありいずれは家業を継ぐことに決めていたのですが、25歳になりいよいよそのタイミングが迫ってきた時“本当にこのまま継いでしまって良いのだろうか”という気持ちが湧いてきました。何も社会のことを知らずに継ぐよりも、何か+αの経験を積んでから継いだ方が良いのでは、そう思ったんです。そこで一念発起し東京へと出てきました。
25歳で上京し、それからしばらくは通信系のエンジニアとして働いていました。当時は通信の障害対応に携わっていたので基本的には22時ー6時の夜勤、日本全国の拠点を飛び周っていましたが、不思議と大変とは思わなかったですね。楽しかったです。2年間現場でエンジニアとして働いた後本部に戻り、営業としてさらに経験を積みました。
社長になるか、実家を継ぐか
本来は5年間東京で他の業界の経験を積み30歳位には実家に戻る計画でいましたが、丁度30歳になった頃私の人生の転機ともいえる出来事が起こりました。東京に来て働いていた会社でグループ化の話が挙がり、新たに立ち上げる会社で社長をやってみないかと声がかかったんです。
入社5年目だったので、評価して頂けたんだなという思いもありましたが、私の計画ではこのタイミングで実家に戻ることになっていたので正直迷いました。やるかやらないか、その二択でしたね。ただ、会社を任せてもらうという経験はなかなかできることではないので、引き受けることにしました。農家を継ぐのは40歳を過ぎた後とかでも適いますしね。笑 今ある環境で最大限の挑戦を、そう思いました。
グランディールという会社
そんな経緯を経て、最初はグランディールの前身であるスマートテックファシリティーズの代表を務め、さらにグランディールと社名変更し今に至ります。現在はシステムエンジニアリングサービスの事業を軸に企業へ技術力の提供を行う一方で、グループ共同のゲーム開発事業や自社製品開発事業を展開しています。今年の5月にリリースした『ジルコニア』(iOS版とAndroid版)というアプリでは、通常PCで行われるゲーム開発をタブレット端末で開発できる環境を提供しています。無料で配布しているので一般の方が使っても良いと思いますし、企業の研修とかにも活用して頂けるのではないかなと考えいています。
ジルコニアの開発は2名のエンジニアで行われたのですが、実はこの2名も元々はパートナー様の下でスキルを高めていたエンジニアでした。自分の意欲次第で色々なことにチャレンジできる弊社の社風を体現してくれています。今後さらにジルコニアを普及させていき、軌道に乗ったらまた新しい開発にも力を入れられればと思っています。
エンジニアにとって居心地がよく、よりスキルを高められる環境に。
先ほどもお話ししましたが、私はもともとエンジニアとして外に出ていた人間でした。今、代表として会社を経営していく上で、当時自分もエンジニアとして外に出ていた経験が生きているなと実感することは多いです。例えば、外にずっと出ているとどうしても会社への帰属意識が薄れていってしまうんですよね。自分の会社ではエンジニア達にそういう思いをして欲しくなかったので、管理部門や私たちからこまめに連絡をしてコミュニケーションを取ったり、帰社会を開いて役員陣等とも直接コミュニケーションを取れる場を設けたりしています。それ以外にも役員による勉強会等も行っているので、けっこう皆会社に帰ってきていますね。
また、エンジニアは技術者なので技術の向上によって還元をするようにしています。基本的には実力主義の会社です。勤続年数などは関係なく、自分の努力や意欲次第で未経験でもどんどんチャンスを得られるところは、他の会社に無い魅力ではないでしょうか。あとは最近女性のエンジニアが増えてきたこともあり、女性役員が中心となって産前産後休暇などの福利厚生も整ってきましたね。出産後は時短勤務で復帰した、なんて方もいます。こうやってロールモデルができていくことで、エンジニアにもっと寄り添った会社になっていければいいなと思います。
これからのグランディール
将来的にはゲーム開発や自社サービスをメインの柱にしていき、上場を目指しています。今はちょうどそういった会社の変革期を共に過ごす仲間を募集している段階です。なので未経験・経験者関係なく、新しい事に挑戦する意欲がある方と一緒に働きたい思っています。未経験の方はこの業界に飛び込むこと自体がチャレンジになったりもしますが、経験がある方に関しても、よりエンジニアのスキルを高めていく為には新しい技術のキャッチアップや向上心が必要不可欠なのでやはり常にチャレンジしていく姿勢を忘れないでほしいですね。
“やるかやらないか”、決めるのはあなたですがもし“やる”のであれば私たちはその環境を全力で提供します。もっとこうなりたい!こういうことをしてみたい!そんなエネルギーに満ちた方、ぜひ一緒にお仕事をしましょう!