こんにちは!GCストーリーの21卒内定者の堀駿之介です。
「やりたいことって?」「どうやったら見つかるの?」
そんな悩みを持つ就活生は多いと思います。
私もそんな就活生の一人でした。志望業界もなく、希望職種もない。ましてや「やりたいこと」も分からない。実は未だに「やりたいこと」は見つかっていません。しかし、納得のいく形で就活を終えられました。なぜなら自分なりの「自己分析」と「意味付け」が出来たからです。
今回の内定者連載では私の就活体験記を通して、「やりたいこと」がなくても「やりがい」を見出すことが出来ると感じていただければ嬉しいです。そしてみなさんの就活の悩み解決の一助になれればと思います。
目次
1. 「とりあえず」インターン!就活始めたての自分
2. 大手商社からベンチャー志望へ?2つの転換点!
3. 自分の本質に迫る!自分なりの自己分析
4. 「やりたいこと」がなくてもOK!決断に納得するための「意味付け」
「とりあえず」インターン!就活始めたての自分
みなさんは就活を始めた時期はいつでしたか?私の場合は修士1年の夏休み、学部生だと3年の夏休みに当たる時期に就活を始めました。とりあえず就活セミナーに何度か足を運び、「夏休みはインターンシップをすべきだ!」とおっしゃる社会人の方の意見に沿って、インターンに応募を始めました。
その頃の私は「社会貢献が出来て給料がいい会社がいいかなー」とぼんやり考えていました。そんな折、自己分析をすると良いらしいと聞き人生を振り返ると、小学校の時から今までリーダー的な役割をこなしてきた経験が多いと気づきます。友達に話してみると、「商社が合ってるんじゃないの?」と言われました。
確かに!給料も良いし、社会にも貢献できるし、影響力もある仕事!しかもスーツ着て仕事するってかっこいい!
早速商社のインターンに応募し、見事合格。ビシッとスーツを着用し、いざ参加すると「新事業を立ち上げよう」をテーマにグループワークをする旨が伝えられました。何が最も売り上げを上げられるか、競合相手の情報を集め、原材料、加工などのコストを鑑みて決めていきます。
しかし、私はこのインターンに参加してこんな疑問を抱き始めました。
「これは社会に貢献しているのか?ちょっと待てよ、自分って何がしたいんだ?」
大手商社志望からベンチャーへ?2つの転換点!
そんな悩みを抱える私に大きな転換点が二つ訪れました。一つは「本当の自己分析が出来ていなかった」気付き、もう一つがGCストーリーとの出会いです。
ある日、お世話になっている社会人上がりの大学院生Yさんに誘われ、居酒屋に行きました。「就活の話だったら嫌だな」と思っていると、Yさんが「学部生の時何してたの?」と尋ねてきました。「ボランティアに行ったことがあります」と答えると、Yさんが「なんで?」「どう感じたん?」「何がよかった?」と矢継ぎ早に質問してきます。
質問を受け、意外と自分自身を理解していなかったと気づきました。と同時に、これが「自己分析」か!と理解出来ました。Yさんとの話は、もう一度自分について考えるきっかけを与えてくれました。自分の過去について、現在について、そして将来について、深く自分に問いかけられるようになったんです。
例えば、
「スーツ着ることってそんなに大切なのか?」
「給料は自分にとってそんなに大切なものか?」
「なぜ大手志望なのか?」
をより深く考えるようになりました。
この時点で、就職活動は振り出しに戻りました。
そんな風に考える中で、今まで全く考えてこなかったベンチャー企業も見てみようと、あるイベントに参加しました。そこで出会ったのがGCストーリーの先輩社員です。これがもう一つの転換点になりました。
その先輩社員が「自由に話して」とおっしゃってくださったことに甘えて、自分なりの自己分析を通して感じていた「給料ってそんなに大事なのか?」「大手企業ってそんなにすごいのか?」などの疑問をぶつけてみました。
これまでセミナーに参加して、他の企業にこのような質問をすると、「かっこいいよね!」「大手だと影響力があるから働きがいがあるよ!」などの答えが返ってきました。しかし、自分の中でしっくりくることはなかったです。
一方、GCストーリーの先輩社員は、
「そういう考え方、いいと思うよ。」
まさかの全肯定。予想外の答えでした。しかも、「ほりしゅんの考えとか考え方、うちに合ってると思うよ」と。「なんて変な会社なんや」、これがGCストーリーの印象でした。
以降、GCストーリーの先輩社員との面談を重ね、晴れて内定をいただき納得のいく就職活動を出来ました。
なぜ「やりたいこと」がない私が、納得感を持って就活を終えることが出来たのか?それには自分流の「自己分析」と「意味付け」が鍵になりました。
自分の本質に迫る!自分なりの自己分析
一般的に、自己分析とは自分の過去の経験を振り返り、自分の「強み」や「弱み」、「価値観」を見つけ「就活の軸」を導き出すこととされています。
しかし、既存の書籍や就職活動サイトの多くでは選考で勝ち抜くための自己分析のノウハウを紹介しているためにどうしても企業を意識したものになっています。
もちろん自分の「強み」や「弱み」を知ることは大切ですし、そういった自己分析自体を批判するつもりはありません。ですが、一般的な自己分析で自分自身の本質部分(「人生とは何か」や「働く意味とは?」、「本当にやりたいことは何か」)を問えるのでしょうか?
「やりたいこと」がなかった私が、どのように自己分析を行ったのか紹介します。
①自分が経験してきたことで思いが強く、記憶に残っているものを挙げていきます。
②過去を回想しながら、自問自答を繰り返します。
なぜそれをしたのか?
それをしてどのように感じたのか?
それはどのようにしたのか?
これによって自分が何に対してどのように感じ、なぜそう感じるのか、自分の価値観を理解することに繋がります。逆に、自分が何が嫌なのか、したくないことも理解出来ます。
私の場合は、
①学部時代から貧困問題に興味があり、勉強していた。
②なぜ興味を持ったのか?
→貧困を削減することで人を助けたいと思ったから。
→では、なぜ人を助けたいと思ったのか?
→ありがとうと言われることに幸せを感じるから。
というように、自問自答を続けていきます。
ここで重要なのは、他人と共有することです。自身の経験を共有し、友達から質問をしてもらうと、自分が見逃していた観点から深掘りが出来ます。私も友達やGCストーリーの先輩社員から様々な角度で質問を受け、自己分析を深くしていきました。
自分の根本的な価値観がある程度理解出来れば、自分にとっての働く意味について考えられると思います。
私は「社会貢献」によって幸せを感じると自己分析から分かりました。ここまではありきたりですが、これをさらに深めていきます。
私にとって「社会貢献」とはどういう意味なのか?その本質を考えます。
一般的に企業は「社会貢献」しているとされています。しかし、それは定義によって変化するものです。私は、「社会貢献」を「全ての方向性において善とされること」だと定義しました。つまり、企業だけでなく、地球環境、働く人々など全ての主体にとって善いとされることが私にとっての「社会貢献」です。
こういった「社会貢献」の実現が自分の働く目的だと自己分析を通して分かりました。
「やりたいこと」がなくてもOK!決断に納得するための「意味付け」
ここまで私の就活体験記を話してきましたが、結局私のやりたいことは何なのでしょうか?結論は、まだ見つかっていません(笑)。
「なんだよ!」と思われる方もいるかもしれませんが、私なりに働く「意味付け」が出来たので納得いく就活を終えられました。「意味付け」とは、自分が為すことに対してどのような意味を持つかということです。
先ほど、自分にとっての働く目的を「社会貢献」だと書きました。納得出来たのは、私にとってGCストーリーは「社会貢献」を実践している企業であるからです。
GCストーリーから内定をいただき、承諾するまでの間、「GCでの仕事が本当にやりたいことなのか」すごく悩みました。しかし、自己分析を通して働く目的が明確になった時、その悩みはすぐになくなりました。
やりたいことが分からなくても、働くことについて「意味付け」が出来るとやりがいが生まれます。現在内定者連載を書いている間も、「やりがい」を持って記事を書けています。まだ正式に入社したわけではないですが、「やりたいこと」がなくても「やりがい」を持てることを示しているのではないでしょうか。
今回の書き手・堀駿之介(ほりしゅんのすけ)
1996年、大阪府生まれ。大学では国際関係学を専攻し、貧困問題などの途上国開発問題について研究。「なぜ貧困がなくならないのか」、その答えを求めて大学院へ進学。現在政治学を専攻し、フィリピン政治について研究中。
noteを発信中!→ https://note.com/shunnosuke_h
次回は11/26(木)の更新を予定しています。「周囲の目を気にしてしまう就活」をテーマに、町田が執筆します!
文/堀駿之介 編集/町田哲哉・多田未奈・櫻庭実咲
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