【採用Tips】就活生必見!自己分析のコツについて解説 | 株式会社FYF
こんにちは。採用担当の錬金術師です。当社、FYFは、ITインフラの設計・構築から運用・保守までワンストップで対応できることを強みに、15期連続黒字経営継続中のITインフラのプロ集団です。25卒は...
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こんにちは。採用担当の錬金術師です。
当社、FYFは、ITインフラの設計・構築から運用・保守までワンストップで対応できることを強みに、15期連続黒字経営継続中のITインフラのプロ集団です。
25卒は例年よりも、活動時期の早期化がさらに進んでいます。インターンシップに参加したり、
面接などの選考を受けていたり、既に就職活動を始めている学生さんも多いかと存じます。
学生も企業側も、限られた時間の中で、お互いにマッチするかどうかを判断していきます。
面接では、企業は学生が採用基準を満たしているかどうか、判断するための質問を投げかけ、それに対して学生が答えるという形式で、学生は受け身にならざるを得ません。
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採用担当の錬金術のプロフィール
私は、大学院修士課程を修了後、大企業に技術系総合職として入社しました。その後は、中小企業やベンチャー企業を経て、2021年12月にFYFに入社しました。採用業務を中心に、総務などのバックオフィス業務も担当しております。さまざまな業種や職種での就業経験があるので、自らの経験を基に採用人事側の目線も踏まえて、学生さんのお悩み事を聞いてアドバイスをしております。
プロフィール:https://www.wantedly.com/id/fyf_saiyou_s
学生にとって、履歴書やエントリーシートを作成することは、時間も労力もかかる大変な作業ですよね。人事や採用担当者も毎年、大量の応募書類を読んでいます。
応募が集まりにくい企業は、母集団から自社にマッチする学生を見つけ出すために、応募書類を読み込む時間がありますが、大企業や人気企業ともなると、数千~数万のエントリーがあり、一人一人の応募書類を読み込む時間が無いことも多いです。
選考の序盤では、企業は母集団を絞り込むことが目的です。どうしても入りたい第一志望の企業が人気企業の場合は、選考の序盤ではいかにして、落とされる要素を減らして、他者との差別化を図り、自らの有用性をアピールできるかがポイントになります。
エントリーシートを書く前に、自己分析・業界分析を進めておく必要があります。
自身のアピールポイントを整理した上で、応募先企業や職種に合わせて、必要な要素や求められているものは何かを把握し、事前に方向性を定めておかないと、相手に『伝わる』内容になりません。
エントリーシートで、ガクチカや自己PRを書く際、書き方や伝え方を工夫することで、書類選考の通過率が上がります。エントリーシートは、人事がパッと見て分かるような内容にしましょう。
続いて、エントリーシートを書く上でのポイントについて、解説していきます。
エントリーシートは、企業によってテーマが異なりますが、よくあるガクチカや自己PRでも、個別テーマでも、企業が何を見ているのか、読み手を意識して、より自分らしいエピソードでアピールしましょう。
エピソードは、学業・サークル・アルバイト・趣味など、テーマは何でも構いません。
ただし、その企業での仕事に活かせる内容である必要があります。企業からテーマが指定されている場合、関連性の薄いエピソードを用いてアピールしても、質問理解力が無い人だと思われてしまいます。
学業・趣味・日常生活は、個人で取り組むものが多く、仕事に応用できる要素を判断できる材料が少ないので、自己アピールとしては弱くなりがちです。その場合、すべての土台となる部分、思考回路や行動原理をエピソードに盛り込む必要があります。
サークル・部活、アルバイトをエピソードに選ぶ場合は、組織における行動特性を見られています。
その学生が入社後、組織の中でどのような動きをするか、与えられた目標を達成するために、どのように行動するのか、周囲にどのように働きかけるのかといった部分を判断しています。
就活情報サイトにもよく書かれていますが、
虚偽の内容を書いて書類選考を通過したとしても、面接で真偽のほどを見抜かれてしまいます。面接官は「フリーライダー」かどうかを見抜けます。チームの他のメンバーが行ったエピソードを、あたかも自分の成果のように書いているケースの場合、大抵、深堀り質問をされた際にバレてしまいます。
エントリーシートや自己PRで、アルバイト先のバイトリーダー、部活やサークルの部長についてのエピソードをよく見かけますが、学業やアルバイトの日々の業務など、一見、何でも無いように見える日常的な取り組みについて書いてもいいのです。
組織には、様々なタイプの人が必要です。全員がリーダーでは組織が成り立ちません。
会社では、一人で仕事をするわけではありません。企業は、既存のメンバーとの相性やバランス、新入社員同士の相性やバランス、組織全体のバランスを考慮して相対的に評価しています。
ガクチカや自己PRのエピソードは、その出来事に取り組む過程、見えないプロセスをどう表現するかが重要なポイントです。自分はどう思ったのか、どう動いたのか、自分の思考と行動について、より具体的に書きましょう。
ガクチカでは、成果や結果は重要視していません。その経験から何を学んだのか、現在の自分にどう活かされているのか、「学びと教訓」を応用し、他の経験にも活かせているかを見ています。
ガクチカでは、学生の人となりや思考、組織での行動特性などを見ています。
入社後、学生が社内で活躍できるのか、これまでの行動や経験から、将来性や伸びしろを評価しています。新入社員に期待するパフォーマンスを発揮するために必要なスキルをどのくらい保有しているのか、どのような経験を積んできたのか、どのような『気づき』や『学び』を得てきたのかを判断しています。
ガクチカでは、成果は重視しておらず、焦点は結果に至るまでの過程とその人自身になります。
ガクチカでは、目標や困難な課題など、物事に対する取り組み方、現状を分析したり解決策を導き出す思考力、課題解決に向けた行動力や推進力などから、仕事に対するモチベーションや人となりを判断しています。そのため、その思考力や行動力が仕事でも通用するレベルで、業務にも活かすことができる能力であると判断できるエピソードであることが好ましいです。
自己PRでは、学生の性格や能力といった特徴に加えて、物事や人との向き合い方、会社や仕事との相性や志望度を見ています。
自己PRでは、自分は「どんな人なのか」を企業に対してアピールするもので、明確な評価基準があります。企業が求める能力や資質に対して、自身のどのような要素をどういったエピソードを用いて、どうアプローチするのかによって、個性や特徴が表れています。
今の自分と将来の自分についてどう考え、どう捉えていて、どういうビジョンを持っているのか。
企業に対してアピールする内容に、物事や人との向き合い方が表れています。
面接では、「1分で自己PR(自己紹介)してください」というように、時間を指定され、冒頭で自己紹介を求められることが多いです。エントリーシートや履歴書では時間制限はありませんが、文字数に制限があります。
ガクチカと自己PRとでは、企業が見ているポイントや判断基準が異なりますので、二つの違いを意識して書き分けられるようになることが理想です。
ガクチカは、『過去の出来事』について書くもので、取り組みや過程を重点的に書きましょう。
自己PRは、『現在と将来の自分』について書くもので、自身の強みや能力を簡潔に説明しましょう。
今は口コミサイトで、選考を突破した先輩のエントリーシートを確認することができますよね。
もし、自分のエントリーシートを読んで、会ってみたい・採用したいと直感的に思えなかったとしたら、まだ努力する余地があるということです。
実際に選考を突破した先輩たちは、熱量を持って、かなりの時間と労力をかけて、そのエントリーシートを作成したことでしょう。エントリーシートを読めば、時間や労力をかけて練り込まれた内容かどうか分かります。
人事は応募書類に書かれている内容以外にも、さまざまな情報を読み取っています。
「文は人なり 書は人なり」という言葉にあるように、文章にはその書き手の人柄が表れます。
文章を見れば、書き手の人となりが分かります。
例えば、コミュニケーション能力をアピールする場合、どのようなコミュニケーション能力について、
どういうエピソードを用いて、どんな言葉で、どういう表現で、どういった構成で説明するのか、
その人の思考を読み取っています。
応募書類を読むと、以下のようなことが読み取れます。
・文章に一貫性が無い、アピールポイントと裏付けエピソードの整合性が取れていない
→ 論理的思考力が養われていないな。論理的思考力や理解力が求められる業務には向かないかも。
・自分の経歴やアピールポイントしか書いていない
→ 業界研究や職種について調べていないのかな。働くことをイメージできているのかな。
・履歴書の学歴の年号の誤りがある、誤字脱字が多い
→ ちゃんと見直しをしない人なのかな。正確性が求められる業務には向かないかも。
・同業他社にも共通する内容しか書いていない
→ ちゃんと企業研究をしていないな。個別の内容も無いし、志望度や入社意欲が低そう。
この学生はなぜ、当社に応募してきたのだろう?
なぜ、当社でなければならないのだろう?
学生さんにとっては、同じ業界・職種であれば、他社でもいいと思うかもしれませんが、就職活動では、自らの志望動機を明確にして、企業に対してアピールしなくてはならない場面が沢山あります。
企業は志望度が低い学生よりも、志望度が高い学生を優先したい、さらには自社にマッチする人を採用したいので、「なぜ」に対して、明確に、的確にアピールする必要があります。
就職活動は、自分の価値観を大切にした上で、自分に合った選択をできるようになることが目的です。
普段の自分を偽り、取り繕う必要はありません。選考の場では、普段通りの自分で臨みましょう。
今回は、人事側の目線も踏まえて、就職活動で悩んでいる学生の方に参考にしていただけるように、
「エントリーシートを書くコツ」について、解説させていただきました。
次回は「面接で上手く自己アピールするコツ」について、お届け予定です。
当社では、新卒で入社した方が、安心してエンジニアデビューできるように、入社後に6カ月間にわたって新人研修を行っています。長年の新人教育のノウハウを結集した独自の研修プログラムで、座学と実技演習を織り交ぜながら、ネットワークの基礎から順を追って無理なく学ぶことができます。
下記の【採用Q&A】のストーリーにて、新入社員・中途未経験者の研修内容について紹介しています。
また、新卒・IT未経験者の面接にて、よく聞かれる質問について回答していますので、当社への応募をご検討されている方は、是非、ご参考にしてください。