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映画監督を志した私がファニプロに入社したわけ

こんにちは。

ファニプロ、映像ディレクターのMAKIと申します

ファニプロには新卒で入社し、採用コンテンツに関わる映像作品の制作・プロモーションムービーなどの

撮影・編集など、映像制作を一貫して行っています。

入社当初は出来ないことだらけだった私も4年目になり、少しは成長してきたかと思います。

映像制作をやってみたいけれど…という方の参考になれば幸いです。

1、大学でどんなことを学んでいたのか

元々、東北にある芸術系大学(美術科、デザイン科あわせて16コース)の「映像学科」に所属していました。学科では「CG」「アニメーション」「写真」「映画・CM」と専門分野が異なり、2年生までに全ての分野を一通り学んだ後、3年生以降は専門の教授に師事して作品を制作するシステムです。

私は入学当初から「映画を作りたい」という気持ちを固めていたので、先輩の撮影にスタッフとして参加しながら映像制作を楽しく行っていました。

今振り返っても、高校時代には絶対に出会えなかった人に沢山出会い、作家性を大切にしてくれる教授陣に囲まれながら、自由に「作品」を作ることができた4年間だったなと思います。友人・先輩とは今も一緒にご飯を食べたり、映画を観に行ったりしていますし、ずっと大切にしたい存在です。

2、就活、卒制、大航海時代

学生時代の友人との出会いは私の価値観を大きく変えた、人生において最も重要な出会いでした。

しかし同時に「私は映画監督タイプではない」「創造性・独創性ではほかの人には勝てない」ということを思い知らされ、映画監督になる道を歩むのではなく、映像業界で仕事がしたいという考えに変わっていきました。

楽しい日々も永遠には続かず、3年生の後半になると「就職活動」が卒業制作と並行して始まり「面接があるから撮影参加できない」「就活に時間がとられて制作が進まない」という声があちらこちらから聞こえる1年になりました。

私も例に漏れず苦しんだ1人で、「楽しく好きな作品を作っていたけれど、仕事では何ができるのか。映画しか作ってない…」とずっと悩んだまま面接に行き、落ちてを繰り返していました。

そのころのことを振り返ってみると…

@この時仕事に求めていたこと

・映像業界がいい

・できればディレクター(アシスタント)がいい

・プロダクションマネージャーはやりたい仕事ではないが、業界に入ってからディレクターに転向するという手段もあるな

・テレビではなく、CM・WEBがいいな…

@この時エントリーしていた業種

・映画・映像配給会社(100%受からないが、就活のトレーニングになるので受けよう)

・CM制作会社・プロダクションマネージャー(やりたいことは違うがCM業界にはいきたい)

・映像制作会社(アシスタントディレクター募集をしている会社)

の大きく3種類の企業。

面接まで進むことができたのはPMとADの2職種でした。

面接のたびに夜行バスで東京へ行き、面接が終われば東京でしか上映していない映画を観て夜行バスで帰る、そんな就職活動をしていましたが、制作と就活の2足のわらじを履いて走っていたので、就活に身が入っていませんでした。今考えてみると、低いモチベーションで挑んでいたら不採用を受け続けていたのも頷けます。(卒制に生活をすべて捧げられなかったことにも少し後悔していますが)

CM業界への就活では面接官に「本当にやりたいことはこの職種(PM)じゃないでしょ」と見抜かれ、次々に不採用となっていき、大学のキャリアセンターの職員さんにも「映像業界に限らなくても、学科で学んだことを活かせる場所はたくさんある。県内の普通の企業を探してみる気はないか」と言われるようになりました。

しかし私は映像業界以外を見ることを止めようとしませんでした。

それと同じ時期、ファニプロがアシスタントディレクターを募集しているのを見つけたのです。

「ファニプロ」という他にはない社名と、楽しそうな雰囲気を感じる会社紹介文を読んでとても魅かれたのを覚えています。

注目していた箇所は

・WEBというフィールド(テレビではない)

・アシスタントディレクター募集(将来ディレクターとして仕事ができる)

・メインは採用コンテンツだけど、プロモーション映像制作もする(プロモーション映像も作りたい!)

・自分で構成も撮影も編集もできる社内システム(映像制作工程すべてが好き。やりたい)

・少人数で頑張っている会社である(個人の責任が大きい分、責任感をもって仕事が出来る!)

そのほか様々な理由があるのですが、私の中で「この会社で働きたい」と見つけた瞬間に思ったことが、一番のモチベーションになりました。

高いモチベーション、というより「絶対この会社がいい。ここに落ちたらもう仕事が出来る会社が思いつかない」と、必死になって挑みました。

この時のファニプロの採用は

1、書類選考(履歴書と自己PRシート)

2、面接

3、インターンシップ

4、内定

という流れで、なんとか書類選考・面接・インターンシップへと進み、卒業制作と日程の調整をしながら2週間、インターンとしてお仕事をさせていただき、その結果内定をいただき、ファニプロのアシスタントディレクターとして働けることになりました。

3、入社してから

私が初めに担当した仕事は、イベントのダイジェスト映像や企業プロモーションの映像を作ることを得意としたディレクターのアシスタントでした。

ここで、大学時代との違いを感じ混乱たことが強く印象に残っています。

編集期間が短い案件が多かったため1日の労働時間が長かったです。

このころの私はモチベーションと若さで無理をしがちだったのですが、老いの速度が予想以上に早かったのか現在はあまり無理はできない(したくない)ようになってしまいました……。

覚えることばかりで、あっという間に1年が過ぎてしまったのですが、ようやく慣れてきたなと思っていた頃に上司がフリーランスになると退職してしまい、2年目からは本来の採用案件の制作を行うようになりました。

仕事内容が採用案件中心になり、生活リズムも少し落ち着きました。

忙しかった1年目に比べると時間もでき、趣味にも時間をとれるようになったため、休日は映画を観に行ったり、旅行に行ったりとプライベートも楽しく過ごしています。

そして採用の案件をこなしていくうちに、新たな価値観と出会うことが出来ました。

私は今まで自分の興味のある世界(映像・演劇)にしか目を向けていなかったので、他業種のことは全く知りませんでした。しかし、効果のあるコンテンツを作るには、「企業」、「仕事」、「働く人たち」を知ることが必要です。そのため私はお客さんとの打ち合わせを繰り返すことで今まで知らなかった社会のことをどんどん知ることが出来るようになりました。

お客さんと接していくうちに、自分の作りたいものを好きに作っていた学生時代の自分の価値観から、「こんな素敵な仕事があるのだからきちんと人に紹介したい」という考え方を持てるようになりました。

同じように自分の仕事も、この社会を形成する1つの役割であると思えたら、もっともっとこの仕事に誇りを持てるなと思っています。

4、これからのこと

ファニプロは小さい会社ですので、1人1人に「自分は何ができるのか」が求められます。私も、これだけは負けない!という特技を持っているわけではありません。しかし、学生時代から学んできた知識と技術を活かし、社内でも質が高くすべての工程を行えるようになりたいと考えています。

昨年はお世話になっているカメラマンさんからのお声がけで映画の撮影助手をしたり、アーティストさんのMV撮影に行ったり、、、とディレクターとして勉強になる事に参加させていただきました。

どんどん経験をつけ、社内で欠かせない1人になれればいいなと思っています。

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