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「30万件」いいね!、その後の話。    「おっ!」×「ワークスタイル」

新型コロナウイルス感染症の被害にあわれた方へ、心よりお見舞い申し上げます。

また、医療の最前線で戦ってくださっている皆様、感染症拡大防止の為に、苦しいながらも様々な方法で対策をしてくださっているすべての方へ、感謝を送らせていただきます。

福岡工務店も、福岡県における緊急事態宣言期間、2009年の創業から初めて「休業」という選択をとりました。

幸い、現在に至るまで感染者はおりませんが、業務の中でできるウイルス対策を実施して参ります。

そんな当社ですが、新型コロナウイルス感染症拡大防止の初期段階に、

社員のツイートがメディアに取り上げられ、当社の「コロナウイルス予防対策支援金」が、一時注目されました。(Twitterで30万件いいね!)(以下添付)

その後、休業、5月からは、営業を開始しておりますが、「3密」を避けるために、初めてリモートワーク、テレワーク、時間差で出退勤を導入し、社員一同、非日常に慣れるために試行錯誤している今日この頃です。

そして、仕事のスタイル(ワークスタイル・業務内容)を各個人に任せる              「働き方自由化プロジェクト」も同時に発動。



通常業務のかわりに、自分の興味があった業務、新しいことにチャレンジすることもOKです。

勿論、引き続き個人休業してもOK。

非日常時にあえてユニークなことをおこなう当社。(この取り組みは、成功か失敗か、どうなれば成功か、も今後次第です。)

そんな型が決まってないワークスタイルの中、

社員はどんな思いで働いているのか、インタビューしてみました!                 今回のゲストは、コンシェルジュ(営業)チーム糸永さんです。



Q. お疲れ様です!糸永さんは現在、お家でリモートワークされながら 、接客の為にご出勤するというワークスタイルをとられていますね。そして糸永さんといえば、あのツイ―ト!            唐突ですが、ツイートした意図はありますか?(宣伝とか。笑)

A.  本当 に宣伝じゃないです!(笑)予測以上の「いいね!」がついて、びっくりしているくらいです。メディアにも取り上げていただいて。

支援金を頂いて、帰宅後に妻と会社の対応に感謝しながら、「家で焼肉しようか~」とか、何に使うか夢を膨らませる時間も嬉しかったし、記録に残そうって思ってツイートしました。

あとは、マスク不足が起きていたり、週末のステイホームというワードを日常で頻繁に見たり、聞くようになったりした時期、ツイートが頻繁にされている時期だったというのもあります。ウイルスがより日常に迫ってきたというか。そんな中の一コマです。


Q.私もツイート拝見したのですが、色んなコメントがありましたね。反響の大きさがコロナウイルスの影響をものがたっているというか・・・。お金を頂けるとは思っていなかったので、助かりましたよね。支援金は何に使いましたか?

A. 我が家では、マスクとか消毒液とか。子供の日用消耗品とか。あとは、外食をしない為に、家で楽しくご飯をするお金に使いました。妻にも気分転換してほしかったので。

その時は自粛の初期段階で、一人一人が危機感を高めることに関して大事な時期でした。お金を使ってでも家族と過ごす「ステイホーム」を想像させてくれたことによって、休みの日は「このお金を使って家族で過ごしてみよう」と考えるきっかけになりました。

会社が支援してくれたことで、一種の「自覚」にも繋がったというか。危機度が一気に上がった気がしました。支援してもらったからには、絶対かかっちゃいけないなって。みんなマスクはしてたけど、過ごし方自体はこれから変えなければ、という時期だったので。

家族で食べたお肉は、美味しかったです。笑


Q.経営陣の「お金で支援する」という考えは、どう感じました?

A.変にバズったら会社に迷惑がかかるので、会社名は伏せて投稿したところからもお察しいただけるように、外から見たら色んな解釈にもなるのかなって。社員としては、もちろんありがたかったです。マスクもいただきました。

社長も取材で仰ってましたが、「テレワークの仕組みがまだ出来ていない、できないチームも多いから、今はお金で支援する」っていう思考になったと。緊急時における、組織の業務追行能力の高さや、臨機応変さには欠けるとも捉えられちゃったりするのかな、と。

でも、結果として今回の事態では、「広めないこと」「生きていくためのお金の工面」が最大のポイントになっていますよね。なので、支援金から始まり現在に至るまでの、社員に対する会社の支援にはとても感謝しています。


Q. 確かに。正直、感染症拡大のスピード感と世間の流れも速かったですし、どんどんできない事が多くなってきて、不安でしたもんね。その後、国の緊急事態宣言となりました。その時のことを教えてください。

まず、一番大きかったのは、これは間違いなく、どなたにも当てはまるものかと思いますが、「いつまで続くのかの不安」だったり、「会社がどうなるか」だったり。コロナにかかるよりも、こっちの大きさが自分にはありましたね。会社では感染者が出ていなかったですし、身の回りにも。(もちろん感染を避ける努力はしてましたが。)

子供もまだ1歳になってないですし、「共働きもできないし、収入どうなる?」とか。

そんな中、国の緊急事態宣言1日目から会社も「休業」という方針になりました。休業になってから、一週間もたたないうちに、完璧に「業務をストップ、会社には来ないで」と。それはそれは、もうバタバタしましたね。笑 

今思えば、そんな短期間で「業績が0」になるリスクをとった会社の決断は、凄かったなと。

トップが先陣をきって、今は「安全≧利益」だと旗を振ってくれたこと、給与を補償してくれたこと、感謝です。当初、休業中の給与は60%補償から、結果的に100%補償をしてくれました。パートさんも正社員も。

お客様や業者の方に迷惑をかけるという心配もありましたが、意外にも「こんな安全第一の会社と家づくりができて嬉しい」って言ってくれた方も多くいらっしゃり、周りの理解にも助けられました。

ウイルスに関しての対策は、大きな会社と比べると「完璧ではない」かも。だけれど、会社として、社員の命を預かっているという「責任」を果たしてくれた、そんな誠実な気持ちが伝わってきました。

あとは、ひたすらステイホームしました!


Q.生活の事を心配せず、ステイホームする環境があったことはとても大きいですよね。私もこんなに休んでていいのかなって思いました。でも、「皆で休む時期です!」って言ってくれたのは心情的にも大きなことでしたよね。糸永さんはお家で、どんなことをして過ごしていましたか?

4月は業務が完璧にストップだったので、生まれたばかりの子供の世話や、家事、家族と向き合うことができました。

もう、ほんっとに、妻に感謝でした。仕事をしていた方が楽だな、って。(笑)           子供は可愛いけど、「育む」という事がいかに大変かを身に染みて感じました。

あ、嬉しいことも、もちろんありました!                            子供が初めて発した言語が「パパ」だったんです!もうこれは、自分の自粛生活の中の「最高の副産物」になりました!!

ママには悪いですが、そこは気持ちよく譲ってくれました。ずーっと「パパ、パパ」って、話しかけながら世話をしていたので。努力の賜物だねってママは言ってくれました。(笑)

多分子供に記憶が残っていたら言われるんだろうな、「あの時のパパ、うざかったヨッ」って。(笑)

リモート飲みなんかもしました。でも、全然お酒は進まなかったですね~。やっぱり子供も気になるし、実際に会ってないので、話の方に集中しちゃうというか。ただ、今後一時は、なかなか大人数では飲食店に行けない日々が続くので、テイクアウトを活用したり、オンラインで工夫できることをしたりを続けようと思います。

色んな方が努力している現状には、本当に頭が下がるし、「まだ終わってないし、むしろこれからでもある」から。


Q.5月始業の日、私たちは河原に集合させられましたね。これはもうネタかなって思ったんですけど。(笑)  すっごい真剣に3密を避けつつ、を考えられた結果ですもんね。



打ち出された「働き方自由化プロジェクト」は、社員に自由(自分の理由)な働き方を選択させるものでした。場所・時間・仕事内容・指示の有無、等。1カ月経って、どうですか?

河原は衝撃的でしたね。(笑)ソーシャルディスタンスを工事部の方が、ちゃんと測って印をつくってくれていて。 新卒の子達なんかは、色んな意味で思い出に残るんじゃないかな、河原での1カ月ぶりの再会を。

経営陣も、悩みが尽きなかったと思います、休業中。私たちの社風は、個性を活かした「おっ!」なサービスを生み出してもらう為に、基本的に「自由」じゃないですか。理念に沿って考えた時、自由を崩さず、「日常」ではない時に、どういう風に社員を誘導して「利益」を生み出していくか、とか。縛ってしまったら、うちの良さがなくなる、とか。

だから「自由化プロジェクト」にしてくれたのかなと思っています。

 この一カ月、自分はいつもより更に自由に働いています。勤務時間、休みも、お客様との打ち合わせの仕方も。基本的には、通常業務内容をメインに。正直なところ、一カ月の休業があり、他社よりも出遅れたっていう焦りもあります。売上の一翼をになっている営業として、自分はこのペースで大丈夫かなって不安もあります。まじめでしょ。(笑)

でも、あえて縛らない導き方をしてくれているのは、逆に「自由なやり方で必死になって」ってことかな、とも思いつつ。コロナを通して、一人一人の変化を見ているところも面白いですね。


Q. 当たり前ですけど、報告書もかかなきゃいけないですもんね! 業務を見直すきっかけにもなります。まさか、こんな大変な時に個人プレーに重きをおく選択を採られるとは、思いませんでしたよね。 それでは最後に、一連の経験を通して、どんな働き方が「理想」って思いますか?

今は、非日常に慣れつつあって、「理想は、コロナの前の日常」です。自由を与えられたけど、結局。(笑) 

でも、年単位で難しいんでしょうね。緊急事態宣言が解除されても、まだ密は避けて生活しないと。  いかに「いつもの働き方が尊いのか」に気づきました。                      皆が居る中で仕事ができる環境とか。話しかけてくれる、ツッコミを入れてくれるとか、「些細なコミュニケーション」も自分の仕事をつくっている大事な要素なんだなって感じました。リモートワーク、慣れてなくて孤独ですもん。(笑)

人が働いている姿を見るのも、自身のモチベにも繋がってきますしね。

お客様とも実際に会わないと、画面越しでは難しくて。会話の間や、雰囲気や感情の動きを読み取りながらの会話とか。逆に、当社の良さも伝わりづらいこともあるかもと思っています。

理想は本当にはやく「いつも通り」に戻ること、です。


糸永さん、ありがとうございました!

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