こんにちは!
FREEDOM採用担当の原田です!
今回は「私の推し設計」紹介です。
今回事例を紹介してくれるフリーダムアーキテクツの設計者は、case750の紹介もしてくださった、入社歴6年目のIさんです!
case751・Contarst
コンセプト:増築を見越した快適に過ごせる住まい
Q.お客様が喜んでくれたポイントは?
ファーストプランで、中庭プランをご提案して喜んでいただけたところからプロジェクトがスタートしました。
この事例のお客様は、将来美容室を増築したいというご要望をもったお客様。
そのため、増築後もリビングの快適さが失われないように、中庭を設けるのはどうかというご提案をさせていただいたんです。
もともと中庭が欲しい、というご要望はいただいていなかった訳ですが、中庭を設けることで、増築を行ったとしてもリビングに光が入るようになるため、お客様にはその提案をとても気に入っていただきました。
中庭を設ける他にも、川が近くにあり、桜並木が見えるという敷地のポテンシャルを活かしたピクチャーウィンドウも設けています。
こうすることで、LDKのある一階全体が、外部との繋がりがある空間となり、お客様にはとても喜んでいただいています。
後は、二階の廊下からランドリールーム、ウォークインクローゼット、主寝室を通ってまた廊下に出られるという回遊動線を計画したことで、家事をするにはとても便利と言っていただきました。
Q.設計上こだわったポイントは?
各フロア、各部屋のカラーはお客様のこだわりがあった部分でもありましたので、一緒に丁寧に選んでいくということは大切にしていて、特に階段の色はこだわった部分になります。
ご相談していく中で、一階は落ち着きのあるウォルナットで統一し、二階はカラフルに色で遊ぶ、というところはお客様からのご希望があったのですが、一階と二階を繋ぐ階段はどうしようか、という話になったんです。
そこで、お客様がイメージしている各フロアの印象を崩さず、かつそれぞれのフローリングとの切り替わりに違和感がないもの、ということで、階段の踏面を白にすることをご提案し、お客様にもご納得いただきました。
もうひとつこだわった部分というと、すでにお客様が飼われていた猫との生活が快適になるような点を散りばめたことです。
具体的には、先ほどお伝えした中庭の壁を、猫が飛び越えられないような高さに設定していることや、畳スペースの一角をくりぬき収まりのいいトイレスペースにしていること、さらにその上の吊戸棚には猫砂などを収納できるようにしたこと、などがあげられます。
Q.設計上難しかったポイントは?
正面からの、黒い二階部分と白い壁のコントラストをどうやって綺麗に見せるかという部分は難しかったかもしれません。
そもそも当初は、建物の外壁は白で、中庭を囲う壁を黒くする、というデザインがお客様のイメージにも合っていたためその方向で進めていました。
しかしプランや仕様が大体固まってきた段階で、中庭の壁を外側は黒、内側は白、としてしまうと塗り分けの切り替えが発生してしまい、かといって内側まで黒くしてしまうと中庭が暗くなってしまうという話が出てきたんです。
それだけでなく、建物の外壁は黒い方が将来的に増築される美容院が引き立つのではないか、という理由もあり、現在のデザインになりました。
お客様は、外観の強いインパクトを求めていた訳ではありませんでしたが、この提案は気に入っていただけたので、しっかりと綺麗なコントラストが見えるよう玄関、庇、二階のバルコニーのデザインは最後まで悩みながら考えました。
このようなエピソードもあり、この住まいには「Contarst」というタイトルを付けています。
HPでは、ここに載っていない写真も見ることが出来ますので、是非チェックしてみて下さい!
さらにFREEDOMのnoteでは、事例紹介をはじめ、より設計者に役立つような情報も載せていきますので、そちらも見ていただけたら嬉しいです!