より良い環境を求めてフリービットへ
子どもの頃からPCが身近にあり、よくゲームで遊んでいました。当時はまだ、家庭にPCがあることは珍しかったのですが、父の仕事の関係で置いてあったのかもしれません。私は遊び道具の1つとしてPCを触り始め、いつの間にか自然とSEを目指すようになりました。就職活動をしていた時、何気なく「SEをしようと思う」と話したら、父が「同じことをやるんだな」と。その時に初めて、父の仕事がSEだと知りました。偶然にも、父と同じ道を選んでいたんです。本当に驚きましたね。
以来、アプリ開発の仕事に携わって10年以上。以前の職場では、飲食店検索アプリの開発を担当していました。フルリモートだったので、自宅で作業を行なう毎日。特に大きな不満はなかったのですが、コロナ禍が飲食業界を襲いました。私の会社もそのあおりを受け、業績が悪化。そこで、将来を見据え、転職を決意しました。IT系企業は数多くありますが、社風は様々。いかにもベンチャーというイケイケな雰囲気のところも少なくありません。フリービットは、落ち着いた堅実な経営をしていて、ここでなら安心して働けるのではないかと感じました。また、リモートメインで働ける労働環境も大きかったです。面接では、気になっていたことを、遠慮なく質問させてもらいました。人事の方は終始にこやかで、ざっくばらんに話しやすい雰囲気をつくってくれていたと思います。おかげで不安に感じていたことは解消され、改めてフリービットに入社したいという気持ちが強くなりました。
チームだからこそ得られるもの
フリービットに入ってからは全社共通の研修を受講後、現在のNN技術本部に配属になりました。担当はアプリ開発。前職での経験を活かしながら、スムーズに慣れていくことができました。困ったことも特になかったですね。フリービットでは、エンジニアが使用するツールに関してもアップデートしていける環境が整っていました。古いものを長く使い続けるところもあるなかで、それはありがたかったです。
現在は、主に自社製品「トーンモバイル」のアプリ開発を担当。歩数や目標を管理する健康サポートアプリやSIMの起動に関するアプリなどの開発を、6人のチームで進めています。アプリと一言で言っても、カメラやバックグラウンド・検索…その機能は多種多様。一人で全分野のスペシャリストになることは容易ではありません。チーム制のいいところは、それぞれの得意分野を活かすことができること。実際、私はバックグラウンドで動くアプリについては知見が少なかったため、周りにサポートしてもらいながらノウハウを習得しました。もちろん、個人で進めた時に比べ、コミュニケーションコストは少なくありません。ですが、それを差し引いたとしても、一人ひとりの強みをチームの強みとして活かせるのは大きなメリットだと感じています。
子どもとの時間も大切にしたいから
エンジニアとして、とりあえず動くものをつくることは比較的簡単です。でも私は、誰が見ても分かるように「美しく」つくりたいと考えています。例えば、後から修正依頼があることを想定して、対応しやすいようにつくることもその1つ。判断しかねることは上司に確認をとる、関係者がいれば相談してみるなど、当たり前のことを1つ1つ丁寧に行なっていくことも大切です。そうやって細部にまでこだわって完成…その瞬間が、私にとって最も達成感を得られる瞬間ですね。今後目標としているのは、プレイングリーダー。エンジニアとして「つくる」ことは続けながら、チームをまとめる存在になっていけたらと考えています。
現在、出社は週2日。それ以外はリモートで仕事をしています。前職のフルリモートでは、集中力を維持し続けるのが難しい時もありました。今は週2日の出社がいい気分転換になっています。定時は10時~19時。納期にもよりますが、残業は多くはありません。部内のメンバーも残務やトラブルがなければ、定時で上がっています。用もないのに、周りを気にしてダラダラ残るということはないですね。やる時はやる、みんなメリハリをつけて働いています。
私には小さな子どもがいるのですが、部内には同じ子育て世代の人も少なくありません。そんな背景もあり、お互いに助け合う風土が根づいています。だから、とても働きやすいですよ。実は、フリービットに入社した直後、いきなり子どもが熱を出してしまいました。有休が付与される前だったので困ってしまって、すぐ会社に相談。「リモートワークで大丈夫。どうしても無理な時には欠勤扱いの対応もできる」と言ってもらえて、安心したことを覚えています。結局、妻と協力しながらリモートで何とか乗り切ることができました。そんな柔軟な働き方ができるのも、フリービットの良さ。働きやすい環境のもとで、エンジニアとして成長を目指していける会社だと思います。