こんにちは!FREE PEACE採用チームです!
FREE PEACEがお客様に提供する価値の本質は、金融知識を伝えることでも、保険商品を提供することでもありません。
スターバックスが「サードプレイス(第3の場所)」を提供するように、FREE PEACEはお客様に「第三の関係性」を提供しています。
とはいえ、「それって具体的に何?」と感じる方も多いはず。そこで就活生のみなさんの疑問にお答えすべく、戸川社長にその中身をインタビューしました!
FREE PEACEのFP営業がお客様と築く、家族とも同僚とも違う「第三の関係性」。
人生とお金の大切な意思決定に伴走する土台となる人間関係について、
リアルな言葉で語っていただきます。
株式会社FREE PEACE 代表取締役 戸川良太
「第三の関係性」=“ぶっちゃけられる”関係性
ーまず、「第三の関係性」についてひと言で教えてください。
戸川さん:
色々な表現がありますが、一つ選ぶならば、
「お金の不安や人生の悩みをぶっちゃけられる関係」です。
家族(第一の関係性)でも、友人・同僚(第二の関係性)でもない、“役割”をいったん外して一人の人間同士で話せる関係性が「第三の関係性」です。そこで初めて、建前や体裁を脇に置いて「実際、どう生きたい? 何に困っている?」と本心で向き合える。
その関係性を土台として、お客様には「揺るぎない安心感」を提供します。意思決定の不確実性はゼロにならないけれど、「この人と一緒に考えて選んだ」という納得感があれば、人は前に進めます。
第一の関係性と第二の関係性との決定的な違い
ー家族や友人・同僚とは何が違うのでしょうか?
戸川さん:
まず、「第三の関係性」はスターバックスの「サードプレイス(第3の場所)」のパクリです(笑)。
スターバックスは家(第一の場所)や職場(第二の場所)では人が完全にリラックスできないから、素の自分でいられる「第3の場所」をつくりました。
そこで、僕らは場所ではなく関係性でそれをやる、という発想です。
家族には守るべき役割があるし、友人・同僚には壊したくない距離感がある。だからこそ言えない本音が必ず出てきます。
僕たちFPは、「家族でもないし、職場でもないんだから、ぶっちゃけてください。」
と言いやすい立場にいる。イメージとしてはバーテンダーに近いかもしれません。
聞いているようで聞いていない、聞いていないようで聞いている。必要以上に踏み込みすぎず、でも困っていたらちゃんと受け止める。そして何より、変な利害がない。
ただし、バーテンダーに本当のお金の悩みや人生の意思決定までぶっちゃけられるかというと難しい。いきなりそんな重いテーマを投げられても、向こうは困ってしまう。
そこに対して僕らは「商い」として、「専門家」として、重たいテーマにも知識と責任を持って向き合えるところが決定的な違いです。
FREE PEACEのロゴの由来
第三の関係性が生まれる瞬間
ー第三の関係性ができたと感じるのはどんな瞬間ですか?
戸川さん:
「実は…」「格好悪い話なんだけど…」と、相手が弱さを言葉にしてくれたときです。
第三の関係性は「建前は一旦脇に置いて。実際はどうしたい? 何に悩んでいる?」と本心で向き合うこと。弱さや葛藤を安心してさらけだせることが、第三の関係性を築くうえで大切です。
家族にも友人にも言えなかったことが出てくる。その受け皿になるには、こちらも等身大の自分でいる必要がある。大きく見せず、わかったふりもせず、素で向き合う——これが第三の関係性の出発点です。
例えば、友達相手だと、たとえ手元が心許なくても「食事は半分出すよ」と見栄を張ってしまうことがある。
しかし、僕たち相手には見栄を張らなくて良い。
僕たちは良い話じゃないとき、上手くいっていない時に本領を発揮するんです。
その人の弱さ、葛藤や悩み、不安がテーブルに出てきた時に、「この人、心を開いてくれているな」と感じます。
その開示があって初めてお客様の「最善の意思決定」を共に考える土台に立てます。
そして、唯一の正解がないお金と人生の選択だからこそ、「誰と共に向き合って決めたか」で人は前に進める——その「納得」は人を介してでしか生まれない。
それが僕たちの提供している価値です。
東日本大震災の被災者の方と当時の戸川さん
戸川さんにとっての第三の関係性
ー戸川さんの経験してきた具体例を教えてください。
戸川さん:
基本的に、僕はあらゆる関係性を第三の関係性だと思っています。
仲間に対してもお客さんに対しても、いち人間として見ているし、自分もそのままで向き合う。「これで何が悪い? これが俺だからしょうがない」という感覚でやっている。
多くの人は相手をまず“お客さん”というフィルターで見ますよね。でも僕は違う。
縁があって出会った一人の人間で、たまたま今は相手が“お客さん側”なだけ。逆に僕が“お客さん側”として出会うこともある。立場は側(がわ)の話でしかなくて、中身はどこまで行っても人間同士なんです。
だから現場では、お金や人生の重たい話にも本音で入っていきます。たとえば、資産承継の局面で「何かあったら彼(=担当FP)の判断に従ってほしい」と家族に伝えている方がいる。あるいは事業承継の相談で、「有事の際は自社株の扱いをあなたに委ねたい」と打ち明けられることもある。
これらは、商品知識や手続きの巧拙だけでは絶対に辿りつけない。
人としての信頼が前提にあって初めて届く領域です。僕らは利害でつながる“担当者”ではなく、意思決定の伴走者でありたい。第三の関係性は、そのための土台なんです。
グループ会社のメンバーの相談に乗る戸川さん
なぜ“今”、第三の関係性なのか
ー先ほど「納得は人を介してしか生まれない」とありました。なぜ今、その関係が特に必要なのでしょう?
戸川さん:
昔の生きづらさは物の不足でしたが、今は関係性の希薄化と情報過多です。
SNSやAIで“それっぽい解”はいくらでも出てくるのに、
「超個人的な自分にとって何が正しいのか」ということへの解は出てこない。
落ち着いて考える機会も材料も、並走してくれるパートナーもないまま外の答えだけが増えるから、内側の納得に到達しづらいんです。
だから「この人と一緒に考えたから、これで行く」と言える第三の関係性が価値を持つんです。不確実性は消えなくても、人格を媒介にした納得があれば、自分でその選択の結果を引き受けて前に進めます。
ー最善の意思決定は“結果”より“納得”だということですね。
戸川さん:
最善かどうかはその結果そのものではなく、その結果を腹から引き受けられるかで決まるんです。
外部の“正解”に寄りかかるほど、翌日にまた別の情報で揺れる。
人は「誰と向き合って決めたか」で腹が決まるんです。
「この人が言うなら」「この人と考えたから」という実感が、明日以降の迷いを減らす。だからこそ第三の関係性は、これからの時代にますます必要になります。
成立条件=「専門性」と「素の自分」の両輪
ーそんな第三の関係性は、どうやったら築けますか?
戸川さん:
知識だけでも、人柄だけでも築くことはできません。
金融の知見を鍛え続ける一方で、わかったふりをやめて等身大の自分をテーブルに出す。できることと、まだできていないことを混ぜ物なしで差し出す。
プロとしての強さと、人としての素の自分が噛み合ったとき、相手は弱さや不安を安心して明かせます。
これらが揃うと、目先の安心にも効きますが、長い時間軸で強烈な真価が発揮されます。家族の節目や事業の転機といった“人生の分岐点”で、「あのときこの人と選んだ」という納得感が、その人の日々を支え続ける。
第三の関係性は、瞬間最大風速を競うものではなく、向かい風のときに踏ん張れる土台になります。
役員と案件相談をする戸川さん
“案件”が“人”に変わると、仕事の意味が変わる
ーその条件が揃うと、仕事にはどんな変化がありますか?
戸川さん:
顔の見える相手のために働くと、やるべきことは自然に見えてきます。
数字は大切ですが、それ以上に誰のためにやるかが腹に落ちるから、何があってもやり切ろうとする力が出てくる。楽ではないし痛みもあるけれど、嘘のないやり方で積み重ねた一件は、短期の利益に自分を寄せて得た一件とは、手にしたときの重さが違う。誰の顔を思い浮かべて判断しているかが、仕事の解像度と粘り強さを変えていくと思います。
ーそんな仕事をする面白さはどこにありますか?
戸川さん:
“案件処理”が“人の伴走”に変わるところです。
相手の人生の重要な判断に立ち会うから、良いときも苦いときも意味がある。関係が深まるほど、こちらの学びも厚くなり、自分の生き方にも跳ね返ってきます。
「変わる」は行動から——理想ではなく“現在地”から
ーそんな仕事ができる人にはどうしたらなれるのでしょうか?
戸川さん:
理想の自分ではなく、現在地の自分から始めることです。変化はスローガンでは生まれない。今日と明日の具体的な一歩でしか積み上がりません。
実際、うちのメンバーが元々は続かないタイプだったのに毎朝7時に出社して読書を続けているのを見て、生き方は行動で変わると実感しました。今までしなかったことをやる、今までしていたことをやめる——その繰り返しです。
大事なのは気持ちと向き合うことじゃなく、行動の事実と向き合うことです。
たとえば僕は娘にお腹をつままれるようになってから「痩せたい」という気持ちがありながら、夜11時半に娘が残したツナマヨおにぎりを食べてしまう。向き合うべきは“痩せたい気持ち”ではなく、そのツナマヨを食べた自分です(笑)。
そこを誤魔化さず受け入れて、明日の一歩をどう変えるかを選ぶ。
アスリートと同じで、僕らは自分が商品の仕事だから鍛錬から逃げられない。
世界陸上の選手みたいにはいかないけれど、道すがら落ちている缶を拾うかといった日常の些細なふるまいから、全てが「今の自分」に繋がってきます。
格好はつけなくていい。足場を現在地に置いて、今日の一歩を積むだけです。
社員のプロセスを表彰する戸川さん
新卒メンバーへの期待
ー入社後に新卒メンバーには何を期待しますか?
戸川さん:
まずは、いきなり上手くやれること、結果を出せることは良い意味で全く期待していません。
大切にしてほしいことは、理想像ではなく“現在地の自分”に足場を置くこと。
気持ちやスローガンではなく、今日やる一歩を具体に変える。行動が続けば生き方は変わります。
できていない事実から目をそらさず、今までしなかったことをやる/していたことをやめるを積み重ねてほしい。
お客様とも、会社の仲間とも、ラベルで相手を見ずに「縁あって出会った一人の人間」として向き合って欲しいです。
そして、自分がいない場所であなたの名前が話題になるような仕事を目指してほしい。
「FP営業マン」ではなく、1人の人間として自分のいないところで語られるくらい印象に残る存在であることが、第三の関係性のスタートラインです。
嘘のない生き方にワクワクできるなら
ー最後に就活生へメッセージをお願いします!
戸川さん:
第三の関係性は、きれいごとでは続きません。自分と他者のリアルに向き合うことは簡単ではありません。
FREE PEACEが多くの会社と違うのは、仕事の責任だけでなく、社員の“人生”にも責任を負うところです。
——意思決定・キャリア・生き方まで、一緒に背負う覚悟で向き合っていきます。
みんな事情があり、抱えるものがあり、ドラマがある。それが生きるということです。
そこに正面から触れるからこそ、その人に少しでも力になりたいと本気で思えるし、
「生の相手」と「生の自分」としてぶつかり合える。
——FREE PEACEなら、それができます。
最初は大変です。でも、逃げなければ自然体で心地よく働けるようになっていきます。
日々、自分の現在に向き合い、耳の痛いフィードバックを燃料に変える。
このプロセスが、どこでも通用する「人間力」をつくります。どんな仕事もできるようになる基礎体力が、ここで身につきます。
だからこそ僕たちは、お客様のためにも自分たちのためにも、人間力を磨き続けていきます。
「仕事」と「人生」の両方に本気でコミットし合い、どこへ行っても通用する自分であり続ける。この過程を楽しみながら共に成長していける人はぜひ一緒に働きましょう!!