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Webデザインのトレンド、どこまで知ってる?トレンドをキャッチする方法

ファッションと同じようにユーザーのニーズやテクノロジーの進化によって変化する、Webデザイン。

常にトレンドをキャッチすることで、ユーザーや時代のニーズに合ったデザインを提案できるようになります。

今回はWebデザインのトレンドと、トレンドをキャッチするための手段やコツを紹介します。

出典:Unsplash https://unsplash.com/photos/qc3sE5lGLbA

2022年のWebデザイントレンドとは

どのような傾向がある?

まずは最近のWebデザインのトレンドの傾向を説明します。

最低限下記の3つはおさえておくことが重要です。

1.ユーザーがストレスを感じにくいデザイン

現在はスマートフォンの普及が進んでいるため、「モバイルファースト」を意識したWebデザインへの対応が必須。

例えば「このCMに出演している人は誰だろう?」という些細なことでも、すぐにスマートフォンを取り出して調べる人は多いのでは?

それほどスマートフォンの利用は私達の生活に浸透しているのです。

大人だけではありません。

小学生でスマートフォンを所持している子。未就学児でも親のスマートフォンで動画を見たりゲームをしている子も増えています。

スマートフォンが日常にある子供達が今後大人になり社会を担う存在になると考えた時、「モバイルファースト」がより加速することは明確です。

画面の表示サイズも、スマートフォンのAndroidとiPhoneはもちろん、ChromeやSafariなどのブラウザ間でも変わります。

新機種の画面サイズに応じて、デザインをレスポンシブル対応する必要もあります。

さらにはタブレット端末への対応もしなければなりません。

ユーザーがどのスマートフォンやタブレット端末のどのブラウザを利用しても、ストレスを感じず利用できるようなWebデザインを意識しましょう。

2.ファーストインプレッションや瞬時に情報をつかみやすいデザイン

スマートフォンで検索した内容から興味関心が他にもわくことで、検索する範囲が広がりサイトのページ内や他サイトを行き来する、このような動きがユーザーにはよく見られます。

しかしながら、中にはサイトを渡り歩いてもうまく情報にたどり着けず、ストレスを感じているユーザーも多いようで、結果を見つけられず離脱してしまうケースも。

そんなユーザーのストレスを減らすために、知りたい情報をひと目で分かりやすく伝えるWebデザインを意識しましょう。

欲しい情報を見つけたユーザーはじっくり目を留めてくれるようになり、サイトの滞在時間も長くなってくるはずです。

例えば、専門知識が必要な内容のWebサイトにイラストやアニメーションを活用することで、知識が無くても理解しやすくできます。

文字数に関しても配慮が必要です。

多すぎず、少なすぎずの文字数を意識して見やすいWebデザインに仕上げましょう。

見出しの文字数は25文字以内、1行当たりの文字数は30〜40文字を目安がおすすめです。

3.「インクルーシブ」を意識するデザイン

「インクルーシブ」は日本語で「みんな一緒に」という意味。

日常の買い物でもインターネットの注文が当たり前になった時代、WebデザインはWebに不慣れな高齢者や障害がある方でも日常的に利用しやすいようにつくられる必要があります。

また日本語や日本の文化を理解することを難しく感じている、外国人の方にも配慮をしたデザインが求められる時代です。

「インクルーシブデザイン」は、デザイナーだけでなくそのような多種多様な方とも一緒に制作していくデザインのこと。

そんな彼らとプロジェクトを進行することで気づけなかった目線からの発見が増えると注目されており、ワークショップなどを導入して「インクルーシブデザイン」を制作する企業も増えています。

出典:Pixabay https://pixabay.com/photos/pc-computer-mac-screen-1207886/

Webデザインのトレンド8選

先ほどのトレンドの傾向に加えて、おすすめしたいトレンド8選を紹介します。

トレンドのデザインを盛り込むことで、バズる可能性も高まり注目を集めやすくなります。

話題になることでWebサイトを訪れるユーザーが増える可能性もあります。

ぜひトレンドを盛り込み、ユーザーが望むWebサイトを制作しましょう。

1.3Dイラスト

主にキャラクターや人物を立体的に表現する「3Dイラスト」を使用したサイトは、インパクトが大きくポップな印象です。

若者をターゲットとしたWebサイトに多い傾向があります。

2.ビックタイポグラフィ

文字を効果的にデザインする「タイポグラフィ」。

その中でも近年、大きくて大胆なタイポグラフィを全面に打ち出すことがトレンドとなっています。写真やイラストのように大きなインパクトを与えることができます。

また効果的にメッセージも瞬時に伝えることができるため、Webサイトのコンセプトをユーザーへ強く印象付けることができるデザインとしても人気です。

3.パララックス

「パララックス」は、画面をスクロールすると画像やテキストが変わる演出方法です。

動きがあるサイトはスマートフォンユーザーがスクロールしながら楽しめるので、「次はどんな画像が出るのだろう?」とユーザーの関心を引き付ける効果が望めます。

おしゃれな印象を与えるデザインで、スタイリッシュなWebサイトなどに使用されていることが多いです。

4.ミニマルデザイン

写真やテキストなどの情報を最小限にした、「ミニマルデザイン」。

あえて「余白」を作ることによって、メッセージ性を強く出すことができるデザインです。

過剰な装飾が無いためシンプルかつ必要な情報を見やすくする効果もあり、ページの表示速度もはやくなる傾向がありユーザーにストレスを与えにくいデザインです。

近年流行りのシンプルなデザインはおしゃれでユーザーが使いやすいデザインとして人気です。

5.グラスモーフィズム

すりガラスに似たぼかしが入ったデザインのことを「グラスモーフィズム」と言います。

単色のデザインでも、「グラスモーフィズム」により透明感や立体感を表現することができる手法です。

背景の画像を生かしたまま「グラスモーフィズム」を適用した枠の中にテキストを載せることで、視認性をスタイリッシュに保つこともできます。

奥行き感が出ることで立体的に見せることができます。

6.線画

「線画」を用いたデザインは直線や曲線、色や太さによって印象を変えることができます。

特に波線や円などの曲線で表現されたデザインは、柔らかくて親しみやすい雰囲気を出すことができます。

手書きメッセージとあわせることで、淡い印象にすることもできるので若いターゲット層に人気のデザインです。

そのため、最近では企業の新卒向けの採用ページのデザインに使用されることが多いです。

7.アイソメトリック

立体的な画像を斜め上から見下ろした視点で表現されたデザインを「アイソメトリック」と言います。

俯瞰的にデザインすることで立体的な印象を訴求することができます。

企業・サイトの世界観をユーザーに伝えやすいデザインです。

インテリア系のWebサイトでも俯瞰的なデザインは相性が良いです。

8.インタラクティブ・コンテンツ

「インタラクティブ・コンテンツ」はユーザーが参加できるWebコンテンツです。

従来の一方的に情報を伝えるだけのWebサイトとは異なり、診断テストや見積もり計算、アンケートなどの機能を付けてユーザーに利用してもらうことで、各々のユーザーに合った情報を提供できるようになります。

参加型にすることでダイレクトにサービス内容を伝えられ、ユーザーの理解度も高まることが期待されます。

出典:Unsplash https://unsplash.com/photos/9H0ZA1oPsYE

Webデザインのトレンドをキャッチするためには?

デザインについて勉強をしよう

私たちの生活において身近な存在になったインターネット。

社会情勢や世の中の動きをデザインに反映させることも重要な事項です。

常にアンテナを張って、取り入れるべき手法やアイデアを模索する必要があります。

特に最近目が向けられている、社会情勢にあわせたWebデザインについてをご紹介します。

1.「SDGs」とデザインについて

「SDGs」に掲げられている「持続可能な開発目標」を達成するため、「年齢や障害など関係なく、誰もが利用しやすいこと」を意識した「アクセシビリティ」を取り込んだデザインを制作する必要があります。

Webデザインでの例です。

・色覚に障害がある人でも利用しやすい、コントラストがはっきりしたデザイン。

・人によって認識が変わる可能性がある画像ではなく、文字で表現したデザイン。

・小さな文字が見にくい人でも利用できるような、文字をピンチ&ズームで拡大できるようにしたデザイン。

Web制作において、「アクセシビリティ」をチェックするためのツールもあります。

色彩のコントラストをチェックする「Contrast」や、CSSを無効化することでHTMLに記載されている文字だけでWebサイトが成り立つかを確認する「CSS無効化くん」などです。

全てを取り入れることは難しいですが、一部分でも「アクセシビリティ」を取り入れたWebデザインを制作し、「SDGs」の目標達成に繋げましょう。

2.「トランスジェンダー」とデザインについて

性の認識が多様化しているこの時代。

「男性」「女性」だけではなく、「トランスジェンダー」の方も考慮したデザインのニーズが増えています。

Webサイトのお問い合わせやアンケートの性別欄において「男性」「女性」だけではなく、「トランスジェンダー」の方でも回答しやすい項目を作るなどの配慮をしたデザインの需要が高まっています。

どんな性別の人でも、引け目や不便を感じずに利用できるWebサイトを目指したいですね。

もちろん、トレンドを取り入れることが全てではありません。

Webサイトを制作する場合は、「目的」を考えることが一番大切です。

そのうえで、WebサイトにどのようなWebデザインが合っているのかを検討する際に上記の手順を踏むことで、より良いWebサイトが作れるはずです。

foriioでは、Webディレクターを募集しています。

Webデザインのトレンドを知ることは、Web制作を監督するWebディレクターにとっても重要なことです。

トレンドをおさえたWebを制作することで、新たな発見があったり

どこかで自分の携わったサイトがバズる可能性があるかもしれません。

「デザインが好き」「トレンドをおさえたデザインを世に発信していきたい」

そのような思いを秘めた仲間を募集しています。

foriioにはトレンドに敏感な優秀なクリエイターが多数登録されています。

きっと素敵な作品を世に発信することができる環境です。

ぜひ、私たちと一緒に業界を盛り上げるWebデザインを追求していきませんか?

ご応募お待ちしております。

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