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会社の第14期を終えます。

こんにちは。やまもとです。

本日、9月30日で会社の第14期が終了します。

今期は、昨年から引き続きコロナ禍によるリモート
ワークの期間が多く、なかなか施策の進めにくい
状態でしたが、それでも企業として成長するために
できる限りのチャレンジを行った1年でした。

例に倣って、1年の主だったトピックを振り返ります。

ちなみに上期については、間で振り返っていますので
今回は下期のトピックとまとめにします。

14期半期の結果と、下期の展望

第14期に行った主なできごと

今年の1年に実施した主なトピックはこちら

上期

  • 商品の削減
  • メディア動画 週1本 → 2本配信へ
  • 倉庫の一部移転

下期

  • <売れ筋商品を含む> 商品の削減
  • アプリ制作
  • メディア事業の拡充
  • OMOのシステム導入

1つずつ振り返っていきましょう。

14期通期の売上結果


上期は前年比153%で折り返しましたが、下期は、
前年4月のコロナでのステイホーム開始時期との比較
であり、前年が非常に高い売り上げであったため、
前年比はさほど上がらず、通年通しての前年比は、
127%に落ち着きました。

売上額は約25億円になり、5年前の第9期以来の
20億円超の売上となりました。

インテリア業界は、巣籠り重要でどの企業も高い
売上を取っていますので、うちだけが特別という
わけではありませんが、商品の縮小を行ったり、
メディア活動に重きを置いたりと、売ることだけを
目的にしていない今の僕たちとしては、十分な結果
を残せたのではないかなと思っています。

さて次項からは、14期下期に行った施策をまとめていきましょう。

<売れ筋商品を含む> 商品の削減

昨期より、段階的に商品の削減を進めてきました。

このあたりの思いは、過去に

ロングテール戦略と、選択と集中

にて書いています。

14期下期の商品削減は、4回目になり、はじめて
「売れている」商品の削減に着手しました。

「売れている」というのは、月に数十件のご注文が
あるような商品を指しています。

売上的には、裾野が広がり、ご注文の機会を得ること
ができる商品ですが、あえて廃番にすることにしました。

主な理由としては、

  • いまのリセノのコーディネートに合わない
  • 品質が物足りない

という点です。

リセノは近年「ナチュラルヴィンテージ」という
インテリアテイストを掲げて、広めています。

以前は、商品によって、北欧風、西海岸風、インダ
ストリアル風、ナチュラル風...... などなど、それ
ぞれのイメージでコーディネートし、撮影して、
提案していました。

ただ、僕たち自身が好きなテイストは、ナチュラル
ヴィンテージといった、シンプルな部屋にディテール
感をミックスしたようなコーディネートで、自分たち
が提案するスタイルに違和感を感じることもありました。

そこで、思いきって、ナチュラルヴィンテージに
合わない商品を無くしていったのです。

ある時は北欧がいい、ある時は西海岸がいい、って
どっちやねん!ですもんね。

そして、もうひとつは品質の問題です。

以前から取り扱っている売れ筋商品は、いわゆる
「お値段が安くて、品質はそこそこ」といったもの
が多くありました。

お客様からしても、手が出しやすい価格帯が多い
ので、よく売れます。

ただ、どうしても、価格を訴求する分、品質が足り
ないことも多く、お客様からお叱りをいただくこと
が多くありました。

お客様がリセノのマガジンを読んだり、問い合わせ
でスタッフから案内を受けたりした後に、リセノを
信頼して購入していただいたのに、届けた製品は、
品質が低い。

期待値が高いところから、一気に落ちてしまうから
こそ、より熱量の高いお叱りをいただいていたのだ
と思います。

「インテリアの楽しさを、広めよう」という活動を
自社メディアを通じて行っているからこそ、専門店
として、品質をきっちりと守れる商品だけをお届け
する必要性を感じたのです。

14期下期に「売れている」商品の廃番を行ったこと
で、ずいぶんとお叱りを受けることも減り、お客様
にご満足いただけることが増えたと思います。

また、これによって、長く苦労をかけていた社内の
カスタマーサポートのスタッフも、強いクレームを
受ける機会が減り、良い笑顔をしていることが増えた
と思います。

CS・ECともに良い施策をできたと思います。

また、来期もさらに削減を予定しています。

アプリ制作


6月に公式アプリをリリースしました。

「インテリアの楽しさを、もっとたくさんの人に。」
というタグラインに則って、これまで多くの読み物
をリリースしてきましたので、インテリアメディア
として、常に開いていただけるようなアプリを
目指して、構築しました。

全体的な構成は「北欧、暮らしの道具店」さんの
アプリがとても素敵なので、真似させてもらいました。

アプリは、毎日開いてもらって、常にお店にタッチ
してもらいたいので、多くの新情報をリリースする
ことが重要です。

ほぼ日」なんて、最たるものですよね。
毎日、読みにいってしまいます。

今までは、1日1本の商品 or 記事 or 動画 といった
感じのリリース体制だったのを、アプリリリースを
期に、1日3本の新情報リリースを目標に運用体制を
改めました。

うちの場合は、ほぼすべての記事を社内メンバーが
兼任で行っていますので、とても大変ですが、それ
でも、多くのメンバーが参加し、良質な記事を多数
リリースできています。

毎日3つの新情報が出ているのはメディアとして
価値があり、お客様からも「いつもアプリ楽しみに
しています。」というようなお声をいただく機会が
増えてきました。

今はリリースから約3か月経ち、ダウンロードは、
1万ユーザーを超えたところです。

今後は、10万ユーザーを目指して、SNSとともに
より運営に力をいれていこうと思います。

来期中には、1日5本の情報リリースを体系化して、
さらに様々な企画にあふれたメディアを目指して
いこうと思います。

メディア事業の拡充


アプリの点でも触れましたが、会社として、メディア
運営にとても力を入れています。

例えば、制作部のこれまでのリソースは、ECに関する
仕事が、全体の80%を占めていました。

つまりは、平日4日はECの業務を行っていて、残りの
1日はメディアに関する業務を行っています。

これを、平日3日をEC業務に、2日をメディア業務に
あてるようにリソースを変更しました。

つまりは、半分近いリソースをメディアにあてている
ということです。

これは、ECを運営している会社としては、なかなか
異例の状態と思います。

僕たちは「商品を売る」企業でなくて、「インテリア
の楽しさを伝える」企業であるというメッセージに、
実体を伴わせることが出来てきていると思います。

来期は、さらにメディア事業に関わるスタッフを
増やして、会社全体のリソースが50:50にする事を
目標にしていこうと思います。

OMOのシステム導入

6月に、ECと実店舗の会員情報を統合するシステム
導入を行いました。

今までは、実店舗でお客様の情報を持っていなかった
ので、いつもECをご利用いただいているお客様が
店舗にご来店いただいた際に「コーディネートを相談
したいけれども、以前にご購入いただいた製品の情報
がないから、お客様の現況確認に時間がかかる」と
いうような問題がありました。

また、お持ちのポイント連携なんかもなかったので、
レジにて煩雑なやり取りがあるのも問題でした。

その点をアプリを含めたシステム導入にて解決し、
今は、店舗にてスムーズにお客様の情報を確認し、
ご案内することができるようになっています。

OMOにておいては、

家具小売りにおける「オンライン」と「オフライン」の重要な関係

にも書いたとおり、今後はより「実店舗」が重要に
なってくると予測しています。

実際にリセノにおいても、昨年の売上伸び率は、
東京・京都の両店舗ともに、ECの伸び率を大きく
上回っています。

来期は、今期コロナで達成できなかった福岡店を
オープン予定ですので、さらにOMOを推進していく
予定です。

まとめとして

というわけで、14期の主だった活動をピックアップ
しました。

今期においても、コロナ禍の中で大変な混乱と、
見えない先を予測する対応を求められる1年でしたが
メディア事業を伸長させながら、品質改善を整え、
よりカスタマーサクセスを実現するブランドへ近づ
けた1年だったと思います。

コロナ禍の大変な中で、僕たちの製品を見つけていた
だき、生活を良くする期待をもって購入していただい
たお客様方に、心より御礼申し上げます。

また、難解な要求をプロの目線で紐解き、期待以上
の製品を共に生み出してくださったお取引先様にも
心より御礼を申し上げます。

社内メンバーも、会社が大きく変わっていくなかで、
ともに変化し、チャレンジし、成長してくれたと
思います。ありがとう。

その他にもたくさんの関係者のみなさま。
ご協力いただきまして、誠にありがとうございます。

また、個人的にも、日々頑張る気持ちを与えてくれた
大切な人たちに感謝の意を送りたいと思います。
いつもありがとう。

今年で創業から14年。経営の素人なりよく頑張って
きました。ひっそりと自分をほめたいと思います。

まだまだ若輩の会社ですので、お会いした際には、
私やスタッフともども、どうか期待をかけた厳しい
ご指導・ご鞭撻をいただければ幸いです。

1年間、ありがとうございました。
次の1年もどうぞ宜しくお願いいたします。

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