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【フラッグの現場に聞く vol.3】日々の課題解決に取り組むエンジニアに直撃!〜コロナ禍のライブ配信を盛り上げる新サービスとは〜

こんにちは。フラッグで広報を担当している薄(うすき)です。

ライブ配信事業も手がけるフラッグでは、コロナ禍にオンラインでの開催が加速する各種イベントでのコミュニケーションを盛り上げるべく、Twitter/YouTube連動型ライブ配信用テロップシステム『frenzee』をリリースいたしました。

そこで今回は、本サービスを開発した大阪オフィスの角森さん(大阪オフィス マネージャー/2011年4月入社)にインタビュー!

『frenzee』の特徴や開発に至るまでのストーリー、さらには入社の経緯やその他のエンジニアとしてのお仕事についても伺いました。

:早速ですが、『frenzee』について教えていただけますか?

角森:ユーザーが参加できることによって、ライブ配信での盛り上がりを演出することをコンセプトに開発したツールです。『frenzee』というサービス名は、熱狂とか極度の興奮状態を意味する英単語の“frenzy”が由来となっています。内容としては、TwitterやYouTubeに寄せられたユーザーの声をリアルタイムに抽出し、ライブ配信画面に表示できるというものになります。ライブ配信の映像に重ねてテロップを表示させる形になるので、合成できるスイッチングデバイスさえあれば、あらゆる配信プラットフォームにも対応可能です。


(『frenzee』システム構成の例)


:開発にあたってどのようなシステムを構築されたんですか?

角森:ユーザーの声をリアルタイムで拾い上げる中で、載せられない言葉が出てくる可能性もあるので、画面上で精査してピックアップできるような仕組みを構築しました。あらかじめNGワードを登録しておくと、該当するワードが含まれている場合は太字で赤く表示されるので、オペレーターの目で見て掲載できるかどうか判断してもらう形になります。

:あらかじめ設定したNGワードを含んだコメントはすべて除外するというわけではなく、人間の目で判断する必要があるんですね。

角森:そうですね。NGワードと言っても、例えば「エロ」というワードをNGとする場合、それを含む「ピエロ」というワードであればOKだったりしますので、最終的にはオペレーターの判断になります。

:今回特にこだわった部分はありますか?

角森:Twitter社が提供しているAPIを使ってコメントを抽出するのですが、リアルタイムで抽出する際にできるだけ取りこぼしがないように実装したり、コメントが多すぎてシステムがパンクすることがないような仕組みを作ったりだとか、その辺りのことは設計初期の段階で特に気をつけるようにしました。

:『frenzee』の売りとなるポイントはありますか?

角森:世の中には類似サービスがあり、値段も内容もそれほど変わらないのですが、フラッグが自社開発することに意味があると思っています。現場(ライブ配信チーム)からの要望をすぐに反映できるスピード感や、どんな要望にも柔軟に対応できる点が強みなのではないかなと考えています。

:なるほど。コロナ禍ではリアルイベントから急遽オンラインに変更となることも多いので、スピード感は特に求められるでしょうね。さて、開発に至った経緯をお聞きしたいのですが、きっかけとしてはライブ配信チームからの要望があったのでしょうか?

角森:もともとは2020年の11月に、久保社長から今後の方向性の一例として、他社の類似サービスの情報を共有いただいたのがきっかけです。僕としても何か新しいサービスをできないかなと考えていた中で、これまでやってきた知識や経験がすぐにでも活かせそうだなと感じたので、「やりたいです!」と即答しました。話を進めるにあたって、ライブ配信チームにヒアリングをして、要望や課題を伺ったところ、すぐに形にできそうだったのが『frenzee』でした。まずはプロトタイプとして、2020年の年末に配信予定のイベントで使いたいという要望があったので、それに向けて12月の頭から開発を始めました。

:およそ1ヶ月でプロトタイプを作るっていうのはすごいことなんじゃないかなと思ったんですが、通常はそれぐらいでできるものなんですか?

角森:もちろん開発する内容にもよりますが、今回はまずプロトタイプとしてリリースした上で改良していくという前提でしたし、『frenzee』で使っているTwitterのAPIの取り扱いに慣れていたということもあり、比較的スムーズに開発を進めることができました。また、東京本社のフロントエンドエンジニアともうまく連携できたことも、スピーディーな開発を実現できた要因の一つでした。

:すでにさまざまな案件で活用され、少しづつ実績が増えている印象ですが、見えてきた課題はありますか?

角森:今回は目の前の案件に照準を絞って作ったということもあり、サービスとして売っていくという点では、まだまだ力を入れていく必要があると感じているので、その体制づくりを整えていくことが課題ですね。そのためには、売る側の意見や市場を把握した方々の意見も取り入れることが大事だなと思っています。



:フラッグでエンジニアとして働くようになるまで、どのような経緯があったのかお聞きしたいと思います。角森さんはもともとWebデザイナーをされてましたよね?

角森:もともとはWebデザイナーとして入社をして、Flashでアニメーションを作ったり、コーディングなども担当していました。デザインの仕事をやっていると、クライアントやディレクターの指示が抽象的で、「かっこいいイメージ」とか「かわいい雰囲気で」といった要望を咀嚼して形にすることが苦手だったんですね。それに比べてプログラミングは白黒はっきりしていて扱いやすく、それまで手間だったことがプログラミングの力で解決できることにも楽しみを覚えて、そちらの方に移っていきました。

:仕事をする上でどんな時にやりがいを感じますか?

角森:僕自身はあまり仕事に対してやりがいを求めるタイプではないのですが、エンジニアリングしていく上では解決すべき課題があるからこそやるわけなので、プログラムを書くことで困っていることを解決できたら嬉しいというのはありますね。

:仕事をする上で心がけていることは何ですか?

角森:僕はとりあえずやってみることですね。例えばですけど、TikTokというサービスが新たに出たら、とりあえずアカウントを作ってみるとか、普段から情報収集する中で新しいものや気になるサービスや技術があったら、とりあえず試すようにしています。

:では、フラッグの良さはどんなところだと思いますか?

角森:社長をはじめ、他のスタッフに対してもあまり気を遣うことがなくて、部内の雰囲気もすごくいいので、働きやすいです。意見がしやすいということは、新しいことを始めやすいということでもありますし、やりたいと言った時にフットワーク軽く実現できる環境があるというのは、会社としても強みなんじゃないかなと思いますね。

:たしか「PORTER」というファイル転送サービスのシステムも、角森さんが作りたいと言って実現されたとか?

角森:そうですね。これは昨年リニューアルもしましたが、初めて作る時も、リニューアルする時も、自分からやりたいと言って任せてもらいました。もちろん、何でも言えばやらせてもらえるという訳ではないんですけど、やりたい理由がはっきりしていれば挑戦する機会を与えてもらえるので、働きやすいですね。


(自社開発ファイル転送サービス「PORTER」のロゴ)

:今後の抱負についてお聞かせください。

角森:先程お話ししたような、作ったシステムを売っていくための体制づくりを整えていきたいというのは抱負の一つですね。個人としては、エンジニアとしての知識や能力を高めていきたいです。年齢を理由に成長を止めたくないので、今後も言語の習得も含めて勉強し続けようと思っています。

:最後に、どんな人がフラッグに向いていると思いますか?

角森:やりたいことが明確であったり、入社してからのビジョンがはっきりしている人はフラッグでやりたいことができるんじゃないかと思います。

:今日はありがとうございました!

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