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「時間当たりのバリューを最大化する」フィンチジャパン流のチームワークとは?

フィンチでのチームワークの特徴は?(リサーチチーム内とコンサルタントとの連携など)

共通のゴールに向かって、互いを信頼して任せ合っています。

私たちの仕事は「スコープ」と呼ぶ業務範囲で区切られています。業務範囲を区切ることで、「コミットする作業」と「自分の役割」を明確にしています。

例えばリサーチャーは「事実の収集」、コンサルタントは「事実に基づく分析・提言」で分けられますし、プロジェクトリーダーは「タスク進行」、プロジェクトマネージャーは「完遂と計画」に責任を持つなど、役割分担を明確にしています。各自が自分の「やること」に集中しながら、共通のゴールに向かって、相互に信頼して任せ合うのが特徴です。

チームでどのように仕事を進め、成果を出しているのか?(クライアントに向けての成果・満足度を上げる)

定期的なマイルストーンである社内レビューを設けて、アウトプットに基づいた会話をしています。このとき、アウトプットとは資料や作成物だけに限りません。自分の考えに対する発言なども、アウトプットだと考えています。「言いたいことはあるが資料になっていないのか」「言いたいことがまとまっていないのか」では、ステータスが異なるわけです。資料の完成度も重要ですが、論旨や方向性を重視して会話を行い、必要に応じて短い周期で方向修正を行なっています。


フィンチの雰囲気や日常の様子について。

和気藹々とした雰囲気というよりも、自分が成果を出せる環境に重きを置いています。

オフィスでは皆さん、静かな環境で黙々と仕事していますし、集中するためにテレワークする人もいます。

こういう働き方をしているのは、私たちは、「時間」に価値を最も置いているからです。これは決して、「早くやることが必ず正しい」「締め切りに間に合いさえすればそれでいい」「タイパを絶対重視している」という一義的な考えではありません。

「時間当たりのバリューを最大化する」ために、必要なときに最適な会議を設定するし、バリューを最大化するために必要な時間であれば黙々と作業する、といった自分のスコープを遂行するために、時間を使っています。

苦労話や乗り越えた経験を共有。

遠方に事務所を構えるクライアントとのプロジェクトで、私がPLを務めた際に「限られた期間内で、どうすればバリューを最大化できるか」に取り組んだことがあります。そのプロジェクトは、「何をやるか?」「どのようにやるか?」といった多くの問を解く必要があり、契約期間内に結論を出すためには、『打ち合わせの時間のバリューをどうやって最大化するか』が最大の論点だと考えました。

チーム内の協議・検討の結果、週に1時間のオンラインミーティングを中心として、PLである私が打ち合わせ当日に遠方の事業所へ出張して、対面ミーティングでもう1時間の合計2時間確保するというオペレーションで進めることにしました。

遠方でも現地へ私が赴くべきだとチームメンバーで判断した理由は、そのプロジェクトは「資料の説明・提案」よりも、「参加者全員で行なう議論」の時間を増やして質を高めることが最も意思決定に近づくと結論を導いたからです。そのためにはPLである私がオンラインよりも、現地の温度感や空気感を、肌感覚で掴むことこそ、打ち合わせ時間のバリューを最大化できる方法だと確信したからです。

この案件では対面で実施した影響で、クライアントチームの誰が、何に対してコミットしているかが明確になり、コンサルタント対クライアントという関係から、ひとつの事業を作ろうとする「一人ひとりのパートナー同士」という関係に変化して、プロジェクトは大きく動き始めました。

結果として、契約期間内にこのプロジェクトを完遂することができました。

コンサルタントがクライアントに届けるバリューには、資料の内容や最後のアウトプットだけではなく、結論をどのように導くかというプロジェクトデザインも含まれます。

決められた期間内で意思決定や成果創出をするために、クライアントへ価値を届けるための試行錯誤や柔軟な戦略転換を全員が取り組み、支え合う風土が根付いていることが、当社ならではの魅力です。

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