アロハ〜、みなさん初めまして青木と申します。
ハワイの挨拶である「ALOHA」は「こんにちは」という意味であり、「さようなら」でもあり「ようこそ」「ありがとう」とかいろいろな意味があるそうですね。
(ドラマ『シリコンバレー』で知りました)
カバー写真の男性は、先日ハワイで結婚式を挙げたチームメンバーの岡本さんです。
青木とは別人ですのでご注意ください。
岡本さん、ご結婚おめでとうございます!!
というわけで(?)、出会ったばかりで恐縮ですが、7 月いっぱいで Ferix を退職し、他の企業へ転職します。
Ferix での出来事と自分の考えの整理のため note にでも退職エントリーを書こうと思ったんですがなんと会社の方から書いてくれと言ってもらったので、ここ Wantedly にフィードという形で退職エントリーを残すことになりました。
ちょっと長めかもです。
社外の方に向けたフィードというよりは、社内向けの退職の挨拶みたいな内容になってしまいました。
社内向けのような内容であるが故に、読んでくれた人が Ferix に興味を持ってくれたり、興味を持つ人が安心できる材料になってくれることを期待します。
Ferix との出会い
Ferix を知る前、文系の 4 大を 5 年半かけて卒業し、就職活動中にプログラミングと出会って面白かったので右も左もわからぬままエンジニアとして就職しました。
しかし、当時担当していた運用の仕事ではスキルが付く気がしなかったのと、"ものづくり"っぽいことがしたくて開発のできる会社を探しました。
(ある程度力が付けば運用も楽しいと思うんですけどね)
Ferix は開発案件を多く受託する会社だったことはもちろん、オフィスでスリッパ勤務だったことに感動し、入社しました。
集中して仕事してる時に靴履きたくないですからね。
しかし当時戸田公園(埼玉)にオフィスがあったことは心配で最後まで悩みました。
※個人の感想です
Ferix での仕事
技術要素については以前募集でまとめていただきました。
https://www.wantedly.com/projects/267030
Web フロント、サーバサイド、モバイルまで様々携わることができました。
狙い通り開発案件は楽しく、イチから組み立てることでとても勉強になりました。
直近は Flutter やってました。
要件に合わせて合理的な説明ができれば自分のやりたい技術をふんだんに使えるのがとてもとても良かったですね。
(ただ Firebase は機会がなく業務で使えなかったのがとても心残りです..!)
仕事以外の思い出
Ferix をベンチャー企業と呼ぶのかはわかりませんが、いわゆるベンチャー企業っぽい風通しの良さを感じる思い出がたくさんあります。
入社してすぐの頃 Slack ボットを作って社内 Slack に常駐させて遊んでもらったり、来客があったとき用の呼び鈴的なアプリを iOS で作って iPad に入れて置かせてもらったりしました。
技術が好きで楽しんで開発する人が多いので、コンテストに応募したりハッカソンに参加もしました。
ハッカソンで企画したアプリはその後個人で作り直してリリースもしています。
https://itunes.apple.com/jp/app/hey-siki/id1378181313?mt=8
ドミノピザのキャンペーンを Slack に投稿したら人が集まってみんなでピザ食べたり、最近 NHK の筋肉体操が話題だと Slack に投稿したら昼休みに有志で集まり会議室使って筋肉体操やるのが日常になるなど、
フットワークの軽さとそれを許容する(?)会社の懐の深さを感じました。
なぜ転職するのか
ここまで割と良さそうなことばかり並べてなぜ転職するのか。
一言で言うと「コンシューマー向けの自社開発をやりたいから」です。
最近に始まったことではなく入社前からずっと自分の志向は自社開発にありました。
受託開発が中心とは言え Ferix でもできるにはできますし、当時はシンプルにプログラミング能力の獲得を優先しました。
実際、ありがたいことに自社開発の企画開発みたいなものを任せてもらう機会があったんですが、正直全然できませんでした。
自分はプログラムを書きたくて、プログラムを書くことはできてもサービスを企画することやそれを宣伝すること、利益を出すこと、その他もろもろできないことが多すぎました。
できないことでも 100 回ぐらい繰り返せばできるようになるかもしれませんが、会社としても個人としても効率が悪すぎますし、1 人でできるようになりたいわけではありません。
自分にできない役割をできる人というか、やりたい人と組んだ方が圧倒的に良いですよね。
そんなことを考えながらも Ferix の働きやすさやエンジニアとしての経験も貴重なため、良いところがあったら〜ぐらいで過ごしていたら、良いところにご縁をいただきました。
というわけでコンシューマー向けの自社開発をやっている会社に行きます。
細かい話はいろいろありますが大筋はこんなところです。
至極単純な話すぎてあんまり大仰に語ることがありませんね。
最後に
プログラミングをする際はいつも変数や関数の命名に迷います。
テキトーに付けた名前でも、その名前を元に開発を進めたり繰り返し目にしたりするうちに、その変数や関数の内容が名前に引っ張られ、名前の通りの振る舞いをするようになると感じるからです。
では Ferix の名前はどうなのかというと、ホームページに記載されている由来を引用します。
はるか昔、共和制ローマの軍人さんに「sulla felix」と必ず署名する人物がいました。お名前は「スッラ」。felixの意味は「幸せ者」。署名に必ず「幸せ者の スッラより」と記述する事で、自らを幸せ者足らんとしたのでしょう。繰り返しそう記述することで、言うことで、本当にそうなると信じる。言霊を信じる私としては、直感的に良いなと感じました。
我々も仕事柄、メールや挨拶等でよく「所属」+「自分の名前」を名乗ります。「フェリックス川原です」で始めるメールの冒頭、メンバー全員が「フェリックスの、」を名乗り続けること、 なんだか幸せになれそうな気がしませんか?
働く人が「幸せ者」で居られる会社を実現していくために、その願いを社名に込めました。そして、言葉の上だけでなく「毎日頑張れば必ず到達できる」と信じています。
https://www.ferix.jp/president/
これは本当に、名は体を表すとはこのことだなと思いました。
Ferix は事業として受託ばかりではなく自社開発もやろうとしているし、特徴の 1 つである研究開発案件ばかりではありません。
人数も増やそうとしているし人数が増えれば自由の形も変わりそうです。
しかし「働く人が『幸せ者』で居られる会社」を目指していることは変わらないだろうし、これこそが Ferix の核であると考えています。
※また、本来は「felix」なのに「ferix」になっているのはドメインを取られていたから...?という噂があります。その不完全さもまた本当によく Ferix を表しているなと思います。(良い意味で)
自分は「幸せ者」を目指す過程で他の会社に行く選択をすることになりましたが、Ferix はとにかく働きやすい会社でした。
他の会社で働く自信をなくすぐらいには働きやすかったかと思います。
文章の流れの関係で途中途中には挟みませんでしたが、ここに書いた通り楽しくやらせてもらったのは全て川原さんをはじめとする Ferix のメンバーのおかげであり、派遣で来ていただいた方含め一緒に働いてくれたみなさま、案件を発注していただいたお客様のおかげです。
ありがとうございました。
ALOHA