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テレビアニメ化もされたゲームアプリのプロデューサーが、最高マーケティング責任者として有限会社エキストラに参画したワケ


「彼にはtoC事業のセンスがないので笑」

代表の角本(かくもと)について、そんな思い切った内容を話せることが、逆に2人の信頼関係の深さを物語っているなと感じました。

有限会社エキストラCMO(Chief Marketing Officer:最高マーケティング責任者)の松田 晃佑(まつだ こうすけ)が、代表の角本と出会ったのは、いまから約7年前。両者がサイバーエージェント社に勤めていたころです。

松田はサイバーエージェントを退社後、モバイル向けゲームアプリの開発・運営を手がけるHappy Elements(ハッピーエレメンツ)株式会社へ転職。

そこでは、後にテレビアニメ化も果たした『ラストピリオド』のプロデューサーや、全タイトルのマーケティングなどを担当していました。

そして現在、松田はエキストラのCMOであると同時に、モバイルゲームの開発やマーケティング支援などを行う株式会社JORO(ジョーロ)の代表取締役社長でもあります。

サイバーエージェント時代に出会って以来、「いつか一緒に仕事ができたらいいね」とボンヤリ掲げていた未来像は、代表取締役とCMO、そしてエキストラとJOROの共同オフィスという形で実現します。

角本との関係を「阿吽の呼吸」だと語る松田に、今回は角本との出会いや、一緒に事業をするに至った経緯、そして「ゲーム」に懸ける想いなどを、インタビューしました。

出会いはアポの現場

――松田さんと角本さんのサイバーエージェント時代の出会いは、どういう形だったんですか?

松田:ぼくも角本も、サイバーエージェントで働いているときは、広告に関するツールを販売していました。その役割は「スタッフ」と呼ばれるんですけど、スタッフは実は「社内営業」がとても大事なんです。クライアントの窓口になっているのは、スタッフとは別の営業の人で、スタッフは営業のアポに同行してツールを販売するんですね。だから、そのツールを販売するためには、まず営業に対して社内営業をかけまくって、アポに同行させてもらうことが肝でした。

――スタッフの人は「同僚」と「クライアント」の2回、関門があるんですね。

松田:ぼくと角本は別の広告ツールを販売していたんですけど、当時、ぼくが同行していたアポの現場には、だいたい角本もいました。たぶん、角本もぼくと同じように、めちゃくちゃ社内営業をしていたんだと思います。それで、最初はぜんぜん面識がなかったんですけど、何回も顔を合わせるうちに仲良くなりました。

toCのJORO、toBのエキストラが協力すれば、向かうところ敵なし

――出会いのきっかけは、同期だったとか同じ部署で一緒に仕事をしたとかじゃなくて、営業先へのアポだったんですね。

松田:そうですね。歳は角本のほうが2つ上ですし、一緒に案件に関わったという経験もありません。ただ、仲良くなって仕事や事業の話をするなかで、お互いに「もしかしたら馬が合うのかもね」みたいなことは言っていました。それで結果的に、ぼくがtoC領域であるゲームアプリの会社を立ち上げて、エキストラは広告業だったり人材紹介業だったり、toBの領域をメインに事業を展開していくなかで、お互いの強みを活かせるんじゃないかと思い、連携してやっていくことにしたという経緯ですね。

――たしかに、ゲーム事業と広告事業は近い領域なので、相乗効果がありそうですね。

松田:だからいまはJOROのほうではゲームアプリの開発をやりつつ、エキストラのCMOとしては、マーケティングの施策だったり、これから立ち上げようとしている新規事業についてだったりを、角本と相談しながら進めています。ぼくはtoCの領域に知見がありますけど、逆に角本はtoBの領域がかなり強いので、そこはお互いの考えを尊重しながら、阿吽の呼吸に近い状態でやれているんじゃないかなという感覚はあります。

エンタテインメントは、人生の必需品

――松田さん自身は、子供のころからゲームが好きだったんですか?

松田:いえ、そういうわけではないですね。ただ、じゃあなんでゲーム事業なのかというと、ゲーム事業が今ぼくができる一番のユーザーインタラクティブなエンタテインメントだからです。例えば他のエンタテインメント領域でいくと、本当に幅広く色んなことがありますが、わかりやすく人に影響を与えるイメージでいうとアーティストや芸人などがイメージしやすいですけど、ぼくにはそれはできないので。自分にできるもので且つ、多くの人に届けることができる、誰かを喜ばせたり幸せにしたりできるものを考えると、いまの自分にはゲームという手段が一番適しているのではないかなと考えています。

――実際にゲーム事業をやっているなかで、なにかうれしかったできごとはありますか?

松田:例えば、自分の作ったゲームのオフ会が開催されて、その機会を通じてユーザーさんと触れ合ったりする中で、ユーザーさん同士で「結婚することができました!」とか「いまの親友に出会うことができました!」とかっていう報告を何回もしてもらってるんですけど、そういうのを聞くと、めちゃくちゃうれしいですね。エンタテインメントって、この世になくても別に死にはしないんですけど、人生に感動をもたらすには必要不可欠なものだと思っています。

重視するのは会社の雰囲気と価値観とのマッチ

――では最後に、こんな方と一緒に働きたいという人物像はありますか?

松田:スタートアップで、なにか面白いことがやりたい!という方で、少しでも興味を持ってもらえた方と、まずはぜひ気軽にお話してみたいです。そのときは、会社の雰囲気や価値観に合うことが大事かなと思っています。そして同じ船に乗ってくれる方々と、ワクワクするような新しいことをしてみんなでハイタッチできるぐらい熱くなりたいですね。

――スタートアップらしく、まさに「走りながら考える」という感じですね。

松田:toBでもtoCでも新規事業でも、自分のやりたいことをやりやすい環境にはあるかなと思うので、少しでも興味を持ってもらえれば、ぜひ気軽に連絡してきてほしいですね。

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