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【フードスタイリスト シリーズ】「食」×「IT」で出来ることを掘り下げ、見た目でも引き付けられる料理を作り続けたい

※この記事は、株式会社エブリーのオウンドメディア「every.thing」にて2020年7月29日に更新されたものです。(https://everything.every.tv/20200729-2/

南 あんず
DELISH KITCHENカンパニー ユーザーグロース企画部 メディア企画グループ

フリーランスのフードスタイリストとしてテレビ、広告などの撮影に10年程携わった後、現在は『DELISH KITCHEN』でレシピ開発、撮影を担当。小学生の子を持つ母でもあり、働くお母さんが毎日手早く美味しく作れるレシピ作りを心がけてレシピを開発中。ユーザーからいただいたリクエストレシピも担当し、郷土料理やB級グルメといった人気のある料理を、出来るだけ手軽にご家庭で再現していただけるよう日々励んでいる。好きな料理はスパイスカレー、フレンチ、ベトナム料理、お鍋料理。

▼DELISH KITCHEN フードスタイリスト一覧ページ
https://delishkitchen.tv/food-stylists/1223

DELISH KITCHENの全レシピは、「食」のプロである管理栄養士などの資格を持ったスタッフの手で作られたものです。ユーザーの皆さまにも、お伝えしていくことでサービスの安心感や信頼性を高めていきたいという思いから、レシピ考案者の情報が公開されるようになりました。サービスのコアとも言えるレシピを支えている彼女たちの思いとはーー「DELISH KITCHEN フードスタイリストシリーズ」として紐解いていきます。

俯瞰で撮影したレシピ動画は衝撃的だった

ーどういったきっかけでフードスタイリストを志すようになったんですか?

南:大学に進学し、初めて一人暮らしをしたことがきっかけで料理に興味を持ちました。中でも料理本を読むことが好きだったので、その頃の将来の夢は料理本を作る仕事に携わることでしたね。料理を作ることも好きではありましたが、料理のビジュアルが好きだったので、料理人になりたいというよりは見せるための料理を作りたいと思っていました。

大学卒業後は、料理のことを学ぶためにバイトをしながら夜間のフードスタイリスト養成学校に通いました。その後テレビの料理番組などを中心に活動していたフードスタイリストのアシスタントを3年ほど務めた後、テレビ、CM、広告などを中心にフードスタイリストとして活動していましたね。当時の仕事は「食べる」料理より、シズル感を演出するような「魅せる」料理を作る仕事が多かったです。

その後結婚したタイミングで、フレンチレストランを経営していた夫を手伝うために、スタイリスト業から離れます。ホールでのサービスから事務周りや広報宣伝業務まで、料理以外の部分を担当していました。そして、お店を閉店した時に『DELISH KITCHEN』のことを知り、「レシピ動画」というジャンルに興味を持ちました。もともと料理を撮影する仕事をしていたこともあり、当時SNSで見かけた時に「どうやって撮影しているのだろう」と気になったんですよ。今まで私が料理を撮影していた時とは全く違う、真俯瞰からの撮影方法に衝撃を受け、気付いたら求人に応募していましたね。(笑)


世の中のお母さん達と同じ目線でレシピ開発

ー現在『DELISH KITCHEN』でどのような業務を担当されていますか?

南:主にアプリのレシピ作成から撮影までを担当しています。最近はユーザーからのリクエストレシピにお応えしたり、B級グルメや郷土料理など、テーマのあるレシピを担当することも多いですね。他には、フードスタイリストのメンバーが作成しているレシピの表現や言葉遣いに誤りがないか、ルールに沿ったわかりやすいレシピになっているかなどのチェックや、アプリ上で季節や流行にあった特集の企画、おすすめレシピの選定などを行っています。

ー南さんは母親として家庭でもお料理をされているとのことで、そういった経験も『DELISH KITCHEN』では生かされていますか?

南:そうですね。ポイントは2つあるかなと思っていて、まずは世の中のお母さんたちの悩みを同じ目線で見ているということです。『DELISH KITCHEN』のユーザーはほとんど毎日料理を作られている方が70%以上、お子さまがいる方が半数以上です。こういったユーザーさんたちと同じように私自身もプライベートでも毎日ご飯を作っていますので、家庭で感じたことをすぐに自分の仕事にフィードバックできるのは強みですね。

もう1つは、誰かのために作る料理を意識しているという点です。料理というのは自分以外の人に食べてもらうことが意外と多いんですよね。作る対象を明確にしたレシピ立案は、家族のために料理をしている母親としての観点がいかせているのではと思います。


ー例えばどんなレシピがおすすめでしょうか?

南:私は、日々の経験から「働くお母さんの料理は品数少なめ」をテーマにしていて、少ない品数でもおいしく、栄養もしっかり取れて満足してもらえるようなレシピを提案するようにしています。

例えば豚ひき肉のにんにくトマト炒めは、トマトの酸味と甘みを生かしたシンプルな味付けで、さっと簡単に作れる炒め物です。豚ひき肉はしっかりと焼き付けて香ばしさとうまみを引き出し、水気が出やすいトマトを加えたら短時間で仕上げるのがポイントです!レシピの中にはこうしたコツもわかりやすく伝えるようにしていて、忙しいお母さんたちにとっても失敗がなく少しでも負担を減らすことができればと思っています。

>他、南さんが考案したおすすめレシピはこちらのページから

「食」×「IT」で出来ることを掘り下げていきたい

ー『DELISH KITCHEN』のフードスタイリトだからこそできる経験はどんなことだと思いますか?

南:現在『DELISH KITCHEN』でフードスタイリストとしてレシピの開発・撮影をしているメンバーの経歴は様々です。異なった知見や得意分野を持った人たちとの仕事は毎日刺激になっています。例えば、前職が保育園の給食を担当していた管理栄養士さんは、簡単でかわいくて大量に作れるお菓子のレシピが得意だったり、社員食堂で働いていた人は揚げ物が得意だったりそれぞれ個性があります。マニュアルに沿ってレシピの開発を行ってはいますが、バックグラウンドが違うとアプローチの仕方や見せ方も変わってきたりするので面白いですね。

また、同僚と大好きな料理の話が日々できるのは、仕事という意識を超えて本当に楽しいです。フードスタイリストの中で、ほとんどのスタッフは私よりひとまわり以上年下というような環境なので、お母さんのような気持ちでみんなのこれからの活躍も楽しみにしています。(笑)

ー今後、『DELISH KITCHEN』のフードスタイリストとしてどんなことにチャレンジしていきたいですか?

南:私はやはり、見て・食べて美味しい料理を作っていきたいということが基本にあります。そこに加えて『DELISH KITCHEN』で働くようになってからは、ITやデータによって「食」の世界がどんどん広がっていくのを体感し、とても面白いと感じています。どんな時にどんな料理が求められるのか、同一ユーザーでも、曜日や時間によって求める料理は違います。また、同じレシピでもどうすればより多くの人の目に触れることができるのか、データと掛け合わせることで最適な提案ができるようになります。IT企業で料理の仕事をしているからこそ得られる経験をもとに、フードスタイリストとしての提案の幅を広げていければと思います。

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