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【フードスタイリスト シリーズ】「食」にまつわるストーリーを大切に!説得力のある料理を提供していきたい

※この記事は、株式会社エブリーのオウンドメディア「every.thing」にて2020年5月12日に更新されたものです。(https://everything.every.tv/20200512-2/

池田 美希
DELISH KITCHENカンパニー ユーザーグロース企画部 メディア企画グループ

大学卒業後、食品メーカーで働く傍らフードコーディネーター養成スクールを卒業。その後2017年4月エブリーに入社し、DELISH KITCHENでは企業タイアップレシピ開発を担当。時短レシピからパーティーレシピやおつまみレシピなど幅広く考案中。

▼DELISH KITCHEN フードスタイリスト一覧ページ
https://delishkitchen.tv/food-stylists/386

DELISH KITCHENの全レシピは、「食」のプロである管理栄養士などの資格を持ったスタッフの手で作られたものです。ユーザーの皆さまにも、お伝えしていくことでサービスの安心感や信頼性を高めていきたいという思いから、レシピ考案者の情報が公開されるようになりました。サービスのコアとも言えるレシピを支えている彼女たちの思いとはーー「DELISH KITCHEN フードスタイリストシリーズ」として紐解いていきます。


たくさんの人の記憶に残る料理を提供したい

ーどういったきっかけで栄養士を志すようになったんでしょうか?

池田:昔から食べることが好きだったこともありますが、両親が共働きで3姉妹の甘えん坊な末っ子だった私は、お母さんを独り占めするために、小学生の頃くらいから一緒に料理し始めったのがきっかけでした。料理を作ると家族みんな喜んでくれるのでそこから料理をすることがどんどん楽しくなっていきました。食卓を囲んで家族と話しながら食べる夕食の時間や、友人とわいわいしながら食べる給食の時間が大好きで、それまでは楽しい思い出と「食」は切り離せないものだと思っていました。しかし、思春期にダイエットにハマり、あんなに大好きだった食事を楽しめなくなってしまう時期があったんです。その時に、楽しみながらもバランスの取れた食事ができるように、栄養について勉強したいと思い栄養士専攻の大学に進みました。

ー大学卒業後は働きながらフードコーディネーターの専門学校に通っていたんですね?

池田:はい。大学卒業後は食品メーカーに就職しました。商品パンフレットの制作や、商品提案時のプレゼン資料の作成などに携わっていました。外食・中食向けの業務用食品を扱う会社でしたので、もっと「お家で食べるご飯」に近い仕事がしたいという思いが湧いてきて、転職を考え始めました。ですが、それまで料理開発の経験などは何もなかったので、基礎的なことを身に付けるために、働く傍らフードコーディネーターの専門学校に通い始めました。


ーその後、何がきっかけで『DELISH KITCHEN』へ?

池田:転職を考え始めた頃に『DELISH KITCHEN』を知りました。レシピ×動画という組み合わせが新鮮に感じたのを覚えています。動画なのでとてもわかりやすく、これは料理が苦手な人でも簡単に作れそうだなと思いました。私は、幼少期に家族で食べた料理の記憶が強く残っているので、みんなの記憶の中にも料理の幸せな記憶が残るといいなと思っています。「誰でも簡単においしく作れるレシピ」をコンセプトに様々なプラットフォームで配信している『DELISH KITCHEN』なら、たくさんの人に料理の幸せな記憶を残すお手伝いができるのではないかと思い、求人へ応募を決めました。

商品を主役にしつつ、『DELISH KITCHEN』らしさも大切に

ーDELISH KITCHENではどんな業務をされていますか?

池田:現在は、メディア企画グループのストラテジックプランニングチームでタイアップコンテンツの制作を担当しています。飲料、調味料、菓子、製パンなどの食品メーカーのほか、スーパーなどの小売店とのタイアップ、食材ではない調理家電メーカーや映画のタイアップもあります。私はガッツリとしたおかずやお酒のおつまみが得意なので、そういった案件を担当することが多いです。

ータイアップのレシピ考案をする際はどのようなことを心がけていますか?

池田:タイアップレシピを考案する際には、営業の方と一緒にクライアント先へ打ち合わせに伺うこともあります。いただく課題は大きく2つあると思っていて、一つは新商品などの認知を拡大させたいということですね。新しい商品の場合は、その商品を知ってもらうためにSNSで映えるレシピだったり、普段のレパートリーに追加できるようなレシピ提案ができるように心がけています。

もう一つは、ロングセラー商品のようなすでに認知のある商品の新たな活用方法を見出したいということです。クライアントの企業内にも管理栄養士などの有資格者がいらっしゃる場合や、すでに独自のレシピを持っていらっしゃるところが多く、『DELISH KITCHEN』ならではのアイディアが求められているのでレシピの提案はとても難しいですし緊張しますね。提案は商品を主役にしつつも、いかに『DELISH KITCHEN』のユーザーに求められているレシピにできるかを大事にしています。


ー実際のお取り組みについて具体的に教えてください!

池田:例えば、江崎グリコ株式会社様とのお取り組みでは、「プッチンプリン」を使って、2種類のアイスを作りました。先方からは、「プッチンプリン」のお花の形を生かすことと、お子様と一緒に作ってもらえるレシピというご要望をいただいていました。

まず一つ目は、「プッチンアイスキャンディー」です。こちらのレシピは「お子様と作る」ということに注目した時に、キャラクターにしたいなと思っていました。そして、「プッチンプリン」ならではのお花の形を生かせて、色味を生かせるもの・・というように考え、可愛らしいライオンと、レインボーでカラフルなアイスキャンディーにしました。

今回のようなアイスの場合はどうしても溶けてしまうので、実は動画だとなかなか難しいんです。部屋をキンキンに冷やしながら時間との勝負でもありましたね(笑)。

池田:もう一つは「プッチンプリンアフォガート」です。こちらは、「プッチンプリン」と株式会社すかいらーくホールディングス様が展開する「バーミヤン」と三社による共同開発で、外食で提供されるメニューとしてだけでなく、自宅でも再現ができるスイーツをご提案しました。店頭でも食べられるレシピの共同開発というのは、実は『DELISH KITCHEN』としても初の試み。3社のニーズをまとめながら一つのレシピに仕立てていくので、各社の思いや意図をぎゅっと詰めたものにしていく責任感もありましたが、貴重な経験になりました。こうした新たなチャレンジができるのも『DELISH KITCHEN』でフードスタイリストとして働く魅力の一つだと思います。

※このコラボ商品は以前バーミヤンで販売していましたが、現在は販売終了しています。

説得力のある料理を作れるように

ー『DELISH KITCHEN』のフードスタイリストとしてどんなことを大切にしていますか?

池田:私は、常に「食」にまつわるストーリーを大切にしたいと思っています。料理はいろんな人間関係のきっかけとなるものだと思うんです。美味しい料理には人が集まって、食卓は会話が弾みます。料理を作った人はそれが成功体験となってもっと料理が好きになり、食べた人には幸せな思い出が積み重なっていくはずです。たくさんの人にそんな経験をしてもらえるように情熱を絶やさずにいたいです。

ー今後、チャレンジしていきたいことはありますか?

池田:私自身としては、より多くのユーザーと直接触れ合う場を設けられるといいなと思っています。過去に料理教室を実施したり、フードイベントなどへ出店したことがありましたが、その際にユーザーから料理に関するお悩みをたくさんご相談いただきました。ユーザーと直接触れ合うことによって、『DELISH KITCHEN』のレシピ開発に生かされることがあると思いますので、チャレンジしていきたいことの一つです。他にも、個人的に農家の方と一緒にレシピ考案をしたことがありました。こうした経験を生かして、生産者の方とコラボレーションして食材の良さを伝えられるレシピ開発などもどんどんしてきたいです。

これからも調味料の分量や火加減などの料理が美味しくなるコツをもっと勉強して、経験を積んで「この人が言うなら信頼できる」と思ってもらえるような説得力のある料理を作れるようになりたいですね。

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