・入社の理由
将来に幅広いスキルを身につけたいと思い、経験を積めそうな環境だと感じて入社しました。
待遇や安定性よりも「ここでなら成長できそう」という直感が大きかったです。
・前職との違い
前職は決まったことをこなすことが多かったですが、今は自分で考えて動かないといけない場面が多いです。その分、自由度はあるけれど責任も重いと感じています。
・入社時の期待と現実のギャップ
入社前は「研修で丁寧に教えてもらえるだろう」と思っていましたが、実際は現場で自分で学びながら進めることが多く、最初は戸惑うこともありました。
新卒で入社した大手企業では研修がとても手厚かったため、それが自分の中の当たり前になっていたのだと思います。
さらに入社直後、社員が同時に2名離職し、代表と私の二人で教室を運営する状況になりました。
聞きたいことがあってもすぐに質問できない環境だったため、21時頃に生徒さんが帰った後に分からなかったことをすべてメモにまとめ、翌朝の出勤時に代表に確認する、という日々を送っていました。
当時はとにかく一日を乗り切ることに必死でしたが、その経験を通して「自分で考え、調べ、成長していく力」が身についたと感じています。結果的に、誰かが教えてくれるのを待つのではなく、自分で考えながら行動をする大切さを学べた時期でした。
・大切にしていること
私が大切にしていることは、当事者の気持ちになって考えることです。
学生の頃に同じことを言われていたらどう感じただろう、親の立場だったらこのサービスにどのくらい時間やお金をかけられるだろう、満足できるだろうか、といったことを常に意識しています。
現在の私は学生でも親でもないため、想像力を欠いた発言は避けたいと考えています。
・大変だったこと
今は素敵なメンバーが入社してくれたおかげで、営業、CS、外国人講師担当などの役割分担ができています。私が入社したころは人手不足で、現在それぞれのメンバーが担当している仕事を、私と代表で分担していました。もちろん、今ほど丁寧にはできず、むしろできていないことの方が多かったです。
サービスについて学びながら、営業をしながら、外国人を採用しながら、先生の研修をしながら、カリキュラムを考えながら、生徒対応をすると言った毎日で、当時は正直なところほぼパニック状態でした。
そんな一息つく間もない中でも、常に「生徒がちゃんと成長できる環境か」を意識して取り組んできました。その姿を見てくれて、少しずつメンバーが加わり、今のチーム体制ができたと思います。
・苦労したこと
答えのない問題を常に考えることは、本当に大変でした。
誰も正解を持っていない中で、メンバー全員が納得できるものを作り上げるプレッシャーは大きく、仕事のことが頭から離れない日々が続きました。
さらに、案を壁打ちできる相手がいなかったため、自分の考えが堂々巡りしてしまうことも少なくありませんでした。
一例として、Everest KidsやActive Grammarのコースがあります。
新しいコースを作るときは、「コンセプトは?」「競合はどうしている?」「エベレストの信念に反していない?」といった問いを、何時間も代表と話し合います。
やることが決まれば、次は「誰が教える?」「採用は?」「どうやって生徒を募集する?」と、具体的なステップに進んでいきます。
話し合いを重ねてもすぐには結論が出ず、翌日には白紙に戻ることも珍しくありません。
それでも、メンバー全員が納得できる選択を積み重ね続けたからこそ、今のエベレストがあります。
振り返ると、そうした一つひとつの試行錯誤が、1から創れる楽しさを実感できる環境を作ってくれました。答えのない問題に向き合う毎日は大変ですが、それ以上に「自分たちで新しいものを創っている」というワクワク感が、この仕事の何よりの魅力だと感じています。
・それでも続けている理由
この仕事が好きだからです。自分のアイディアを形にできる環境は、私にとってとても居心地が良く、性格にも合っていると思います。
これまでいくつかのアイディアを形にしてきましたが、まだ満足できるレベルには達していません。
さらに工夫を重ね、生徒が夢中になって英語を勉強できる環境を創り、早くからいろんな事を経験させてあげたいと思っています。