エベレストを志望したきっかけ
私は、自身のこれまでの言語学習の経験と大学での応用言語学についての学びを他者に還元したいと考え、英語塾に関心を持ちました。その中で、エベレストの求人を発見し「コーチングを介して学習者をサポートする」というスタイルに強く惹かれました。もともと言葉が大好きだったので、「どうやったら効率的に言語を学べるのかな~」くらいの気持ちで大学でも言語についての学問を選択しましたが、学習を進めていくうちに言語を学ぶ方法と同じくらい、言語を学ぶ姿勢、モチベーションが学習の効果に影響を及ぼすのだと学びました。そのため、学習者の動機づけに関わるアプローチをしているエベレストという場所に魅力を感じ、ご縁があり参加させていただくことができました。
入ってから
コーチングで意識していること
私は、生徒に内発的動機づけを埋めるようなアプローチをできるように努めています。内発的動機づけとは、「自分には英語が〇〇という理由で必要だから、興味深いから英語を勉強したい!」と思うことです。言語の習熟のためには、このような動機づけが非常に重要だと言われています。反対に「親に言われて~」というような学習動機は、生徒自身から生まれたものではない外発的動機づけと言われています。自分自身も高校生くらいまでは英語を会話目的で使うことはなく、受験英語として勉強していたので、おそらく学習動機としてはあまり強くありませんでした。そのため、「ああ~勉強めんどくさいな」と思いながら英語の単語帳をやっていたのを覚えています。
そんな自分の英語学習の経験もあって、エベレストにいる生徒たちには、せっかく英語を勉強するのであれば、楽しく前向きに取り組んでほしいと思っています。日本に居るとどうしても英語を使う機会は少ないので難しいよな~と思いつつ、「楽しく結果を出すため」に必要な内発的動機づけを産めるような対話を心掛けています。また、生徒によって環境、心情はそれぞれ異なることを前提に、自分の中で当たり前を作らないで、ひとりひとりに向き合うようにしています。
コーチとして大事なこと
コーチとしては生徒と伴走することが重要なことだと感じています。ほかの方の記事を読んでいただければより理解が深まるかなと思いますが、英語のうまさやこれまでの海外経験が直接的に生徒の動機づけに関わるわけではありません。学習上の課題や悩みが出てきたときには一緒に悩み、喜ぶタイミングでは一緒に喜び、生徒とおなじ目線に立って伴走していくことが、生徒と良好な関係性を築くために必要なことなのではないかなと考えています。そのように伴走していけば、自然と信頼関係はできていくと思いますが、そういった関係性構築の重要性を認識できていることがとても大切だと思っています。