株式会社エウレカ(以下: エウレカ)は、恋活・婚活マッチングアプリ「Pairs(ペアーズ)」を運営する企業です。現在、Project Management チーム(以下 PjMチーム )で活躍されているProject ManagerのMatsumuraさんにエウレカに入社したきっかけやProject Managerの仕事内容、エウレカのカルチャーについて伺いました。
👉 Matsumuraさん:2025年1月にエウレカに中途入社し、現在はProject Managerとして活躍中
この記事は、Pairs Careerの記事を一部改変して掲載しています
エウレカ入社までのキャリアと入社を決めた理由
SIerやベンチャー企業など数社でソフトウェア開発に携わってきましたが、これまでやってきて楽しかったこと、また 今後のキャリアを考えた際に、To Cのサービス開発に関わりたいと思っていました。ペアーズはユーザー数が多く、実際に自分の知人が何人も利用していて、結婚した人もいたことから興味を持ちました。社会に少しでもいい影響を与えられる会社で働きたいという自分の思いがエウレカであれば叶えられると思いました。また、プロジェクトマネージャーという職種は、今までのエンジニアやスクラムマスターなどの経験を総合的に活かせると感じましたし、チームで一緒に考えながらプロセスを改善しようとする姿勢や裁量がある環境にも惹かれ、入社を決めました。
入社して感じたエウレカのカルチャー
いい意味で、面接で感じた印象と入社後のギャップはなかったです。仕事にプライドを持っていて自分の意志をしっかり持った、成熟した人が多いので、仕事もスムーズでやりやすいですし、日々勉強になりますね。職種を問わず、皆が楽しみながら仕事に取り組んでいるので、どうやったらプロダクトをもっとよくできるのかをフラットに話し合いながら一緒に考えられる環境です。今はプロダクト開発だけでなく、ビジネスディベロップメントやマーケティング関連、新規事業関連のプロジェクトなど、幅広いプロジェクトに関わらせてもらっているので、エンジニアやデザイナー、マーケターなど幅広い職種の人と関わる機会が多く、学びの多い刺激的な環境で働けていると感じます。また、働き方の面では、コアタイムなしのフルフレックスで、週3回出社のハイブリットワークです。そのため業務開始時間も柔軟で、自分のライフスタイルに合わせて働けていますし、有給だけでなくSick leaveを含めた休暇が充実しているので、仕事とプライベートのバランスを保ちながら働けるのがありがたいです。また、ワーキングペアレンツとして子育てと両立しながら、働いているメンバーも多く、刺激にもなります。
プロジェクトマネージャーとして担当している業務
ペアーズの既存機能の改善、新規機能の開発、グローバル向けのUX改善などペアーズアプリに関する開発プロジェクトに加え、ビジネスディベロップメント、マーケティング関連のプロジェクトなど複数のプロジェクトに関わっています。エウレカのプロジェクトマネージャーは、担当する機能の大枠の要件が決まった後、リリースするまでの領域を主にマネージメントするため、開発のスタイルや開発の優先順位づけについてイニシアチブを持っています。プロジェクトの特性に応じて、開発のスタイルを変えていて、具体的にはグローバル向けの開発であればユーザーの反応を理解するために、少しずつ段階的にリリースしています。また、大きな新機能のリリースについては、マーケティング戦略などもあり一気にリリースするといった形です。プロジェクトを最適な形で進行していくには、最低限のルールやプロセスは事前に決めつつも柔軟性を持つことが大切だと考えているので、ベースがありつつも、プロジェクトごとに細かい部分をアレンジしています。
プロジェクトマネージャーとしてのやりがいや面白み
お伝えしたとおり、エウレカのプロジェクトマネージャーは、企画方針の決定後、仕様詳細化からリリースまでの領域を幅広く担当しています。企業によっては、この領域をテックリードやプロダクトマネージャーが担っていることも多いですが、エウレカではプロジェクトマネージャーが様々な職種やステークホルダーの方と話し合って、プロジェクトをうまく遂行するところをまでを任せてもらえているので、開発スタイルやリリースサイクルをプロジェクトに合わせてアレンジできますし、自身で主体的に提案できる場面の多さや裁量権の広さにやりがいを感じます。
PjMチームのメンバー同士でのMTGでの様子(左手前)Shokoさん(右奥)Matsumuraさん
仕事をする上で工夫していること
プロジェクトメンバーの状況を見ながらプロジェクトの計画を立て、進行していくことを意識しています。プロジェクトには、在籍年数も職種も幅広いメンバーが参加します。そのため、メンバーによっては、良いアイデアを持ってても言い出せなかったり、負担が大きくても無理をしてしまう方もいます。もしプロジェクトのミーティングの中で、本音や自分の意見を言いづらそうであれば、ミーティング前後に個別に意見を聞いたりミーティングの中で発言しやすいように話を振ったりして、全員と対話しながら、納得してもらいながらプロジェクトを進められることを心がけています。この考えは、自分がエンジニアやプロダクトマネージャーだった時の経験も大きく影響しています。開発や企画を進める中で「こういうことをやりたい、こう進めたい」という気持ちがあった際に、話す場も相談する機会もないまま進み、プロジェクト自体になんとなく身が入りづらくなることがありました。それを解消する機会があると良いなと思っており、プロジェクトマネージャーとして様々な人とプロジェクトを介して関わるいま、そういった場や機会を提供できるように心掛けています。
今後取り組んでいきたいこと
PjMチームとしては、会社全体のプロジェクトに関するプロセスの整備やルールの共通認識をさらにブラッシュアップしていきたいと思っています。具体的には、複数フィーチャーチーム間での担当テーマの融通や、プロジェクト始動時のフィジビリティスタディのやり方、プロジェクト中期のメンバーアサインの見直し、開発手法についても基本を正しく理解した上で、教科書に縛られすぎずにその時々の最適解を探していきたいです。プロジェクトメンバーが「うちの会社はうまく仕事を進められてるよね」と感じてもらえたら嬉しいですね。個人的には、今後、英語のスキルを伸ばしていきたいと思っています。現状すぐに流暢な英語でミーティングのリードを求められるシーンはほとんどありませんが、Match Groupの他拠点のメンバーと簡単なやりとりが発生したり、社内にも英語のできるメンバーが多いので、刺激になっています。エウレカは福利厚生で、英語学習のサポート(オンライン英会話やシャドーイングに特化したアプリの利用補助)があるので、福利厚生を利用しながらしっかりと英語学習を続けていきたいと思います。
Matsumuraさんのとある1日のスケジュール
10:00 始業
10:00 - 12:00 プロジェクトの状況確認、プロジェクトのDaily MTG
12:00 - 13:00 昼休み
13:00 - 14:00Tech組織外との全プロジェクトの状況共有会
14:00 - 15:00 プロジェクトチームでの仕様の詳細化MTG
15:00 - 16:00 プロジェクトの課題整理や関係者への相談
16:00 - 17:00 プロジェクトチームとの開発・リリースのプランニングMTG
17:00 - 18:00 PdMやテックリードとの次期プロジェクトの相談
18:00 - 19:00 プロジェクトのタスク整理
19:00終業
プロジェクトマネージャーとして活躍できる人物像
自律的、能動的に行動できることが何よりも重要ですね。エウレカのプロジェクトマネージャーは、定型的な業務は多くなく、プロジェクトの種類も様々なので、動きながらタスクを拾ってどんどん進めていくことが求められますし、そういった環境を楽しいと思える人に合っていると思います。あとは、課題意識をきちんと持って、自分の意見を周囲に伝えて、その上で実行までできる人ですかね。会社のカルチャーとしても、自分の職種にとらわれすぎずに、いいと思ったことは発言していくカルチャーがありますし、実際にチームやプロジェクトのミーティングでも「どうしたらもっとより良くなるか」という会話は日常的に行われています。
インタビュー中もインタビュアーが理解できるように丁寧に説明してくれた姿が印象的でした
この記事を読んでいる方へのメッセージ
外から見るとペアーズは完成されているプロダクトと感じるかもしれませんが、個人的にはまだまだ改善できる部分はたくさんあると感じていますし、エウレカにはその変化を受け入れていくカルチャーがあります。また、ペアーズはユーザー数が多い分、少しの改善でも、多くのユーザーにインパクトを与えられるので、結果を肌で感じられるというのはとても面白いと思います。また、マッチングアプリ(オンラインデーティング)業界は、業界として成熟しきった業界ではないからこそ、いろんな仮説を立てて、新しいチャレンジができる場面も多いです。