「失敗は成功のもと」。誰でも知っている言葉ですね。失敗すること自体は、決して悪いことではない。失敗を学びに活かすことで成功に繋がる。古今東西、言われていることかと思います。
しかし、頭で分かっていても、中々出来ないのが多くの人の実情ではないでしょうか?
私たちKUDENコーチでは、少しユニークな考え方をしています。失敗を活かすには、「感情にフォーカス」し「全てを言語化」することです。
失敗を成功に変える私たちの3ステップを共有します。
1. 失敗時の感情を書き出す
2. 感情の原因を突き止め、受容・承認する
3. 課題を発見し、解決策を3つ書き出す
1. 失敗時の感情を書き出す
失敗をした時に、「悔しい」「悲しい」「恥ずかしい」等、感情をありのまま感じながら、紙に書いていきます。ポジティブな感情・ネガティブな感情に関係なく、思ったままに書き出してみます。感情は一つとは限らないので、感情は出せるだけ出し切ります。
2. 感情の原因を突き止め書き出し受容する
次に、なぜそのような感情を抱いたかを感じながら、紙に書き出していきます。ここでは、「失敗した、なぜだろう」と「失敗の原因」を追求するのではなく、「その感情はどこからくるのだろう」と、感情にフォーカスし、追求してみます。そして、その感情の原因を認知したら、自分自身で「感情」を抱くことを受容してみます。こうして自分自身を承認してみることで、感情を受け止めることができるようになります。
例:失敗して悲しい感情を抱くのは、なぜだろう?と自分に問う場合
〈感情の原因〉
- 思ったようにいかなかったから
- 頑張っていたのに報われなかったから
〈感情の受容〉
- たくさん考えてきたから、思ったようにいかないと悲しいね
- 悲しい感情を抱くのは、頑張っていたから当たり前だよね
3. 課題を発見し、解決策を3つ書き出す
感情を受容してから、〈思考領域〉に入っていきます。〈失敗の原因〉を追求し、課題を発見したところで、解決策を考え、3つ書き出してみます。こうして、失敗からの学びを言語化していきます。
例:なぜ失敗したのだろう?解決策は?
〈原因の追求〉
- 自分の主観だけで判断していたから
〈解決策3つ〉
- 意思決定の前に上司から客観的な意見・Feedbackをもらう
- 自分の行動を可視化し、客観的にみてみる
- 事実と解釈を書き出し、可視化する
このように「感情」を押さえ込み切り離して考えるのではなく、感情を受容し、感情の整理をすることで「思考」に集中することができます。頭と心をしっかり一致させ、失敗を次に活かしてみてはいかがでしょうか。