こんにちは。エンスポーツでプロダクトマネージャーをしている田窪です。
このたび、エンスポーツのコンセプトムービー(WebCM)を公開いたしました。
「スポーツで繋がる出会い」というエンスポーツが伝えたいテーマをもっともっと多くの人に届けたい!と思い、「ならば映像化だろう」ということで制作を決定したのが1月頃。
いい曲を使わせていただけたし、モデルさんもすごく良いし、奇跡的に撮影日だけ晴れたし(前後は雨だった)、めちゃくちゃわがままを言いながら何回も何回も編集し直してもらって完成した、こだわりのつまったWebCMになっています。
せっかくなので「こういうサービスのCMとかコンセプトムービーってどうやって出来上がるの?」について、経験してきたことをお伝えできたらと思います。
WebCMについては下記の特設ページから見れますので、ぜひ1人当たり100万回くらい見てください。
WebCMができるまで
というわけで、WebCMがどんな流れで制作されていくのかまとめてみました。もちろん制作会社さんや撮影規模によっても色々と変わってくると思いますので、あくまで一例です。
ちなみに弊社の場合は外部パートナーに信頼できる映像ディレクターの方がいまして、今回も作りたいムービーのコンセプトを0からご相談し、動画完成まで併走していただきました。
今回のWebCM制作は、依頼主目線で見るとだいたい下記のような流れで進行しました。
- 制作会社の選定
- コンセプトの企画・打ち合わせ
- 見積もり・契約
- コンセプトやストーリーの相談、決定
- 使用音源の交渉、決定
- キャストの交渉、決定
- ロケ地の交渉、決定
- 衣装の選定、決定
- 日程の確保と決定
- 撮影
- フルver編集初稿チェック・戻し・修正
- 音声・音楽MIX
- フルverMIX稿チェック・戻し・修正
- テキストや装飾データなど挿入・FIX
- FIX稿チェック・戻し・修正
- フルver完成・納品
- 広告用15秒ver初稿チェック〜納品(11〜16と同様)
- 関係各所への確認、チェック
- 公開!
こうやって並べて見たらけっこう大変ですね。
(とはいえほとんどはこちらの仕事ではなくて、大変なのはディレクターや撮影班のみなさんですが)
今回はとくに撮影時期を見計らったことなども関係して、企画から完成まで半年ほどの期間を要しました。
ロケ地の候補を概ね決定したあと、実際にロケハンをして本当にいい映像が撮れそうかチェックしたり、各ロケ地を管轄しているところに撮影許可をもらったりと、おおよそ素人では難しいような裏側の仕事もディレクターさんが見えないところで全部やってくれました。すごい。
CM撮影日の様子
準備ももちろん大変なのですが、撮影日も丸一日のスケジュールになって大変です。(といっても大変なのは我々ではなくモデルさんや撮影班なのですが)
こんな感じで、「あ、なんかこういうのテレビで見たことある!」な雰囲気の中で撮影が進みました。
メイクさんや衣装さんが適時モデルさんのビジュアルをチェックしつつ、カメラマンさんは雰囲気を作りつつものすごい機材を背負って撮影し、ADさんが音声を拾う。すごいなあ。
ロケバスも用意していただいていたのですが、中でモデルさんたちのメイクや着替えができるように改造されていて、「プロの車」という感じですごい仕様でした。
早朝から夕方まで丸一日のスケジュールで、一通りのシーンを撮影。
みなさんすごくいい方で、自分も楽しく撮影に同行させていただきました。
CM制作で大変だったこと
依頼する側として一番大変だったのは、最後の編集段階です。シーンの流れとか音楽の使い方とかの演出にかなり悩みました。
最終的にはディレクターの方に「ここまできたら、もうあとは好みの問題です」と言っていただきながら、最後までお付き合いいただきました。
シーンの繋ぎ方はもとより、たとえばロゴはいつどのように出すか、各シーンになんらかのテキスト情報を入れた方がいいか、いれるなら内容やフォントはどうするか、曲はどの部分を使うか、動画内のふたりの音声をどのくらい使うか、etc...。
提案してもらったり意見を出して修正してもらったりしながら、最終的にはディレクターと膝を突き合わせて目の前で編集していただきながら全体の流れをFIXして音声MIXへ。その後もテキストの表現に悩みつつ、最終FIXまで漕ぎ着けました。
納得いくまで付き合っていただいた映像ディレクターには本当に感謝です。
WebCM、作って良かった!
自分たちが理想とする世界観を伝えたいと思って、とにかく納得できるまでこだわりながら制作しました。テキスト演出なども本当に最後の最後まで悩みましたが、いい感じにまとまって良かったです。
モデルのお二人の笑顔もめちゃくちゃいいし、音楽もめちゃくちゃいいし、エンスポーツの世界観を表現した素敵なコンセプトムービーになっています。とくにエンディングのあたりがすごくいい!
ぜひご覧ください。