こんにちは!
エンドルフィン株式会社でデザインを担当している阿部です。
webtoon(縦読みフルカラー漫画)の制作現場ではどんな人が働いているのかをご紹介します。
今回は、エンドルフィン株式会社でスタジオクリエイターとして主に着彩とパートナークリエイター(業務委託のクリエイターなど)のマネージメントとして活躍しているNさんにインタビューしました。
webtoonを仕事にしたいとお考えのクリエイターの方はぜひご参考になさってください。
<プロフィール>
- Nさん(2021年入社)
- 担当作品ジャンル:女性向けロマンスファンタジー、アクションほか
- ハマりもの:初音ミクなどのボカロ、UTAU
エンドルフィン入社のきっかけを教えてください
元々マンガ家として活動していてcomicoで連載をしていました。
作品の連載終了時に、編集担当だった高松(現在弊社取締役)に声をかけられてwebtoonクリエイターとして入社することになりました。
クリエイターの働き方として、webtoonスタジオでのクリエイターとしての働き方を提案されました。
それまでマンガ家として培ってきたスキルを活かせるお仕事であり、スタジオクリエイターとして社員になることで生活の安定も得られるところに魅力を感じ、ジョインすることにしました。
どのような業務を担当していますか?
主に着彩と加工を担当しています。
またチーフクリエイターとして業務委託のメンバーの品質管理やマネージメント業務をしています。
マネージメント業務に関しては週1営業日程度のボリュームで、あとはクリエイターをしてwebtoonの着彩と加工に集中して制作することができています。
着彩、加工とはどのようなお仕事ですか?
着彩は、下塗りが終わった状態の原稿に本格的に色を塗っていく業務です。
影をつけたりも着彩の担当ですね。
加工は、例えば魔法を使うシーンのキラキラだとか炎だとかの効果(エフェクト)をいれます。
また、背景を人物とのコントラストを考慮して、背景をぼかしたり、トーンカーブや色相彩度を使って調整することも含まれます。
着彩、加工をするにあたり、どのような事を心掛けていますか?
前に塗った時よりももっとレベルの高いものを生み出していかなきゃいけないなみたいなのがあります。
それこそ1話制作するごとに着彩のレベルが上がっていくという気持ちでやっていますね。
あとは、いま制作している作品と同じジャンルでヒットしている作品やそれ以外でも様々な作品を常に研究して、トレンドやクオリティのレベルを把握するようにしていますね。
全体を把握して、それ以上のクオリティとはどういうものかを常に考えてアウトプットしています。
お仕事をしていて印象に残るエピソードがあれば教えてください。
以前から大好きだった作家さんの作品に、自分が着彩で参加できた事です。
好きな作家さんの作品をチームの一員として一緒に制作することができたという。そういう事もあるよっていうのがとっても夢があっていいですよね。(その業務)にはどんな人が向いていますか?マインドとしては責任感がある方ですね。要は締め切り守る事ができる人です(笑)
もちろん誰でも不測の事態があるので、締め切りから遅れそうな場合は相談すれば解決できる体制があります。なので失敗を恐れず、隠さず、素直に相談できる方が向いていますね。そして一番重要なのは、ストーリーを理解してその雰囲気を読み取る事ができるかどうかですね。着彩指示とかエフェクト指示だけを見て自分の引き出しから出すだけじゃなくて、その作品自体の世界観とか言いたいことををキャッチして、それをアウトプットするっていうような勘所というか、そういう意識を持った方が必要です。
着彩、加工のお仕事をする上でのやりがいや、やっていてうれしかった事はありますか?
先述した事と重複する部分がありますが、好きな作家さんが線画でその着色を担当できたことです。作家さんが私の着彩をほめてくれたというのをディレクター(編集者)から聞いて非常にうれしかったですね。
いっしょに作品を作っているんだ!という実感がさらにわきました。
今後の会社での取り組みや個人の抱負などをお聞かせください。
エンドルフィンスタジオの着彩がトレンドになるように追求していきたいですね。
作品にマッチした着彩をや、トレンドを意識した着彩を取り入れるのは当然ですが、そこでプラスアルファ自分の提案をしてオリジナリティを出していきたいし、それが支持されるものになっていくようにしたいです。
Nさん、ありがとうございました!
エンドルフィン株式会社では一緒に働く仲間やクリエイターを募集しています。
現在、着彩クリエイターの募集は実施しておりませんが、下記の職種について募集しております。