概要
今回はコラムとして、当社代表の武井からのインタビューをもとに平成と言う時代がどのような時代だったかを経済を中心に考えたいと思います。
「平成」から「令和」へ
先日新元号が公表されました。その名も「令和」。当社では発表中継をネットの生中継を確認している社員もちらほらいました。皆さんの周りにもいたのではないでしょうか。
新元号の出典は、日本最古の歌集「万葉集」の「梅花(うめのはな)の歌三十二首」。「初春の令月(れいげつ)にして、気淑(よ)く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香を薫す」からの引用で、日本の古典に由来する元号は初めてとのことでした。
込められた意味としては「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」と安倍晋三首相は述べられていました。
一方「平成」はというと、「国の内外、天地とも平和が達成される」といった意味を持ち出典は中国前漢の武帝の時代に司馬遷によって編纂された中国の歴史書である「史記」とのことでした。
「平成」という時代について
日本にとっては、失われた30年と言われていますが、実際はどうだったのでしょうか。
1989年当時のGNP(国民総生産)は世界の面積に置き換えると中国は日本の九州とほぼ同じ大きさ。
※当時はGNPが成長率の指標。
今では、中国は日本のGDP(国内総生産)2.5倍。
平成30年間のGDP成長率は
・アメリカ3.6倍
・イギリス3.4倍
・ドイツ2.8倍に対して日本は、たった1.3倍。
世界の企業時価総額を平成元年3月末時点でみると、なんと上位10社中、8社が日本企業であったが、今現在は上位10社中、1社も日本企業は含まれていないことがわかります。
「やはり、同じ日本人として私が子供の頃に世界の名だたる大企業が、日本企業に全て買収されるのではないか?と恐怖を抱いていた時代を知っているだけに、悔しくてたまらない。」と武井は言う。
まずは、その現実を受け止め、我々自身がどう考え、舵取りをしていくのか。とても重要だと考える。
「驕る平家は久しからず」私の教訓です。
今の現状に満足することなく、成長する心をもっていないと、会社は停滞し、大きな波に呑まれてしまう。
エンジョイにおいて
当社は今期で6期目を迎えます。「平成」の終盤に誕生し、「平成」を終え「令和」へと歩を進める今、このタイミングにさらなる成長を迎えつつあります。帝国データバンクなど対外的にも認められ、少数精鋭ながらも十分な利益を生み出し社会への貢献も自社サービスJOYVOICEという形でできてきています。
私 (武井)自身「平成」のバブル崩壊、リーマンショックなどの危機を乗り越えてきましたが、今後の経済がどのようになるのかは未知数な部分が少なからずあります。エンジョイという最高の土俵で社員の皆さんと仕事ができている今の状況に満足せず、会社も社員も成長できるさらに良い土俵を皆さんと築き上げていきたいと感じています。