あたりまえのやさしさを、現場から。
「やさしさ」を届ける仕事と聞いて、どんな風景を思い浮かべるでしょうか?
エリエールペーパー株式会社は、暮らしに欠かせないティッシュやトイレットペーパーなどをつくっている会社です。
私たちが届けているのは、製品そのものだけではありません。
ふと手に取ったとき、違和感なく使える肌ざわり。やわらかさ。ほどよい強さ。
そんな「あたりまえ」に思えるやさしさを生み出しているのが、製造の現場です。
今回はその“ものづくりの現場”にフォーカスし、エリエールペーパーの魅力をお届けします。
「紙」をつくる、ダイナミックな仕事
紙製品づくりは、原料づくりからはじまります。
水と薬品を調整しながら、原料となるパルプを溶かしていく――。
こうした「調成」と呼ばれる工程から、薄くて繊細な紙を作り上げるまでを担うのが、製紙の仕事です。
巨大な抄紙機(しょうしき)を動かし、繊維の状態を見極めて、最適な動きに調整していく。
どこか“職人技”にも通じる、繊細さと迫力をあわせ持つ仕事です。
目の前の紙の状態を見て、その日の湿度や温度、機械の動きに合わせて微調整を重ねていく。
一見地味な作業に見えるかもしれませんが、そのひとつひとつが「使い心地」につながる大切な仕事です。
そしてなにより、原料の段階から携わることで、ものづくりの“根っこ”を担っているという実感があります。
ただ作業をこなすのではなく、自分の判断が品質を左右する。
そんな責任感が、日々のやりがいにつながっています。
「使いやすさ」を仕上げる、ていねいな工程
製紙でできた巨大なロールは、製造の現場で日常に馴染む製品のかたちへと生まれ変わります。
たとえばティッシュ。
折り重ね、束ね、切って、箱に詰めて、包んで、梱包して…。
完成するまでには、たくさんの工程があります。
それぞれの工程に関わる機械の種類も多く、それらを動かしながら、目視と手作業による検品も欠かせません。
ティッシュの端が少しでも破れていたり、箱のフィルムにわずかなズレがあったりしただけで、誰かの「使いやすさ」は損なわれてしまうかもしれない。
そんな思いで、スタッフ全員が集中して作業にあたっています。
派手さはなくても、一つひとつの製品に“ていねい”が宿っている。
それが、エリエールペーパーのものづくりです。
はじめての現場も、ちゃんと育つ
製造現場と聞くと、「厳しそう」「ミスが許されなさそう」と不安に思う人もいるかもしれません。
けれど、エリエールペーパーの現場には“人に向き合う文化”があります。
誰かが困っていたら声をかける。
慣れるまでは先輩がそばにいて見守る。
新人だからこそ質問してほしい、という空気があります。
新入社員には、研修制度に加えて「ブラザーシスター制度」というサポート体制があり、最初の数カ月はペアの先輩が付き添って仕事を教えます。
「新人だから」「知らないから」と不安になる前に、「一緒に覚えていこう」と声をかけてくれる環境がある。
それが、私たちの強みです。
先輩社員たちの多くも、未経験からスタートしているからこそ、教えることにも真剣です。
機械の名前も、素材の違いも、最初はわからなくて当然。
それを一緒に超えていける人が、現場にはいます。
現場から生まれる“やさしさ”
製造の仕事は、裏方に見えるかもしれません。
でも、誰かの生活の「当たり前」を支えるのは、私たちの仕事です。
自分が携わったティッシュが、近くのドラッグストアに並んでいる。
家族や友人から「エリエール製品よく使ってるよ」と言われる。
そんな瞬間が、仕事の誇りにつながっています。
「紙をつくる」「かたちにする」――そのひとつひとつの工程に、やさしさが詰まっている。
それを大切に積み重ねていく現場が、エリエールペーパーのものづくりの現場です。