過去最大級の「採用強化モード」へ
ー今回5月12日に発表されたSansanグループ参画を経て、社内は今どんな状況ですか?
中村さん: 正直に言いますと、圧倒的に仲間が足りていません。嬉しい悲鳴ではあるのですが、今、過去最大級の「採用強化モード」に突入しています。
ビジネスネットワーク『Eight』の450万人というユーザー層に対して、私たちのHRソリューションを一気に届けていく——そのためには、組織を今の何倍にも拡大するスピードが必要です。地道に培ってきた「経営と人に寄り添うキャリア支援」を、大幅にスケールさせる。その挑戦のために、今すぐ動かなければなりません。
橋本さん: EightではすでにAIエージェントがユーザーのデータを分析し、キャリアの選択肢を提案する機能を実装しています。ただ、キャリアの選択は人生における重大な決断です。AIの出す「正論」だけでは超えられない感情や葛藤が、必ずあります。
テクノロジーが進化すればするほど、最後の一歩を踏み出すきっかけをつくる「人の力」の価値は高まっていく。だからこそ今、この巨大な構想の「核」となるメンバーをEightキャリアに集めなければならないんです。
グループ参画にいたる背景:相思相愛の決断
ーEightキャリアがSansanグループに参画した、率直な背景を教えてください。
橋本さん: Eightは名刺管理から始まり、今やビジネスパーソンの出会いとつながりを起点にしたプラットフォームへと成長してきました。その中で私たちが強く意識していたのは、「点と点をつなぐだけでなく、その先にある一人ひとりのキャリアの可能性を最大化したい」という想いです。イードア(現Eightキャリア)はHR領域で泥臭く、かつ圧倒的に「人に寄り添う力」を持っていた。私たちが目指す世界観に不可欠なピースだと確信し、参画を決めました。
中村さん: 光栄です。私たちはこれまで、経営課題に寄り添い、キャリアや組織の課題に向き合ってきました。ただ、自分たちだけのアセットにとどまらず、産業全体にインパクトを与えたいという思いも抱いていました。国内最大級のビジネスネットワークを持つSansanと組めば、より多くのビジネスパーソンに私たちのHRソリューションを届けられる。まさに相思相愛の決断でした。
450万人の基盤×HRソリューションのシナジー
ーEightユーザーに対してHR領域のソリューションを提供するとのことですが、具体的にどのようなビジネスのグロースを狙っていますか?
橋本さん: Eightの450万人に対して、Eightキャリアが強みとするハイクラス向け採用支援やキャリア開発ソリューションをシームレスに繋ぎます。これにより、Eight上でキャリアの「気づき」から「転職・スキルアップという具体的なネクストステップ」までが一気通貫で完結する。マネタイズの柱を、構造ごとグロースさせていきます。
中村さん: 私たちはこれまで以上に「潜在的なキャリア志向を持つユーザー」に、最適なタイミングでアプローチできるようになります。Eightという信頼されたプラットフォーム上で提供されるからこそ、ユーザーも安心してキャリアを相談できる。この「信頼のレバレッジ」こそが、他にない事業拡大の源泉です。
テクノロジー×人の力
ーEightの「AIエージェント」にEightキャリアの「人の力」が掛け合わさると、どのような化学反応が起きますか?
橋本さん: AIエージェントは、ユーザーの名刺交換データや関心ニュースなどから「今のキャリアの状況」を把握し、専属のキャリアアドバイザーのように対話しながら「次に目指せるステップ」や「相性の良い求人」を提案します。しかし、人生の重大な決断には、AIの正論だけでは届かない感情や葛藤がある。そこを担うのがEightキャリアの「人の力」です。
中村さん: AIが客観的なデータと選択肢をスクリーニングし、人(コンサルタント)がその人の「価値観」や「言葉にならない想い」を汲み取って背中を押す。「効率的なマッチング」と「深い共感と伴走」の組み合わせが、これまでにない次元のキャリア支援を生み出します。
日常の延長線上にある、キャリア相談
ーユーザー目線で見ると、日々のEightの使い方はどう変わるのでしょうか?
橋本さん: これまでは「名刺をもらったから登録する・確認する」という使い方がメインでした。これからは、AIエージェントから「おすすめのキャリアパス」が届くようになります。毎日使うツールだからこそ、身構えることなく自分のキャリアを意識できる。それが理想の姿です。
中村さん: 「少し本格的に話を聞いてみたい」と思ったら、ボタン一つでプロのコンサルタントに相談できます。日常の延長線上に、いつでも頼れるキャリアの相談相手が常駐している、そんな体験を提供します。
「仕事のインフラ」から「キャリアの灯台」へ
ー「必須なツール」へ進化するという言葉の、真の意図を聞かせてください。
中村さん: 今の時代、一つの会社に勤め上げる前提は崩れ、誰もが自律的にキャリアを描く「キャリアオーナーシップ」が求められています。とはいえ、毎日それだけを考え続けるのは疲れますよね。Eightが「仕事のインフラ」であり続けながら、自分の人生を棚卸しできる「キャリアの灯台」にもなる。これがないと現代のビジネスパーソンは安心して航海できない、と言えるレベルの存在を目指したいんです。
橋本さん: 「名刺管理のEight」から「ビジネスパーソンのライフタイムに伴走するEight」への進化です。転職活動中だけでなく、現職で成果を出したいときも、将来に悩んだときも、常に隣にある存在を目指します。
両社のカルチャーの融合
ーSansanとEightキャリア、カルチャーの違いやシナジーを最大化するために意識していることは?
中村さん: Sansanは強固なプロダクト力と仕組みで「出会いからイノベーションを生み出す」を体現してきた会社。一方の私たちは、個の熱量と人間関係を大切にしてきました。「仕組みのSansan」と「感情のEightキャリア」。一見異なるカルチャーが互いをリスペクトし合うことで、最高の組織になると確信しています。
橋本さん: 仕組みに偏ると冷たいサービスになる。熱量だけではスケールしない。お互いの文化の「いいとこ取り」ができるよう、事業部間でのワークショップや人材交流を定期的に行い、共通言語をつくっている最中です。
HR市場における優位性:「転職潜在層」へのアプローチ力
ー数多くの転職・HRサービスがある中で、「Eightキャリア」の差別化ポイントはどこですか?
橋本さん: 最大の差別化は、「転職意欲がまだ顕在化していない層」へのアプローチ力です。通常のHRサービスは、ユーザーが「転職したい」と思ってから使うもの。でもEightは、現職でバリバリ活躍している人が日常的に使うプラットフォームです。その日常データをベースにすることで、他社より圧倒的に早く、かつ自然にキャリアの機会を提案できます。
中村さん: 「どこの誰とつながっているか」というリアルなビジネスネットワークがベースにある点も強みです。コンテキストがあるからこそ、精度が高く、ミスマッチのないキャリア提案が可能になる。これは他のSNSや転職サイトには真似できない領域です。
直近のアクションプラン
ー今後、具体的にどのようなステップでサービス展開を進めますか?
橋本さん: 第一弾として、Eightの特定ユーザーに向けて、AIエージェントを介したキャリアの提案機能を実装し、データを検証しながらUI/UXをブラッシュアップし、確度を上げていっております。
中村さん: 並行して、Eightからの膨大な流入を受け止めるコンサルタント体制の強化と、AIと人間の連携をスムーズにする社内体制の構築を進めています。遠くない未来に、すべてのユーザーにこの価値を届けるべく、スピード感を持って動いています。
5年後の未来像:日本のビジネス界の「デファクトスタンダード」へ
Qこの取り組みが成功した先に、5年後のビジネス界はどう変わっているでしょうか?
中村さん: 誰もが自分の市場価値を正しく把握し、自分の意志でキャリアを選べる社会。そして、Eightキャリアの温かみが、Eightを通じて日本中のビジネスパーソンに届いている。そんな未来を願っています。
橋本さん: 「名刺交換したらEightに入れる」が当たり前であるように、「キャリアに迷ったらEightのAIとEightキャリアに聞く」が日本のスタンダードになっているはずです。企業の採用のあり方、個人の働き方そのものを変革した先に、その景色があると思っています。
だからこそ、いま「この人」に来てほしい。
ーこの激変のフェーズに、どんな人にジョインしてほしいですか?
中村さん: 一言で言うなら、「自分の手で事業と組織を創りにいける人」です。
Sansanという強大な仲間を得た一方で、組織のルールや仕組みはまさにこれから全員でつくっていくフェーズ。だからこそ、
- 目の前の経営者の課題・候補者の人生に、格好つけずに泥臭く伴走できる人
- 既成のレールより、ゼロから自分で道を切り拓きたい人
- 「日本のキャリアインフラを塗り替える」という大仕事に、本気でワクワクできる人
そういう方には、これ以上ないほどエキサイティングな環境が待っています。
橋本さん: 今のフェーズでEightキャリアに入るメンバーは、日本の働き方と採用の常識を根底から変えるトップランナーです。「キャリアに迷ったらEightのAIとEightキャリアに聞く」が当たり前になる——その歴史がつくられる瞬間に立ち会えるのは、「今」入るメンバーだけの特権です。
あなたの情熱を、日本のインフラに。
ー最後に、この記事を読んでいる求職者の皆さんへメッセージをお願いします。
橋本さん: EightはAIのインテリジェンスと、あなたのプロフェッショナリズムが融合することで、「ビジネスプラットフォーム」から「人生を豊かにするパートナー」へと進化します。新しい時代を、一緒につくりましょう。
中村さん: 「Sansanグループになったんだ、どうなんだろう。」実際のところどのようにしていくか、何をしているのかと興味を持っていただいている方、自分の手で事業を、そして社会をグロースさせたい方。あなたの情熱と経験を、ぜひこの大きな波の上で活かしてください。まずはカジュアルに話しましょう。お待ちしています。