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こんにちは!HRDグループの内田です。
ドリーム・アーツでは、今年もCTO自らが講師となる新入社員向けのエンジニア研修が開催されました。
参加したのは3人の新人メンバーたち。彼らが研修を通して学び、成長した様子をご紹介します!
ドリーム・アーツならではのエンジニア研修
例年同様、5月から半年間かけて充実したエンジニア研修が実施されました。 この研修では、CTOの石田や製品開発に携わる先輩社員から直接エンジニアの基礎を教わることができます。
研修内容は、TCP/IPによるネットワーク通信、SQLを使ったデータベース操作、プロダクトマネジメント、セキュリティ、iOS/Android向けモバイルアプリ開発など…幅広いテーマが含まれており、講義で学んだ知識を活用したチーム開発演習も行います。詳しくは、記事の下部に載せています。
実務に直結するスキルだけでなく、エンジニアとして成長し続けるための基礎を築く場となっており、知識の抽象化や考え方を身につけることができます。
将来にわたって役立つスキルを養えることが、ドリーム・アーツの研修の特徴です。
*昨年のエンジニア研修の記事も、ぜひ覗いてみてください!
研修を終えた3人にインタビューしました!
ここから先は、約半年間のエンジニア研修を終えた新人メンバー3人による、対談形式でのインタビューの様子をお伝えします。普段から真面目で勤勉な彼らですが、この研修では苦労したことも多かったようで…いったいどんな経験をしたのでしょうか?深堀りしていきます!
プロフィール
福永 早稲田大学基幹理工学部応用数理学科卒業。大学では数学を専攻し、精度保証付き数値計算に関する研究室に所属。学生時代には、アルバイト先(カフェ)で提出されたシフト希望をまとめるシステムを個人で開発。入社後は営業の部署を経験し、エンジニアに。趣味はサッカー観戦。社会人になってから体重が増えてきたので、ランニングを日課にしようと奮闘中。
西澤 和歌山大学大学院システム工学研究科を修了(修士)。大学では人工知能を専攻し、気象予報・災害予測・物体検出など実応用志向な機械学習系研究室に所属。入社後はマーケティングとエンゲージメントリードの部署を経験したエンジニア。趣味はアニメ・ゲーム・走ること。あとフッ軽さには自信あり。出身は大阪ですが、和歌山ラーメンが一番好き。
奥田 芝浦工業大学デザイン工学部卒業。大学ではUI/UXを専攻し、企業との共同研究や長期・短期のインターンに参加。入社後はカスタマーサクセスとサービス開発の部署を経験し、デザイナーに。趣味はアニメを見ることと甘いものを食べること。
丸1日かけて1テーマを学ぶ、実践的な研修
エンジニア研修を受けてみて、どうでしたか?
福永:本当に手厚い研修だったなぁというのが振り返ってみての感想ですね。先輩社員だけでなく、CTOからも直接教えてもらえる貴重な機会でしたし、内容も濃く有意義な時間を過ごすことができました。また、エンジニアとしてどう勉強していくべきなのか、肌で感じることができ、自分自身の勉強に対する姿勢を見直すきっかけになったと思います。
西澤:毎回演習も多く1日で実用的な部分まで触れられているのが驚きでした。また、エンジニアとしてどうあるべきか、どうなりたいかなど自分の将来についても考えさせられる、そんな良い研修でした。
奥田:私は2人に比べて前提知識が浅くて、ついていくのに精一杯だったけど、独学では学びにくい内容も体系的に教わることができて理解が深まったと思います。エンジニアと協創しながらデザインの価値を高めるために必要な視点を学べました。
CTO石田と新人たち。1、2回目はビジネス職のメンバー2名も参加しました
研修で印象に残っていることは何ですか?
奥田:プロダクトマネジメントに触れられていたのが印象的でした。エンジニア研修って、具体的な技術を学ぶイメージだったけど、要件とか戦略の部分まで教えてもらえるのは貴重だったよね。
西澤:自社開発しているからこその内容なんやろね。上流の視点からも、しっかりプロダクトの価値と品質に責任を持って提供していかないといけないってのがすごい伝わってきた回よね。
他にもアーキテクチャに関する回も印象に残ってるかな。特にデザインパターンの話では、すでに体系化されているノウハウをしっかり理解し、適切に用いるって考え方は大事にしたいと思った。
福永:その回に出てきた読みやすいコードを書くとかもそうだけど、プロダクトを作っていく上で、こういった設計の部分も含めた共通認識を作るのって、チーム開発において大事だよね。研修の各回のテーマは、エンジニアとして必要というのもそうだけど、良いプロダクトを作るために必要なものが選ばれているんだろうね。
西澤:社内で大切にしている根底の部分はまさにそこなんやろうね。この考えって、社内に限らず、エンジニアとして本当に大事なことやなって感じるよね。
先輩社員が担当した回は全部で 6回。教える側にも、新たな気づきや学びがあります
「良いプロダクトとは何か?」深く議論を交わしたチーム開発
チーム開発では何にこだわりましたか?
奥田:演習のときにも話してたけど、やっぱりチーム開発でこだわったのは、「ユーザーに寄り添って、とことんニーズに応えようとしたこと」かなと思います。実際の開発では、ユーザーのことをちゃんと知るために、最初に社内インタビューからやってみました。課題の分析と深掘りをしながら、要件定義にだいぶ時間をかけたな〜と思います。
西澤:そうだね。要件定義で、石田さんから「それじゃあ使ってもらえない」っていうフィードバックを何回ももらったけど、その度に、ユーザー視点・良いプロダクトとは何なのかを考えさせられたよね。本当に必要なものって何だっけ?ってとこ、かなり議論したよね。
福永:そうそう、こういうものだと解決できるのではないかとか、それだと何が解決できないとか、はたまた、それは今のユーザーの現状にはあっていないとかを言い合ったね。ある時は、結論が出ないままみんなで考えこんで、そのまま解散とかもあったよね(笑)そのときのことを思い返せば、最初のプロダクト提案の時に石田さんが言っていた、「ユーザーの痛みがわかるくらい想像しろ」という言葉の意味をあまり理解できてなかったんじゃないかな。多分、あの ”ユーザーの痛み” というのは、深く議論を交わさないと理解できないよね。
西澤:議論のときに気づいてたかもだけど、本当にちょっとでも違う意見があったら、どういう意味か聞くようにしてた。自分たちって何となく考えが似てるところがあるからなおさらね(笑)本当にいろんな意見について深く考えることって大切なんだと思う。
奥田:表面的なところで分かったような気になりがちだけど、よく話してみたら意図や背景をさらに汲み取れたりするよね。お互いを信頼した上でも、多角的な視点からたくさん意見を出し合って議論を深めないと、作るものに切れ味は出てこないのかも。
全社会議での発表を終えた今、振り返ってみてどう感じていますか?
奥田:デザイナーなのもあって研修の内容はすごい難しく感じたけど、参加してよかったです。全社員の前で発表したから、社内のいろいろな部署の人がフィードバックしてくれて、山本さん(代表取締役社長)や石田さん(CTO)からもいいねって言ってもらえて嬉しかったです。
福永:たくさんの人から褒めてもらえたのは嬉しかったね。個人的にはデザイナーと一緒に開発をするという経験ができて、すごく良かったなと思いました。エンジニアだけで話すと空中分解してしまうことも多かっただろうし、成果物の質という観点でもデザイナーがいたからこそできたものなんじゃないかなと思います。
西澤:全体を振り返って考えてみると、チーム開発では、研修で学んだことの中で実践できなかったことが結構あったなと思う。例えば、コードを綺麗に書くことだったり、デザインパターンに関連して、今回の開発ではMVVMのアーキテクチャを使うのがいいって話になったけど、実際のプロダクトのコードに落とし込むのに時間がかかったりとか。
福永:確かにね。実際の現場で使っていくためには継続的にインプットもそうだけど、アウトプットもしながら自分の中に落とし込んでいくことが大事だよね。
これから新たな一歩を踏み出す自分たちへ
今後、どういうエンジニア・デザイナーを目指したいと思いますか?
西澤:「とことんユーザー目線を大事にすることを前提に、エンジニアに限らずいろんな人と考えぬいたその先で、良いプロダクトってのを作りだしていけるようなエンジニア」。長くなってしまいましたが、それが自分に一番しっくりくる"目指したいエンジニア像"です。
福永:西澤くんが言うようにユーザー目線というのも大事にしたい観点ですが、私は「建設的な意見が言えるエンジニア」を目指していきたいです。また、建設的な意見を言うためには知識が必要不可欠だと思うので、キャッチアップのスピードを意識して自分の中の引き出しを増やしていきたいと思います。
西澤:いいねぇ。ちなみに、要件定義のところとかでも、2人ともちゃんと意見言ってたと思うけど、もうちょっと聞いていい?
福永:自分が知識を持っていれば、意見を言うことができると思うんだよね。ただ、知識がないとアイデア自体が出てこないし、提案されたりだとかグループで何か意見が出ると受け入れることしか選択肢がなくなってしまう。だからこそ知識が必要で、社会の激しい変化についていけるように日々自分をアップデートしていくことが重要なのだと思います。
奥田:私も「本当の良さを追求したデザイン」を提案できるようにしていきたいです。学生の頃は、実装が難しそうだと、つい自分の理想から妥協してアウトプットに物足りなさを感じることもあったんですが、研修でデザインのこだわりを持ったまま実装を目指せる会社だなと実感できました。責任を持って、ユーザーに価値を届けるデザインをしたいです。
研修の詳細はこちら
以上、2024年の新人エンジニア研修の様子をお伝えしました。
時間と手間をかけて実施されるエンジニア研修、目的はズバリ「一生モノの知識をつける」ことです。
仮配属期間を終え、12月から本配属先で新たな一歩を踏み出した3人。この研修で学んだことは、きっとこの先エンジニア・デザイナー人生を歩むうえで大きな助けとなってくれるでしょう。
ドリーム・アーツの未来を支える彼らの活躍に今後も注目していきたいと思います!