こんにちは。株式会社ドーガンの採用担当です。
今回は、入社3年目の宮路さんへのインタビューをお届けします。
前職では「地域活性化」の仕事に携わっていた宮路さん。
そんな彼がなぜ、ドーガンに転職したのか?
その背景や、現在の仕事を語っていただきました。
ーまずドーガンに至るまでの経歴を教えて頂けますか?
前職は、九州の地域活性化を支援する会社で、地方自治体の観光戦略策定や、特産品・観光商品の開発、イベント企画運営、道の駅の経営改善、まちづくり団体の設立・運営支援を行ってきました。地域と共に伴走する事を大切にしていたので、九州の様々なまちに何度も通い詰めて、行政職員や地元の方々とまちを盛り上げていく事を目指し、熱く議論しながら形にして行く仕事は、やりがいもあり楽しく働いていました。
しかしながら「持続的な取り組みにしていく難しさ」に葛藤している毎日でもありました。国の地方創生の動きが活発になった事もあり、補助金を使った一過性の取り組みも多く、自分が行った仕事が持続的にまちの為になるにはどうしたら良いんだと悩みながら仕事をしていました。
そのなかでも、補助金に頼らず自ら稼ぐ観光法人(DMO)を作るという動きがあり、私もいくつかの観光法人の設立や経営に携わらせて頂くなかで、その観光法人が儲かる事で、地元の生産者や関連する会社が儲かり、そこに雇用が生まれ、関わる人々や地方が豊かになっていく、小さなエコシステムができて行く事を経験しました。
まちづくりという枠組みだけにとらわれずに「地方の企業が、地方と共に儲かる」という仕掛けづくりを更に極めたいと、働きながらビジネススクールに通いMBAを取得しました。
ー30代後半での転職だったとの事ですが、不安はありましたか?
前職では10年近く働いていた事もあり、責任と役職と自由な裁量もありましたので、ものすごく悩みに悩み、時間を要しました。転職すると決めるまで毎晩のように蕁麻疹がでていた記憶があります。
そのまま居心地の良い前職の環境で働いていく事もできたのですが、先ほどお話した自分の思いを更に極めて行くには、環境を変える事で自らを変えていく必要があると考えました。
もともとドーガンの事は知っており、取り組みに共感する事も多かったので、さらにビジネス側から九州・地方を盛り上げていくにはと考えていたら、自然と第一希望になっていました。
ドーガンの価値観を言語化したドーガンwayの一文に「きれいな心と創意工夫で~」という言葉があります。
金融業を行う中での清廉潔白という意味合いもあると思いますが、私はこの「きれいな心」というキーワードは「自分の心がここちよい」という捉え方をしています。仕事をしていく中で「自分の心の居心地が良い」と感じる環境に身を置き、努力を怠らず常に研鑽し続ける「創意工夫」を続けたいという思いから、転職を決意しました。
ー入社されてみていかがですか?
金融業界や経営コンサルからの出身者が多いドーガンの中で、私は財務や投資回りの経験が少なかった事もあり、苦労はしています。
しかし、縦横と色んな社員に相談しやすいユニット制や、ドーガンの過去の事例などを活用して講座形式にしたドーガンカレッジ、仕事で使う知識を動画で教えてくれるナレッジ化であったり、過去の案件を検索して参考にしやすい仕掛け、壁一面が本棚になっているなどなど、自らの努力も必要ですが、必要な知識をキャッチアップしていける工夫は準備されています。
少し変わった経歴だからこそ、ドーガンの既存の仕事や領域にとらわれる事なく、新しいドーガンの幅を広げるような仕事ができるようになりたいと、必要とされる知識や経験はしっかりと抑えながらも、新しい事を模索していきたいと考えています。
ー入社後はどんなお仕事を担当していますか?
地方の活用しきれていない、観光施設や宿泊施設などへ経営参画し、改善を図りながら地域とともに発展していける場の創出を目指した、ドーガンまちづくり事業を担当しています。いまは糸島市にある築150年の古民家をリニュアルした飲食複合施設「伊都安蔵里」に一部資本参加して、地域と一体となった経営活性化を進めています。
様々な角度から事業の分析を重ね、売上を伸ばす施策を現場のメンバーと何度も議論を重ね、経営体質の強化やDX化、職員が働きやすい環境整備、地元生産者などと連携した商品開発など、、、細かな所から少しずつ改善を重ねて、経営上の数字も着実に実績がでてきている所です。
「手触り感のある仕事」がしたいという方も多いと思いますが、経営の実務から現場のマネジメントにまで踏み込んで支援を行う仕事は、まさに「手触り感」のある仕事だと思います。
ーこの記事を読んでいる未来の仲間に向けて、メッセージをお願いします。
脳科学者の茂木健一郎さんの著書「IKIGAI」の中で、4つの問いから「生きがい」のフレームワークが紹介されていました。「好きなこと」「得意なこと」「稼げること」「世界が求めていること」この4つの円が重なる中心に「生きがい」があるとされています。
そして「生きがい」を見つけるフレームワークでもあり、「生きがい」を追求するためのフレームワークでもあるとの事です。
まだまだ、僕も探索している中ですが、好きな九州・地方というフィールドで、(訓練中ですが)得意な経営やマネジメントを活かして、地方に稼ぐ仕組みを作りだし、持続的な豊かさを作っていく事に貢献できたら。そしてそんな仕事を自分の生きがいにして行くことができたらと思います。
「九州に貢献したい」「身近な人の喜ぶ顔を見るのが好き」・・・
そんな気持ちのある方は、ドーガンの仕事は向いていると思います。
もしこの記事を読んで、「大変そうだけど、なんだか面白そうだ」と少しでも心が動いた方がいらっしゃれば、ぜひ一度お話ししてみたいです。あなたと、九州の未来を一緒に創っていける日を楽しみにしています。
宮路さん、ありがとうございました!
ドーガンでは現在、さまざまな職種で仲間を募集しています。
「地方で、投資と経営のど真ん中に飛び込みたい」そんな想いを持っている方、ぜひ一度お話ししましょう!