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新入社員のエンジニアデビュー記パート3

新人エンジニアの乘松です。

今回から、現在参画している「運用監視業務」について、お話をしたいと思います。
主な業務の概要として、"信用保証協会"が使用するシステムの運用監視を行っています。


信用保証協会とは?

先ず、"信用保証協会"が何なのか、耳馴染みのない方もいらっしゃると思います。
私も実際に現在の案件へ参画するまで、全く縁がありませんでした。

信用保証協会とは...

主に中小企業や事業主が銀行からお金を借りやすくするために「保証人」としてサポートする公的な機関

です。

例えば新しくカフェを開業したいと思い、銀行から資金を借りたいとします。
しかし、ビジネスが始まったばかりで収入が安定していないと、銀行側は「返せないかもしれない」と不安になります。
そこで"信用保証協会"が、「もし返せなくなったら、代わりに返しますよ」と保証してくれるので、銀行は安心してお金を貸しやすくなります。

つまり、"信用保証協会"は銀行からの借入を「保証する」ことで中小企業をサポートする公的機関なのです。


どこから報酬を得ているのか?

信用保証協会への報酬は、利用者である中小企業や個人事業主が支払う「保証料」で賄われています。

保証料について

  • 中小企業や事業主が融資を受ける際に、信用保証協会の保証を利用する見返りに保証料」を支払います。
  • 保証料は、借入金額、保証期間、信用度などによって異なり、更に具体的な料率は信用保証協会ごとに異なることもあります。
  • 一般的に、保証料は融資額の数%程度ですが、利用する制度や金融機関によっても違いがあります。

公的支援もある

信用保証協会は公的な役割を持つため、必要に応じて国や地方自治体の資金援助も受けています。

例えば、保証協会が大規模な保証を行う際や、経済対策として中小企業の支援を強化する際には、国や自治体が予算を組み、保証料の一部を補助することもあります。

つまり、信用保証協会の主な収入源は「保証料」ですが、公的な性質を持つため、国や自治体からの支援も一部含まれることで、安定して中小企業のサポートができる仕組みとなっているのです。


信用保証協会と運用監視業務の関係

信用保証協会はほぼ全ての都道府県に存在しています。
全国の信用保証協会が使っているシステムは、単一のデータセンターにまとめられています。
単一化するメリットは、

  • 中小企業や金融機関からの多用(複雑)な要望に素早く対応できる
  • 国や地方自治体の制度が変わった際に、システムを柔軟に変更できる
  • データ管理の安全性向上
  • システムの一括管理よるコスト削減

などが挙げられます。

この一括管理は膨大なデータを扱うことから、システムが正常に動作していることを管理する必要があります。
これが、現在の私が担当している運用監視業務です。

主な業務内容としては…

  • ジョブ運用
  • システム監視
  • 障害対応
  • ログ取得
  • 帳票出力

などが挙げられます。
細かい業務内容については、また後日お伝えしたいと思います。

最後に

今回は"信用保証協会"について、記載しました。

私自身、現在の案件へ参画するまで"信用保証協会"という組織は、耳馴染みがありませんでした。
改めて調べたことで、全国規模の公的機関の役割と役割を認識でき、大きな学びを得ることができました。

また業務を通じて、コマンドプロンプトやLinuxコマンドの操作、WindowsサーバやLinuxサーバーの管理といったインフラに関する技術にも触れことができます。
こうした経験は自分のスキル向上に大きく役立っています。
このようなシステムの運用に携わることができたことに、非常にやりがいを感じています。

IT業界への一歩を踏み出した、そんな気がします。

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