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【インターン・インタビュー】研究や技術をビジネス観点で見る大切さを学んだ

どうも、株式会社デジタルキューブグループ 広報のタカバシです。

今回はデジタルキューブで2024年1月から3ヶ月間のインターシップを経験された長島大晟(ながしま たいせい)さんへのインタビューです。インターンシップに応募したきっかけから、実際に携わった業務やそこで得た学びなどを伺ってみました。

長島大晟さん(長岡技術科学大学 修士課程)
趣味: セル・オートマトンの自己組織化の発現条件の研究

━━ インターンシップへの参加を決めたきっかけを教えてください。

参加を決めたきっかけは、高専時代の友人である麻植(おえ)さんと就職に関して話していたことです。麻植さんがデジタルキューブについて話してくれて、興味深かったんです。ちょうどその時、僕の周りの友人たちも積極的に就職活動やインターンシップを探していたので、僕も何かアクションを起こさなければと強く感じていました。

━━ デジタルキューブのどんなところに興味がありましたか?

デジタルキューブの働き方、特にリモートワークやフルフレックスが可能な環境が、僕の研究活動との両立に最適だと感じたため、麻植さんにお願いしました。

僕の実家はお寺でして、将来的にはその運営にも関わる予定です。リモートワークやフルフレックスの働き方を活用することで、地元に住みながら家族や檀家さんのサポートを行い、地域社会に貢献することが可能だろうと… この柔軟な働き方ができる点が、僕にはとても重要です。

━━ インターンシップでの具体的な業務内容について教えてください。

もともと僕はクラウドエンジニアやインフラエンジニアに興味を持っていて、その分野でのインターンシップを希望していました。ただ、参加できる期間が3ヶ月と限られていたので、その短い期間でインフラエンジニアの実務を学ぶのは難しいんじゃないかとアドバイスをいただきまして、営業支援とデータ分析の業務に焦点を当てることになりました。

具体的には、営業チームの売上データを収集し、そのデータを可視化するためのツールを使って報告書を作成するといった業務です。見積もり額や請求額を管理している業務システムに登録されているデータを取り出して、それを分析し可視化する作業を行っていました。今月の売り上げや達成率などのデータを、可視化ツールを使ってグラフィカルに表示することで、チームが目標に対してどれだけ進んでいるかを一目で把握できるようにしました。

━━ 実際の業務に携わったのは初めてだと思うんですが、ある程度、高専で学んだ知識を活かして取り組めましたか?

そうですね。データがどういう風に流れてるかというのは、高専での知識があったから割とスムーズに考えられたのかな、と思います。

━━ 営業チームの雰囲気はどんな印象でしたか?

正直、僕はずっとオンラインで参加していたので、その中で感じた雰囲気でしかないんですけど… 皆さん、思ったより精神論ではないというか、「ガンガンいこうぜ」って感じかと思ってたんですが、メンバー全員が試行錯誤しながらアイデアを出し合い、課題に取り組んでいました。オープンなコミュニケーションの中で、新しい提案や意見が歓迎される雰囲気でした。

━━ インターンシップ期間中に直面した課題はありましたか?

リモートワークでの自己管理とコミュニケーションが課題でした。リモートワークをする上で、どのようにして自分の時間を管理して、効率的に業務を進めるべきか… 最初はトイレに行くような時間も極力少なくした方がいいのかと考えてしまう感じでした。

あとは、コミュニケーションについても難しさを感じました。分からない課題について自分一人で解決しようとしてしまい、結果的に時間をかけすぎてしまうことがありました。もしオフィスにいれば、すぐに隣の人に相談して簡単に解決できたかもしれません。

「気軽に聞いて」と言われていましたが、すぐに質問することにためらいがありました。もっと自分で考えるべきだと思っていましたし、聞くのは相手の時間を使うことにもなるので迷惑になるのではないか、と考えていたからです。ただ、これも一つの学びであり、適切なタイミングで助けを求めるバランスを学ぶ良い機会となりました。

━━ 印象に残っているやりとりや出来事はありますか?

営業企画部の各メンバーとの 1on1 です。皆さんそれぞれの営業や企画に対する異なる視点やアプローチがあって面白かったです。特に浜本さんからの「三方よし」のアプローチについての説明は深く印象に残っています。これは、取引が会社にとって良いこと、顧客にとって有益であること、さらには社会全体にもポジティブな影響を与えることを目指すべきだという考え方でした。

━━ デジタルキューブでのインターンシップは長島さんのキャリアプランに影響を与えましたか?

はい、今回学んだことの一つは、研究や技術が市場で価値を持つために、それらをどのように収益化するのか考えることの大切さです。

研究に没頭していると「収益」や「コスト」について見過ごしがちだと思うんですが、ビジネスの現場にいることで、「どのようにして研究や技術が市場のニーズに応えるか」を明確にしなければいけないと感じました。

今後、自分の開発したシステムでも、適切にプレゼンできれば実際にビジネスの場で価値を提供できるかもしれないとも感じるようになりました。このインターンシップは、私の視野を広げ、研究や技術だけでなく、商業的な応用についても深く考える良い機会となりました。

あとは、リモートワークとフルフレックスの働き方が自分のライフスタイルと非常に合致していることも確認できた点が大きいです。将来的にクラウドエンジニアリングやその他のIT関連の職に就くことにより、地元である金沢で仕事をしながら、家族のお寺の運営にも関わることができる可能性が広がりました。

━━ 長島さん、お疲れ様でした。最後に営業企画部の藤田さんのコメントを紹介して、この記事を終わりたいと思います。

営業企画部 藤田さんのコメント

インターンシップ期間中に長島さんは「売上データの可視化」という営業企画部の課題を見事に解決してくれました。可視化は AWS の Amazon QuickSight というツールを使って行われました。元々、AWS に触れたことがなかったそうですが、自身で調べながら進め、アウトプットを出していく姿勢には驚かされました。

当初、営業企画部のインターンシップとしては、お客様との折衝を経験するような内容の方が好ましいのでは? と思っていましたが、結果的に長島さんのセンスに救われ、短期間でも良いインターンシップになったのではないかと思います。将来、AWS やデータ分析(可視化含む)が必要なシーンもあると思いますので、活かしていただけたらうれしいです。


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