インタビュー対象:星本 眞衣さん
所属:デジタルハリウッド大阪本校(2020年中途入社)
デジタルハリウッド大阪本校にてスクール運営に携わる星本眞衣さん。授業等の運営に加えて、広報・マーケティング施策に力を入れて挑戦を続けています。もともとは金融機関で働いていた星本さんが、正反対とも言えるデジタルハリウッドに就職して驚いたこととは? 子育てと仕事を両立しながら成長し続けたい方、必見の内容です。
堅実な就職から一転、立ち上げた英会話教室
ー新卒からデジタルハリウッド入社までの経歴を教えてください。
大学の英文学専攻を卒業後、金融機関に就職して窓口営業を担当しました。
実は、就職活動中に自分のやりたいことを見つけられなかったんです。親が納得してくれる堅実な企業に就職して数年間働きましたが、ミスマッチを感じて第一子出産のタイミングで退職しました。
出産後、すぐに「やりたかったことに挑戦したい!」という気持ちになりました。そして始めた挑戦が、子ども向け英会話教室の運営です。個人事業主として開業し、校舎経営と講師業を務めました。生徒募集のチラシを配り歩くなど大変なこともありましたが、やりがいがあって楽しかったです。
子どもたちのように私自身も成長し続けたい
ー入社理由を教えてください。
英会話教室を運営していて驚いたことは、子どもたちが物事を吸収するスピードの速さです。その姿を目の前で見ていて、私自身も成長し続けることができる環境に身を置かなければと感じるようになりました。
教育を軸に転職先を探していた時、Wantedlyでデジタルハリウッドの求人を見つけました。会社といえば以前の勤務先である金融機関しか知らなかったので、「世の中にはこんなに新しいことに挑戦し続ける会社があるんだ!」と驚いたことをよく覚えています。
面接で社員の方とお話しすると、良い意味でギャップがありました。学校自体は先端的であるにもかかわらず、中にいる方々はアットホームで温かいのです。
合否を判断する立場であるはずの面接官が、私の話を共感しながら聞いてキャリアを紐といてくださいました。「だから星本さんはそういう考えをしているんですね」と寄り添ってくださったことが嬉しく、デジタルハリウッドへの入社を決めました。
教育関係で働く人に欠かせない視点とは
ー前職も教育関係ですが、デジタルハリウッドでの仕事はそれまでやっていたことと違いますか?
運営体制の違いが大きいです。以前は個人経営でしたが、チームで運営する体制に変わったことで提供できることの幅が大きく広がりました。
仕事内容もかなり異なります。デジタルハリウッドではイベントやコンテンツの企画など、上流工程から携われることが楽しいですね。
ただ、両者に共通している点も多くあります。一つあげるなら、受講生に選ばれる学校であるために、広報・マーケティング領域でも努力をし続けなければいけないということです。
学校を滞りなく運営することは大前提として、新しい挑戦を続けることも学校自体の成長のために不可欠です。受講生が入学して夢を実現するまでのストーリーをデザインしていくことは両者に共通する難しさであり、同時に面白さであると感じます。
社員が自分らしい働き方を選択できるカルチャー
ー星本さんはもともと東京の拠点で勤務していましたね。どうして大阪に?
第二子出産のタイミングで「祖父母の住む大阪に行きたい」と希望を伝えたためです。
大阪に移住したことは良い選択でした。家族から子育てのサポートが受けやすくなりましたし、街の雰囲気が身体に合っていて住み心地がいいですね。自分らしい生き方を尊重し合えるデジタルハリウッドの柔軟な文化をありがたく感じています。
ー東京拠点と大阪本校で仕事の難しさ・大変さは違いますか?
日々の業務自体は大きく変わりませんが、広報・マーケティングの戦略には多少違いがあるかもしれません。東京では子育て中の女性を対象としたWebデザイン専攻、大阪では20代の男性メインにCG専攻が人気となっていて、反響の違いが印象的でした。
どちらの校舎においても、最も難しいことは受講生との信頼関係づくりです。コミュニケーションのすれ違いが生じることもありますから、できる限りこまめにやりとりを取ることを意識しています。
たった一つの言葉によって、デジタルハリウッド全体の印象が変わってしまいかねません。常に緊張感と責任感を持って、お一人お一人と対話を重ねるようにしています。
誰かの成長に伴走しながら、自分自身も成長できる
ーこの仕事をしていて一番のやりがいはなんですか?
人生を変えるために入学した受講生の成長に伴走できることです。ゴールに向かう過程の中で、少しずつ自信がついて内側から変わっていく受講生。その姿をそばで見守れることは本当に嬉しくて、やめられないなと思います。
それだけではありません。多くの方々が成長している環境の中で、自分自身も成長できることにやりがいを感じています。もともとパソコンを使って仕事をすることさえ初めてだった私が、デジタルクリエイティブの学校運営に裁量権を持って携われるようになるとは思いませんでした。
逃げずに最後までやり切る強さを、デジタルハリウッドで学べたと実感しています。
“正反対”の人に、どれだけ会うかで人生が決まる
ー就活中の皆さんにメッセージをお願いします。
自分とは“正反対”と思える場所にいる社会人の方に、多く出会ってほしいです。私も金融機関から、デジタルハリウッドという正反対の世界に入って人生が変わりました。
出会いの数で、これからの生き方が決まります。今の時代はSNSで気軽に職場をのぞいたりDMを送ったりできる環境ですから、これを活用しない手はありません。
就活生も社会人の方も勇気を持って飛び出して、たくさんの大人に出会ってください。デジタルハリウッドも、皆さんの挑戦をお待ちしております。