学生時代は、社会人として旅立つための準備期間。しかし、やりたいことを見つけられず、悶々とした毎日を過ごす学生が少なくありません。これといった夢や目標がないまま大学を卒業し、入りたい会社ではなく、入れる会社に就職する人もいるでしょう。
DIGITALIFTの宮崎オフィスで働く西澤達司も、「やりたいことを見つけられない」一人でした。現在は、Webマーケターとして活躍しているものの、大学を卒業後にフリーターとして生活していた過去があります。
「自分の仕事に巡り会えた」と語る西澤は、どのようにして宮崎オフィスを支えるビジネスパーソンへと転身できたのか。
西澤の変化の過程をたどるとともに、仕事の魅力についても語ってもらいました。
我慢と葛藤の2年間を経て、マーケターの道へ
——宮崎支社でリーダーとして活躍している西澤さんですが、やりたいことを見つけらずにいた時期があったとお伺いしています。当時は、どのような生活を送っていたのでしょうか。
学生時代にこれといった「やりたいこと」が見つけられず、就職活動で内定をいただいた企業のオファーを断り、2年ほどフリーターをしていました。コピーライターのように、言葉を扱う仕事に憧れたこともありましたが、なかなか縁がなくて。結局、どうしても「ここで働きたい」と納得できる企業に出会えなかったんです。
当時は、「やりがいを見つけられないまま人生が終わってしまうかもしれない」と、将来への不安でいっぱいでした。
——どのようにして、キャリアを拓いていったのでしょうか。
アルバイトをしながら将来について考えているうちに、今の自分には“戦う武器”がないことに気づきました。やりたいこと云々の前に、仮にそれが見つかったとしても、実現する術を持っていなかったんです。
そこで、まずは専門性を身につけようと決めました。働きながらWebデザイナーの職業訓練を受けたり、エンジニアリングを独学で勉強したりと、とにかく武器を得るために必死でしたね。リスティング広告という言葉を知ったのもこの時です。
——武器を得るために猛勉強した日々を経て、やりたいことは見つけられたのでしょうか。
僕にとってのそれは、広告運用の仕事でした。
経緯を話すと、フリーターをしながらスキルの修得に励んでいた際に、「宮崎でリスティング広告を運用する会社が立ち上がる」という話を耳にしたんです。そのときに「修得したスキルを実際に発揮するチャンスが来た」と直感し、すぐに履歴書を送りました。
すると、奇跡的にオファーをいただきました。スタートアップの立ち上げメンバーとして、入社することができたんです。
入社した当初は、リスティング広告について詳しい理解があったわけではありません。入社できたからといって、「本当に自分に運用できるのだろうか」と不安でした。
でも、仕事をするうちに、どんどんのめり込むようになって……。「自分のやりたいことはこれだ」と確信しました。
——広告運用のどのような点に、やりがいを見出されたのでしょうか。
Web広告運用の仕事は、成果が(ユーザーの反応)が数字で返ってきます。数値をもとに効果分析をし、得られた結果や情報から仮説や改善策を導き出し、次の施策検証に移す。「ああでもない」「こうでもない」と、毎日のように数字と格闘します。
これだけ聞くと大変な仕事に聞こえてしまうかもしれませんが、数字という明確な指標があるので、昨日より今日、今日より明日……と成長していけるんです。
得られた情報から改善策を絞り出し、少しずつでも成果をあげられるようになれば、クライアントからの評価も高まっていきます。その結果として、広告にかける予算が増え、より大きな成果が出せるようになる。
自分自身の成長を明確に感じながら、それでいてクライアントの事業成長に貢献できるのは、Web広告運用の醍醐味です。
——入社後は、デジタルマーケターとしてどのように働いていたのでしょうか。
業界自体が右肩上がりで成長していることもあり、モチベーション高く働けていました。業績がどんどん伸びていく過程を見れたのは稀有な経験でしたし、自分の仕事が少なからず会社の成長に貢献していると感じられていたので、毎日が楽しくて仕方なかったです。
憧れていたコピーライターの仕事は、エモーショナルな言葉で人の心を動かす、アートの要素が含まれています。一方、広告運用は、数字で裏付けを取りながら成果を図る、データ・ドリブンな仕事です。
僕にとっては、これが大きなやりがいでした。感覚だけで言葉を紡ぐのではなく、論理性を持って成果を出していく広告運用の仕事に、日に日に魅了されていったんです。
一流の集合知が、成長速度を加速する
——DIGITALIFTには、どのような経緯で入社されたのでしょうか。
広告運用への理解を深めるうちに、よりレベルの高い環境でスキルアップしたいと考えるようになったんです。前職も魅力的な環境ではありましたが、自分には2年間のビハインドがあったので、もっと背伸びをする必要があると感じていました。
そうした背景で転職を検討していたところ、ご縁があったのがDIGITALIFTです。「広告運用」という限られたセグメントではなく、マーケティングという大上段の枠組みからアプローチする姿勢が印象的でした。
最終的に転職を決めたのは、社員のみなさんが豊富な知識を駆使して活躍している姿が見受けられたからです。「DIGITALIFTでなら、自分のスキルの幅を広げられる」と確信しました。
——実際にDIGITALIFTで働いてみて、想像していた成長を手にすることはできましたか。
手前味噌ですが、「本当にハイレベルな組織だな……」と日々感じています。
コピーライティングやエンジニアリングなど、広告運用に関連する職域に長けたプロフェッショナルが数多く在籍しているので、彼らの知見を借りることで、一人では出せなかったはずの成果に辿りつくことができるんです。
いうなれば、DIGITALIFTという会社は、“一流のマーケターの集合知”です。
検索ではたどり着けない、経験に紐づく確かな一次情報が、毎日のように社内に共有されています。全てを自分のものにしていくのは簡単ではありませんが、以前と比較すると、明らかに成長速度が加速していると思います。
ただ、僕自身でいえば、まだまだ知識が足りていないのも事実です。
ハイレベルなメンバーと仕事をしていると、無知な自分にショックを受けることもあります。でも、学生時代に抱いていたような不安は皆無です。
「会社のためにも、自分のためにも、もっと頑張らないと」と、健全な焦燥感を持って仕事に取り組むことができていると思います。
——西澤さんが考える、DIGITALIFTの魅力を教えてください。
精神論でごまかさず、戦略で勝ちにいく姿勢が魅力だと感じています。根拠のない無謀な目標を掲げるのではなく、勝つべくして勝つ。手を動かす前に考え抜くスタイルが、組織に染み付いているんです。
そのうえで、社員思いなウェットな文化もあります。ただ成果を追うのではなく、社員の成長に全力でコミットする社風なので、会社と社員とクライアントが幸せになれる、三方良しの環境が整備されていると思います。
また、宮崎で働いていても、東京本社と等しく評価をしていただけるのも大きな魅力です。会社の中核として働かせてもらっているので、貢献意識を強く持てています。
納得して、満足して生きる人生へ
——やりたいことが見つけられず、思い悩む日々を経験した西澤さんですが、働く意義をどのようなものだと定義していますか。
「納得して生きる」ための手段だと思います。
フリーター時代を振り返ると、やりがいを感じられない日々を過ごしていました。一方、DIGITALIFTで楽しく働いてる今は、以前と比較するまでもなく充実したものになっています。
Web広告運用の仕事に出会えたことで人生が花開き、DIGITALIFTに入社したことで、ハイレベルな環境で自分を成長させる楽しさを知り、やっと人生に納得できるようになりました。
やはり、納得して生きる人生は素晴らしいものです。
ただ、現状に満足しきっているわけではありません。今後はもっと理想を高く持ち、納得度も満足度も、今とは比較にならないレベルまで引き上げていきたいと思います。
——今後はどのようなキャリアを描いているのでしょうか。
現在はプレーヤとして働いていますが、今後は会社全体を俯瞰して見られるような存在になっていきたいと考えています。
DIGITALIFTは先日(2021年9月28日)、東証マザーズに上場しました。きっと、以前とは見える景色が変わってくるので、僕たちメンバーが果たすべき役割も変化するはずです。
僕も、一人のマーケターとして成果を上げるだけでなく、宮崎オフィスを支える大黒柱にならなければいけません。今日この日からの数年間は、現在の延長線上にある未来を目指すのではなく、あるべき未来に対してアプローチをし続けるつもりです。
——最後に、DIGITALIFTへ入社を考えている方にメッセージをお願いします。
DIGITALIFTは、広告運用に限らず、総合的なデジタルマーケティングを支援するマーケティング・ファームです。営業コンサルタントもWebマーケターも、社内の全員が経営的視点を持つように心がけています。高い視座で働き続けたい人にはぴったりの職場だと思います。
また、学ぶことに貪欲な人も大歓迎です。
現状に満足せず、顧客のため、仲間のために全力を尽くすメンバーと働いていると、常に自分の至らない点が見えてきます。楽なことばかりではないものの、地に足のつく背伸びをし続けられるのは、成長欲求にあふれたビジネスパーソンにとって、これ以上ないほど魅力的な環境です。
私の話で、少しでもDIGITALIFTに興味を持っていただけたのなら、ぜひメッセージを送ってください。一緒に学びながら、私たちができることを全力でサポートします。
2021年11月16日時点