【❶簡単な自己紹介をお願いします。現在の役割や担当業務について教えてください。】
黒澤:もはや古株。もうすぐDEC歴20年!?社長とともに、長い間多くのクライアントにデザイナー&アートディレクターとして相対してきました。そのせいか?自分の特徴なのか?はわかりませんが、これといって「これが自分の作風!」というものはなく、誠実なBtoB企業から老舗百貨店やガーリーなファッションブランド、アットホームな飲食店まで幅広く対応できることが僕の特徴かもしれません。
寡黙なのでとっつきにくい一面もありますが、某バレーボールや学園マンガのセリフに心を熱くし、仕事に挑む働き盛りのアートディレクターです。
【❷DECで働く中で、最もクリエイティブに感じる瞬間ややりがいは何ですか?】
黒澤:やはり、クライアントが喜んでくれた時や、コンペで勝利した時、世に放ったクリエイティブでポジティブな反応があって、それが耳に入った時に「これが私の生きる道」と身が引き締まりますね。
あとは、大概PCを目の前にしてる時は良いアイデアが思いつかず。よく、アイディアは“三上”(馬上→移動中、枕上→寝る前、厠上→トイレ)で思いつくと言いますが…僕は、トイレはほぼなくお風呂。なので“馬上・枕上・浴上”ですね。そういう業務時間外に考えてる自分って、どっぷりクリエイティブ野郎だなと思います。
【❸これまでに携わったプロジェクトの中で、特に印象に残っているものは何ですか?その中であなたが果たした役割を教えてください。】
黒澤:弊社内の事で申し訳ないですが、DECの新ロゴプロジェクトですね。最近は指名案件ばかりでコンペがなく、そんな中久しぶりに社内コンペを行い、社員全員で投票した結果、僕のロゴが選ばれました。
“これまでの自分のキャリアの集大成、凝縮した1案を”という意気込みで臨みました。ロゴはブランドの御旗となる存在ですから、カッコイイやカワイイの外見も大切ですが、その意匠に込めるコンセプトがとっても大事。その想いがにじみ出て社外の注目を集め、社内インナーの心も鼓舞していく…よし、僕もこの新ロゴで人の心を動かしてやろうじゃないの。と、血湧き肉躍らせ、実に楽苦しい(たのくるしい)お仕事でした。
【❹あなたが今までに経験した中で、一番インスピレーションを受けた瞬間は何ですか?】
黒澤:実務的な事で一番お世話になってるのはピンタレスト(笑)。一番というか、この職業に就こうと決めたきっかけは、高校の時に見たサイトウマコト Alpha Cubicの広告。
なんだか記憶に残って名前を調べ、グラフィック・デザイナーという職業を知って、僕の人生が動き出した気がします。
【❺他の部署や親会社である朝日新聞社とのコラボレーションで、どのようにしてクリエイティブな成果を生み出していますか?】
黒澤:それぞれ自分の役割の中で、全力でニーズに応えようともがき合う。そのセッションが気持ちよく心地良く刺激になり、高め合っていければお互いの成長につながり、成果になると思います。一言で言ってしまうと“想像の超え合い”。
【❻DECでの仕事を通じて、これまでに最も成長した点や学んだことは何ですか?】
黒澤:とにかく、任せてもらえた事です。大した実績もない自分に、どんどん仕事を任せていただいて、わからないながらも手探りでやり切ってきて今の自分があります。ただ、これは昭和の考え方かもしれませんね。とはいえ、一生懸命に仕事に取り組めば周りの方々が助けてくれます。なので、やったことがないとか、経験値が足りない、失敗するかもしれない、みたいな考え方は、そっと隅に追いやって、やってみればいい。という考え方が身についた事が、学びだったかもしれません。
後に、某サッカー元日本代表の人が「成功に重きをおかず、成長に重きをおく」的な事をおっしゃっていましたが、“これよ。これこれ”と思いました。
【❼今後、DECで達成したい目標や挑戦したいことはありますか?】
黒澤:新しい仲間を育てると言ってしまうと、おこがましいですが…僕はグラフィックからキャリアをスタートした人間なので、デジタルマーケティング、ソーシャルメディアマーケティングなどに明るい、ヤル気満々のふてぶてしい若い人に入社いただいて、お互いに刺激し合い、成長し合うライバルとなるような人財を育てたいです。
【❽DECに興味を持っている応募者に向けて、一言アドバイスやメッセージをお願いします。】
黒澤:人の幸せは、1.人の役に立ち 2.人に褒められ 3.人に必要とされ 4.人に愛される。禅宗のお坊さんのお言葉だそうです。お金や栄誉ではなく、人との関わりによって幸せになれる。そして1〜3は仕事で叶うんですよ。でも、この仕事でなら、DECでなら、ひょっとしたら“人→クライアントに愛される”事も叶えられるんじゃないかと思う次第です。