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【会社紹介】株式会社 闇が生まれたきっかけ

この世には、刺激が足りないと思っている皆様へ。

どうも株式会社 闇です。
代表のトンカ(@tonka1981jp)と申します。

年中にブログやると宣言してたんですが、瀬の瀬になってしまいました。
ただ言葉尻上は間に合ったことになります。
2017年、株式会社 闇はブログを始めます。

株式会社 闇ってなんやねん? とお思いですよね。
分かります。うちの親も未だに同じこと言ってます。
なので簡単に「株式会社 闇」についてご説明します。

株式会社 闇はホラー専門の制作会社になります。
一味違うのが
ホラー × テクノロジー = ホラテク
テーマに、あたらしい恐怖感動を作り出そうとしている会社です。
FinTechとか、AdTechの新種みたいなもんです、horrorTech。

怖すぎるコーポレートサイトの会社って形で
一時期よくWEBメディアとかに取り上げてもらいました。

ホントに仕事してんですか?
って5人中4人聞かれるんですけど、マジで仕事してます。霞を主食にしている訳ではないんです。

具体的にどういう仕事をしているかというと
・ホラーイベントの企画やプロデュース、技術提供
・ホラーVRの制作
・ホラーを使ったプロモーション、拡散企画
などなど。特にネットではホラープロモーション
お目にかかったコトがあるかもしれません。
近作で言うと…

【外れたみんなの頭のネジ × 株式会社 闇】怖株
大人気漫画「外れたみんなの頭のネジ」の動くホラーコミックで株と仮想通貨について学べる?サイトです。


【リゾートバイトの怖い話】サクヤサマ - ブラウザで戦慄ホラー体験
バイトで訪れた温泉旅館。そこには「サクヤサマ」という怖ろしい怨霊が棲んでいた… ブラウザで楽しめるホラーゲーム体験です。

こんな感じで、「株や仮想通貨」「リゾートバイト」などなど恐怖とは全く関係ないものにでもホラーを掛け合わせることで、話題化したり面白くなるように仕掛けてたりします。

株式会社 闇が生まれたきっかけについて

で、今回は「株式会社 闇ってどういう流れで作ったの?」について最初のブログとして言及しておこうと思います。

得られた教訓は
「一歩だけ日常を超えてみると人生面白くなる」
という生存バイアス系のヤツです。いや、多少の普遍性・再現性はあると思うのです。サンプル数とかは気にしない主義です。

私は当時STARRYWORKSという制作会社でWEBを中心としたデザイナーをやっていました。仕事には満足しながらも、もっと深い世界観を作り出したいという思いが渦巻いておりました。本能にまで届くようなパワーを持ったクリエイティブを実現できないものか。
もっと言うと、大好きなホラーを仕事にしてしまうことはできないのか。

そういう思いはあったものの、常識的に考えると一介のデザイナーがホラー事業に乗り出すのは無理だと、蓋をしておりました。

そんな中、新規事業を立ち上げれないかという社内会議がありました。
「今ある会社のテクニカル資産を活かしながら、新しい業態を作れないか」というテーマです。

デザイナーの自分にはあまり関係のないテーマでした。しかしこの時考えました。コレはチャンスかもしれない。
デザイナーがホラーをやってはいけないという常識はどこにもないはずだと、現状を変えるべく、飛びつきました。

そしてその考えから一つの仮説にたどり着きます。
「最新テクニカルを組み合わせたホラーエンターテイメントを事業化すれば
 新たな市場をつくれるはずだ!」提供できる価値・市場の考察・成功に不可欠なものの整理・事業の問題点等それなりの資料を揃えて社内で熱弁しました。
この事業は業界に革命を起こす!
普段はそういうキャラでないのですが、この時ばかりは誰かが憑依していました。

即決で「ダメ」でした。
「うーん怖いのはちょっと…」とのこと。

へこたれましたが、
ここはホラー好き特有の「晴らさでおくべきか」マインドで耐えます。

その時期、たまたま社員旅行が予定されていました。
目にもの見せてくれるわ。

一部の社員を制作メンバーとして説得し、
社員旅行の一部工程を乗っ取ることにしました。
他の社員には「軽く肝試し」と称して
テクニカルホラーイベントを実施してやるコトにしたのです。この手のものは体感してもらわないと伝わらないのだ。

イベントの制作時間は1週間。とにかく時間がない中、
参加者に「怖くて、すごくて、面白い」と感じてもらうべく
夜の広場を舞台に、次々に届くメールの指示を読み解きながら各スポットで謎解きやホラー演出を楽しむイベント
を実施しました。

・各個人のGPS位置を管理するシステム
・メールによる指示システム
・Twitter等を駆使した謎解き
・スマホを駆使するサイトの実装
・地図やペーパー等のデザイン
・イントロ動画制作
・音響制作
…制作内容は山積みでしたが、ハッカソンのごとく怒涛でチームで作り上げまます。旅行中もロケハンや最終チェックを繰り返し、単独行動を他の社員に怒られたりしました。

実際イベントを実施してみると、本当にありがたいことに大好評でした。
悲鳴と感嘆、そして笑いも入り混じった参加者の声を、裏でずっと聞いていました。荒削りながらもホラーとテクニカルの結びつきに確信を得ました。

イベントが終わった後、社長にもかなり気に入ってもらえたようで「これはぜひ事業化に向けて進めよう」と決済をもらうこともできました
※社員旅行のイベント制作に付き合ってくれた皆さん当時は本当にありがとうございました。
(そのうちの一人は闇社員になりました)

その後このプロジェクトは社内の事業化ではなく、より加速するため子会社として舵を切ることになります。そうして「株式会社 闇」が生まれました。その辺の詳細はまた長くなるので別の機会に書きます。

ちなみに上記の流れの中で一番パワーが必要だったのは、未知の事業を考えるでもなく突貫でイベントを作ることでもなく、
デザイナーの私がホラーをやりたいと手を挙げる「その瞬間」でした。
日常を変えようと踏み出す一瞬、常識をはみ出すその一歩だけが、自分にとって一番高いハードルだったのです。
その後については、徹夜だろうが泥臭い作業だろうが、その境界さえ超えてしまえば意外と頑張れちゃうことが分かりました。

この教訓は自分の中で本当にありがたい気付きで。
コレが分かって以来、まったく未知の領域だろうが山積みの課題だろうが
「一歩そっちに行ってみるか!」と決めさえすれば、いつかはそこに行けるのだなと信じれるようになりました。おかげさまで今までのキャリアでは考えられなかった仕事で日々悲鳴を上げております。

という訳で得られる教訓、
一歩だけ日常を超えてみると人生面白くなる
という生存バイアス系のヤツが導けました。その後の他の案件もこのマインドでやってきてそれなりに上手く行ってるので多少の普遍性もあるはずなのです。諸説あり。

この世にはワクワクする刺激がまだまだ足りないと思っております。
そこで新年に向けて、誰かの常識を「本当に超えれない壁か」と疑うきっかけになればと思い書いてみました。


※こちらの記事は2017/12/27 にnoteに記載したものです。

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