データミックスで新規事業開発担当をしている福山です。
大学院(経営学)修了後、外資IT企業にて、法人営業・SEとして従事。その後、学習塾にて校舎長、マーケティングマネージャーを経て、データミックスに新規事業開発担当として参画。
生まれは千葉県勝浦市
中学校までは地元で暮らし、高校からはバレーボールに専念するために地元を離れ、文字通り “バレーボール漬け” の生活を過ごしました。
このバレーボール漬けの生活が、今の生き方や仕事の考え方に大きな影響を与えたと思います。
中学校のバレーボール部はそれこそ弱小チーム。「優勝」なんて遠い目標で、目の前の「1勝」を勝ち取るのに必死でした。しかし、そんな弱小チーム出身者が県大会優勝できるなんて、その時は思ってもいませんでした。
とにかく、中学時代は負けてばかりで悔しかった。だから、その借りを返したいと思い、高校でもバレーボールを続けようと思いました。
そこで選んだのが県大会ベスト8の高校でした。高校では毎日、苦しい練習を繰り返しながらもチームは確実に成長していきました。そこで気づいたのは、中学時代は根本的に練習量が少なかったこと。そして、一緒に夢を追える仲間が居なかったと思いました。
その苦しい練習の先に、優勝した時には普段全く泣かないのに、自然と涙が溢れてきました。名門校や常勝軍団にいながら味わう優勝とは一味も二味も違いますからね。
仕事においても、「大企業ではなくベンチャーで挑戦し続けたい」という思いが強いのは、強豪ではないところで仲間と夢を追いかけた体験があったからこそだと思います。
「会社はどこでもいい」
〜即断即決で入社したインドIT企業〜
高校はバレーボール漬けの生活だったこともあり、あまり勉学に励んでいませんでした。なので、浪人してから大学に入り、経営学を専攻し、最終的には大学院まで進学しました。
大学卒業後は、インドのIT企業でキャリアをスタートさせました。
「将来、起業する上で必要な知識は何か?」「新卒カードを切れるからこそできる、最大限の経験は何か?」と考えた時に「ITの世界の最先端を見てみたい」という漠然とした動機、この条件さえ満たしていればどこの会社でもいいと思い決めました。
「自分で経営したい」
〜経営を学ぶために転職〜
大学で経営学専攻だったこともあり、これまで経営学のアカデミックな本をたくさん読んできました。
仕事に慣れてきた頃には「やっぱり自分で経営したい」という思いが芽生えてきたのも、ごく自然なことでした。そして転職したのが教育事業の会社です。
フランチャイズの塾を1校舎任されて、営業からマーケティング、生徒の指導、講師の教育、保護者の対応のすべてを自分でやりました。
まず、一番最初に利益を最大化するためには、どうしたら良いか考えました。まずは、通ってくれている生徒層や指導方法、教材、講師等のリソースの状況把握に時間を使いました。次に、利益の最大化を要素分解してKPIツリーを作成しました。その結果、利益を最大化するために重要なことは、「周囲が驚く合格実績を作ること」という仮説を導き出しました。
塾の価値は、生徒の成績を上げること。当たり前すぎる答えですが、それだけに集中すれば良いことがわかったのは個人的には非常に大きかったです。
私が担当していた校舎の生徒層は、高校まで勉強に力を入れてこなかった生徒が中心の塾でした。一般的に、偏差値60以下の高校からMARCH以上の大学に行くのは至難の業です。でも、本人たちは、難関大学に行きたい。どうやったら力になれるのか必死で考えました。(詳しい勉強方法を聞きたい塾関係者、お子さんがいらっしゃる方は福山に直接お問合せください。笑)
指導方法がハマった生徒は、奇跡の逆転合格を成し遂げました。そんな生徒や保護者から泣きながら電話がかかってきて、感謝や喜びの言葉をいただける、顧客と喜びを共有できる素晴らしい経験でした。
これを積み重ねることで口コミで評判は広まり、結果的に、生徒数は約1.5倍、
単価は約10,000円上がり、利益は倍増しました。
やるべきことは本当にシンプルなのだと体感しました。
データミックスに参画
〜経営者目線で事業に携われる組織風土〜
実は塾で独立しようと思っていました。
本部の許可も下りて、どのようなメンバーでどういう校舎にしようかと考えていた矢先、
直前で独立の話がなくなってしまいました。
仕方がないので転職活動を始めるわけですが、ここでもやはり「会社はどこでもいい」と思っていました。
「自分のやりたいことがやれる」のであればどこでもいい、もっと言えば「自分のやりたいことを会社を使ってやってやる」という気持ちでした。
あとは行動あるのみ、とりあえず100社応募しようと思いました。
それくらい応募しないと、どこの会社が書類通過してくれるかなんてわからない。なので、まずは書類を出す、書類が通過した企業との面接を通してどんな企業かを見ていこう、というのが当時のスタンスでした。
自分を評価してくれるところ、自分を買ってくれるところであれば、どこでも良いと思ってましたし、どこに行っても結果を出せるという自信はありました。
データミックスは、上場に向けて事業と組織を発展させるフェーズで、勢いと活気があり、
裁量を持って仕事をすることができる組織風土だと感じました。
そして何よりも「起業したい」と考えている自分にとって、創業者と近い距離で仕事ができる、経営者の目線で事業に携われるというのは好条件な職場だと感じました。
入社して最初の仕事
〜新規事業立ち上げを担当〜
現在、データサイエンス領域特化型のHR(ヒューマンリソース)事業の立ち上げを担当しています。
データサイエンス人材と企業のマッチングを通して人材の流動化を加速させるプラットフォームを構築しています。
社会人向けには、データサイエンスのスキルを有するビジネスパーソンの転職・副業支援。
データサイエンス領域は人材の争奪戦が起き、人材獲得に苦戦している企業も多いので、
採用を検討している企業様には人材紹介を、採用までは考えていないがデータ活用を推進したいという企業様には副業人材をご紹介しています。
大学生向けには、データサイエンスの授業を受けていただき、新卒のデータ活用人材として
企業様にご紹介するということも新たな試みとして取り組んでいます。
それから、データサイエンティストが集い、経験を積み、スキルを磨きステップアップするための場として設立したNDSラボ(Next Data Scientist Lab)というオープンラボにも参画させてもらっています。
サイエンスで解明できない、アートの部分を大切にしたい
データミックスはサイエンスの会社なので、やはり合理的で理論的な人が多いです。私もこれまで理論を学んできましたが、やっぱり理論にも限界があり、理論的であることは正しいことも多いですが、合理性を追求したり理論を過信しすぎるのではなく、サイエンスではどうしても解明できないアートやパッションの部分を大切にしたいとも思っています。
なので、データミックスでは異常値というか、イレギュラーな存在かもしれませんが、対極にいながらもバランスをとりながら自由にやらせてもらっています。
自分の中で大切にしていることは「人は理論で動かない、感情で動く!」です。
ベンチャーで働く魅力
〜自由な分だけ負っている責任〜
よく「ベンチャーは裁量もある、自由もある」と言われます。そして裁量を持って自由に働ける企業カルチャーに憧れて大企業から転職してくる人もたくさんいます。確かに裁量もある、自由もある。でも、忘れてはいけないのは、自由な分だけ重い責任を負っているということ。
データミックスで自分に求められている責任は「売上を上げる」ことです。
売上を上げるためには、自らが能動的になり課題を設定する、戦略を考える、そして施策を打っていく必要がある。
それができない人は、裁量や自由を与えられても「何をしたらいいかわからない」と逆に困るだけだと思います。
これこそがベンチャーの魅力だと思っています。
新卒社員と共に、新規事業立ち上げに挑む
現在、新卒の社員と一緒に新規事業の立ち上げを進めています。
新卒でいきなり新規事業に携われるってなかなかない機会だと思います。僕は若者を育てるのが好きなんですよ、僕の哲学の一つに「人は自分より若い人のために働くべき」というのがあります。
自分自身が若手の成長を後押しするだけではなく、自分自身も新しい感性に触れることができるので、若手を育成することで、自分の経験や考えを整理することにも繋がります。
新卒の社員から起案されたもので、僕は「うまくいかないかもしれない」と思っても、まずはやってもらっています。自ら考え、行動し、失敗することで、そこに気づきや学びがあり、成長に繋がります。
成長を見てるのも楽しいですし、その姿を見て自分ももっと頑張らないと!と思えるので、自分にとっても非常にポジティブな影響を与えてもらってます。
これからの展望
面接で「売上5億の事業をつくる」と言って入社したので、売上5億、いや、売上10億の事業をつくろうと思います。
大企業の面接でこんなこと言ったら「何を言ってるんだ」って思われそうですけど、(そもそも大企業からしたら金額が小さいと思いますが)データミックスは、
この思いを買ってくれました。有言実行、言ったからには実現します。
そして、その実現に向けてチャレンジできる環境がデータミックスにはあると思います。
求職者へ一言
自分で会社に何かしてあげられる人、会社を使って自分のやりたいことをやってやるくらいの気概のある人、そういった得意なものが何か一つでもある方には、
おすすめの会社だと思います。