平成元年に設立、令和4年の今年で創業34年を迎える株式会社データ・デザイン。今回は、創業者である岡村社長に、データ・デザインだからこそ実現する技術やサービスをお伺いしました!
データ・デザインの技術
弊社は平成元年の創業以来、『3Dテクノロジー』のサービス提供を行ってきました。3次元仮想空間、なんていう風に、今は呼ばれることが多いですね。
「耳にすることは多いけれど、結局詳しいことはわからない…」
そんな声が寄せられることも増えてきたので、データ・デザインの『3Dテクノロジー』について、少しお話ししようと思います!
『3Dテクノロジー』とは言葉の通り、コンピューターの中で仮想空間に3次元の世界を作り出す技術です。また、その空間上のカタチだけでなく、大きさ・体積・模様・成分などの、あらゆる情報を紐付けます。
少し前の海外のS F映画であったんですけど、スマートグラスを通して目の前の人を見ると、「年齢・職業」だとか、「血液型は何型」だとか、そういう目に見えない個人情報が瞬時に表示される。
それが時を超えて現実になっている、という説明がイメージしやすいかもしれません。
データ・デザインは、そういったバーチャルの世界で形を構築していく技術を得意としています!
スマート3Dテクノロジーとは
従来の『3Dテクノロジー』をより高度に、より知的に活用した、スマート3Dテクノロジーという技術をデータ・デザインでは提唱しています。
先ほども少し触れましたが、3次元データには目に見えないような情報も数多く含まれています。活躍するのは、近未来のS F映画の中だけではありません。
例えば、3Dスキャナー。
全国にある城郭や寺院などのいわゆる古い建築物。今は図面がなく、焼失や倒壊してしまうと復元することは非常に困難です…
しかし、これを3Dスキャナーでスキャンすると、3次元の設計データを瞬時に作成できます。全体の大きさや形はもちろんですが、細かなテクスチャー(模様)や色情報までもが取得可能です!
歴史的建造物をデジタルアーカイブで後世まで引き継ぐことが出来るんですね。
また、最近話題の「メタ」「メタバース」といった技術。
「メタバース」とは、コンピューターやネットワークの中に構築された、3次元の仮想空間の中で提供されるサービスのことを指します。日本国内では、バーチャル空間でショッピング…というような、商業空間で使われることが多いかもしれません。
データ・デザインでは、360度スキャナーで全方位をスキャンすることで、店内や部屋全体を仮想空間として、リアルに再現することができます。
ショッピング以外にも、例えば映画やCMの撮影。
アクションシーンを撮影するために、俳優が危険を冒さなくても良いんです。これも実は、仮想空間でリアルな再現が可能です。
また、『リアルタイムレンダリング』や『フォトリアリスティック』という、ちょっと聞き慣れない単語ですが、3DのCADデータに光や色彩を合成して、コンピューターの画面内に実在する本物のように見せたり…
と、自動車だけではなく時計や家電、ゲーム機開発など様々な領域で、現物を作らない試作技術(プロトタイプ)として利用されています。
こういった進化した『3Dテクノロジー』を、私たちは『スマート3Dテクノロジー』と総称しています。
データ・デザインの高い技術力
『3Dテクノロジー』について少しお話ししましたが、これはもちろんデータ・デザインだけが持っている特別な技術ではありません。
私たちの本当の強みは、実は別のところにあるんです。
データ・デザインでは、30年以上に渡り『3Dテクノロジー』にまつわるサポートを一貫して行ってきました。ですので、3次元の基本と言える、形状表現や空間座標などの数学的処理を完璧に熟知した上で、『3Dテクノロジー』を提案することができます。
ちょっと前に、3Dスキャナーで人間を撮りフィギュアを作る、なんて話がありました。実際にやってみると、形状のリアリティーな再現が完全にできない。じゃあどうする?となったときに、必要なのは3次元造形の基本知識です。
私たちは、根幹となる技術と知見を持っているので、改善・解決するための方法論を数多く提案することが出来ます。
『3Dテクノロジー』を導入するだけではお客様の課題は解決できませんし、100社あれば100通りの異なるシステムが必要です。最適なツールを組み合わせ、不足する部分は自社開発し、お客様の課題にアプローチできる。これがデータ・デザインの強みです。
3DXってどんな技術?
スマート3Dテクノロジーを用いたDX、それが3DXです。
既に多くの企業が取り入れているDXですが、これに『3Dテクノロジー』を応用します。
バーチャル空間で試行錯誤をあらかじめ行い、それを何度も繰り返すことで、プロセスを知識化したり自動化したりということが可能となりました。
例えばドローン。
ドローンは三次元空間の座標がないと飛べません。制御するためには『3Dテクノロジー』が必要不可欠なので、ドローンも3DXと言えるのではないでしょうか。
皆さんの身近にある自動車にも、3DXは活用されています。自動車に搭載されているレーダーが、瞬時に全方位の3Dデータを取得することで、付近の衝突物を認知します。これによって、自動運転が現実的なものとなりました。
こうやって聞くと、意外と身近なところに『3Dテクノロジー』が活躍しているんだなと、わかっていただけると思います!
『3Dテクノロジー』は従来、設計者や特定の専門職しか関与してこなかった分野でした。しかし、3Dスキャナーや3Dプリンターを始めとした様々な3D技術が普及し、多くの人が手軽に使える技術となりました。
データ・デザインは、今や皆様の生活に必要不可欠となった、様々なシステムのベースをコーディネートし、お客様へ提供しています。
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