株式会社CyberOwl(以下、サイバーアウル)の人事担当者に、“正社員登用率”や“残業”など、求職者が気になるけど聞きずらい質問に、ズバリ答えてもらいました。

サイバーアウルってどんな会社なんだろうと気になっている方はぜひ最後までご覧ください！

坂本菜緒：人事広報本部。大学院修了後、東京都公立小学校に勤務。2018年5月、株式会社CyberOwlへ入社。プランナーとして自社メディアのSEO記事の編集・ライティング業務を担当。現在は人事として従事。

Q1.サイバーアウルで活躍している社員の共通点はなんですか？

まずはサイバーエージェントの採用基準でもある「素直でいい人」ですかね。

意思がないとか従順という意味ではなく、「物事をあるがままに見れる人」「変化に対応できる人」だと考えています。IT業界は変化が激しいので、必然的に自分自身も順応していかないといけないんですよね。固執しすぎず、変化に柔軟に対応できるかが大切になります。

私は人事になる前は事業部にいたのですが、4つほど担当メディアが変わりました。変化を楽しめるタイプなので、逆にわくわくできたというか、ジェットコースターに乗っているような感覚で面白かったです(笑)

スピード感が早いので、ルーティン化した働き方を希望している人には、正直合わない環境だと思います。

あと、わからないことをわからないと正直に言うことも大事ですね。目標達成のために何か弊害があるなら、それを隠すのではなく解決するために自分から動かないといけない。積極的に周りを巻き込みながら動ける人は、結果的に成果を出せる＝活躍していると感じています。

Q2.契約社員から正社員への登用率は何パーセントですか？

正社員登用面談を受けた社員は、2024年4月時点で100%登用されています。

実は私も契約社員として入社した1人です。前職が小学校教員という異業種からの転職だったのですが、無事に正社員になることができました。

契約社員という言葉だけを聞くと、不安を感じる人もいると思いますが、正社員になるための下積み期間と思ってもらえたらなと。成長できる環境、応援してくれる仲間がいるので、安心して飛び込んできてください。

Q3.残業はどのくらいありますか？

役職やポジションでも異なりますが、平均実績は月30時間前後ですね。

月初に決めた目標に対しての進捗で残業時間は変わります。目標に対して乖離がある場合は、何か打ち手を考えたり行動することになりますよね。私は負けず嫌いな性格もあり、仕事に没頭して残業が増えてしまいがちです(笑)

Q4.昇給・昇格の機会はありますか？

昇給は、半年に1回です。昇格のチャンスは、毎月あります。

昇給は、半年の定量と定性目標の結果をもとに判断されます。査定のタイミングで必ず面談を実施しており、自分の評価と会社からの評価をすり合わせる機会を設けています。

昇格は、キャリアラダーというグレードに応じた必要スキルが可視化された表をもとに判断されます。

Q5.どのように社員を評価していますか？

月に一度、上長と「視点アップ面談」を実施し、定量と定性の2つの軸で設定した目標に対して、晴れ・曇り・雨の3段階評価をしています。

上長が一方的に評価をくだすわけではなく、自己評価をもとにすり合わせます。自己評価に対して「もっと評価してもいいのではないか？」とフィードバックしてもらえたこともありましたね。

半年に1回の査定のタイミングだけではなく、毎月相互理解の場を設けているため、認識のズレが生じにくい仕組みになっています。

Q6.他部署へ異動することはありますか？

あるかないかでいうと、あります。実際に私もプランナーから人事に異動しています。

ただ、社内異動の制度があるわけではありません。事業のタイミングや本人の適性などを加味して、最適な配置を決めています。

Q7.入社後の人間関係の築き方に不安があります。お互いを知る機会はありますか？

まず、新入社員の方には「myIRキャリアビジョン」という、自分の生い立ちや将来のビジョンも発表してもらう機会があります。

自分がどういう人間なのか知ってもらえる“自己開示”と“相互理解”の場として設けています。幼少期のことや趣味を含め、ざっくばらんに話していただけるので、会話のきっかけになると思っています。例えば「サウナが好き」ということがわかれば、サウナを切り口に周囲も話しかけやすくなりますよね。

また、「ランチクエスト」という他部署の先輩社員とランチに行く時間を設けていたり、入社後に会社に馴染める施策がたくさんありますよ。

Q8.社長や経営陣と交流する機会はありますか？

あります。新入社員の方には社長の田中(代表取締役社長・田中啓太)とも「ランチクエスト」を実施します。

入社して3ヶ月後あたりには「3ヶ月飲み」という食事会が設定されていますし、任意参加で毎月末日に締め飲みという食事会も設けています。

社長の田中だけではなく、役員の真島や元吉、浅田などとも交流する機会もあります。社長や経営陣と距離が近いところも、サイバーアウルの魅力のひとつだと思います。

Q9.部署外の社員同士の交流はありますか？

交流の機会はたくさんあります。

例えば、2ヶ月に1回「シャッフルランチ」を実施しています。3〜4人の少人数で実施する対面ランチなのですが、部署を飛び越えたメンバー間の繋がりをより密にし、支え合える関係性を構築できたらいいなという想いから誕生しました。

あとは、後輩が先輩をスターバックスに誘うとドリンク代が1杯無料になる「SP(先輩)ドリンク」、グループで経営課題に向き合う施策などですかね。

Q10.会社の困りごと(人間関係やハラスメントなど)を相談する窓口はありますか？

困りごとがあれば、まずは人事や上司など、相談しやすい人に相談してください。定期的な人事面談も実施していますが、連絡をくれたらいつでも設定します。

また「GEPPO(ゲッポウ)」を導入していて、目標に対するコンディションやモチベーションに関するコンディションを月1回ヒアリングしているので、直接言いにくい場合はGEPPOを活用してもらえたらと思います。

Q11.「業界未経験でも活躍できる！」とありますが、本当ですか？

本当です。社員の約半分ぐらいが業界未経験で転職しています。

「頑張りたい」「成長したい」という覚悟と意欲さえあれば、経歴は関係ないと思っています。

先ほどもお伝えしましたが、私の前職は小学校の教員です。業界未経験なので正直ラクな環境ではありませんでしたが、昨日の自分より今日の自分が成長できていると感じられることに魅力を感じていました。もうすぐ入社して7年目になりますが、未だに日々成長している実感があります(笑) 大変ではありますが、楽しいですね。

Q12.ワークライフバランスの実現に向けた取り組みはありますか？

2024年4月現在、火・木曜日はリモート推奨日として「リモデイ」を設けています。

月・水・金曜日は出社推奨日ですが、「通勤時間を業務時間に当てたい」「休むほどではないが体調に懸念がある」「子どもが熱を出してしまった」など、臨機応変に切り替えることが可能です。

Q13.内定したら事前にするべきことはありますか？

研修制度が整っているので、特に準備はいりません。

私の経験談ですが、業界未経験の場合は、IT業界用語を事前に把握しておくと業務が飲み込みやすいかもしれません。社内ミーティングではカタカナが飛び交うので、意味が分からないと毎回Googleで検索してましたね(笑)

Q14.面接までに準備をしておいたほうがいいことはありますか？

自分の考えや想いを整理しておくことですかね。それ以外は特に何もありません。面接のために作りこむのではなく、ありのままの自分を見せてほしいと思っています。

私が最初の人事面談で意識しているのは、サイバーアウルのデメリット面も隠さず伝えること。例えるなら面接は「お見合い」だと思っています。本性を隠したまま結婚しても、結果的にうまくいかなくなることがありますよね。

面接は自分と会社間で相互理解し、合うか合わないかを判断する場です。会社の文化や業務内容だけでなく、社員同士の交流の頻度なども含めて、お互いの価値観を相互理解できる時間になることを目指しています。気になることがあったら、何でも聞いてください。

入社がゴールではなく、長く一緒に働ける仲間を探しています。興味がある方はカジュアル面談も実施しているので、ぜひお問い合わせくださいね。