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株式会社curioswitchがWEBの記事や映像コンテンツなどの制作を担当している、NPO法人七五。
ここでは、NPO法人七五の活動についてもご紹介します。
文化継承や創造に関わる方々をお招きして、お話を伺う特別企画「語らひ人」。
第8回は、肥後熊本藩主であった細川家のご子孫で、2023年6月から永青文庫の理事長を務めていらっしゃる、細川護光さんをお招きしました。
永青文庫は、細川家に伝来する美術品や歴史資料を収蔵する資料館です。
そして、細川さんの祖父、護貞が近衞文麿の次女・温子と結婚したことから、NPO法人七五・近衞理事長と細川さんは従兄弟同士。
永青文庫や近衞・細川両家にまつわるお話をお楽しみください。
近衞:
よろしくお願いいたします。理事長就任おめでとうございます。
細川護光:
ありがとうございます。全然めでたくないけど。(笑)
近衞:
大変だよね。(笑)
そうしたら、そもそも永青文庫とは何かっていうところから始めないとだけど、護光目線で見た永青文庫とは?
細川護光:
ジャンルが本当に多岐に渡っているので、そこが一つの特徴ではあると思う。
鎌倉時代から江戸の終わりまで続いた大名家としてのコレクションと、護立さんが集めたコレクション。これは、中国美術から、全画とか、刀剣...
近衞:
あと、西洋美術もあるからね。
細川護光:
西洋美術ももちろん。
鎌倉から江戸までの大名家としての所蔵品の柱に加えて、護立公のコレクションも一つの大きな柱になっています。
近衞:
確かに、そういう意味では2本柱というか。
細川護光:
そうですね。だから、いわゆる普通の大名家の美術館にあるようなものとも、毛色が違った物が沢山あるし、面白いですよね。
近衞:
そうだね。
細川護光:
だから、一口に永青文庫といっても、永青文庫といえばあれ!みたいなのが色々ある。
近衞:
確かに。印象的だったのは、洋書のコレクション。
細川護光:
はいはい。
近衞:
意外と他のところは持っていないので、これはすごいなと思って。あれは何だっけ、ヴェルサイユ条約の時なのかな、もっと前なのかな?
細川護光:
もっと前ですね。
護立さんがヨーロッパを旅行したときに買い集めたものです。
近衞:
大変な規模よね。あれはどうやって持って帰ってきたんだろうと思って。
何千冊とあるわけでしょ。
細川護光:
そうそう。だからあれは、船に全部乗せて...
確かに、どうやって持って帰って来たのかな。
近衞:
いやー、想像を絶する分量だなと思って。そのときに、絵画も含めて、いろんなものを買い集めてきたわけだよね。
細川護光:
そうです。
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