第13回日本禁煙学会学術総会 シンポジウムにて弊社代表 佐竹が「デジタル療法・治療用アプリについて」発表致しました。
いわゆるヘルスケア向けアプリは数多くありますが、その中でも医学的エビデンスを確立し医療現場での治療に供することを目的としたものが治療用アプリと呼ばれ、高度なアルゴリズム・ソフトウェア技術を活用したデジタルによる治療介入という形で患者に提供されます。
医師が薬を処方するように「アプリを処方する」、そして治療に供されるアプリであるという点が、自由にダウンロードできる一般のアプリとは異なり、治療用アプリを用いた療法を総称し「デジタル療法(Digital Therapy/Digital Therapeutics)」と呼ばれています。
今回、禁煙治療について関心の高い医師・医療関係者が多く集まる当学会において、CureApp開発のニコチン依存症治療用アプリにおいて、実際にアプリを用いた治療アプローチやシステムの概要、臨床試験の結果に加え、禁煙についての現状と課題についてお話をしました。
多くの関心が集まる禁煙学会という場において、治療用アプリの新しいアプローチについてご紹介できたことは、今後の禁煙治療の進化に貢献する上でとても重要な機会であったと考えております。
また、第13回日本禁煙学会学術総会の若手研究者の優秀演題に送られる繁田正子賞の発表にて、最優秀演題として、慶應義塾大学医学部呼吸器内科 正木克宜先生が発表された、「新規開発禁煙支援スマートフォンアプリの禁煙外来での長期的禁煙継続効果(多施設共同ランダム化比較試験)」の研究内容・成果が選ばれ最優秀賞を受賞しました。
CureApp禁煙の臨床試験についての発表に対しては、今回の発表のみならず以下の演題に対して米国呼吸器学会(American Thoracic Society: ATS)での複数の受賞歴があります。
・2018年5月・米国サンディエゴにて「Smartphone application “CureApp” for smoking cessation - A multicenter cooperative single group intervention study」に対してATS APSR/ISRD Travel Award受賞
・2017年5月に米国・ワシントンDCにて「Preliminary report of a smartphone application “CureApp” for smoking cessation」に対してATS Young Investigator Award受賞