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CTO 渡辺が世界最大級のセキュリティカンファレンス『Black Hat』&『DEF CON』 に参加してきました!

こんにちは!広報の竹谷です。
今回は2023年8月にアメリカのラスベガスで開催された世界最大級のサイバーセキュリティカンファレンス『Black Hat USA 2023 』と『DEF CON』に参加した、当社の代表取締役 CTO 渡辺に話を聞いてみました。

ー『Black Hat』と『DEF CON』それぞれの特徴を教えてください。

どちらも世界最大級のサイバーセキュリティカンファレンスとして知られています。年間を通して、アメリカ・ヨーロッパ・アジアの3か所で例年開催されますが、今年は発祥の地となるラスベガスでの開催でしたので、特に大規模のイベントになっていました。

『Black Hat』は、1997年から開催されている歴史あるセキュリティイベントです。世界をリードするセキュリティエンジニアたちが、ネットワーク、サーバ、アプリケーション、モバイル、IoTなどの分野における実践的なトレーニングを提供しています。私は、最新研究が発表される「BRIEFINGS」や、開発者たちが最新のオープンソースソフトウェアツールを紹介する「ARSENAL」というセッションに参加しました。

一方、『DEF CON』は、ハッカーコンベンションとして一番古いイベントであり、1993年に初めて開催されました。現在では『Black Hat』をカジュアルにした兄弟イベントといえます。セッション、デモ、CTF(Capture The Flag)などの多岐にわたるイベントが実施されています。私は特に「Cloud Village」と「AppSec Village」の発表を中心に参加しました。

ーそれぞれのカンファレンスで特に印象に残ったセッションやポイントは何でしたか?

『Black Hat』では、生成AIに関する話題が多く取り上げられていました。生成AIの開発者・利用者ともにサイバー攻撃のターゲットとなるため、各対象向けに基調講演がされるなど、セキュリティ分野においてもAIの重要性が増しているのが感じられました。
さらに、EXPO エリアにて、「Start-up Spotlight Compatition」と題して4つのスタートアップが自社のプロダクトやソリューションをプレゼンし、競い合って勝者を決定するイベントも行われており、熱いプレゼンが行われていました。また、一部のCTFイベントでは日本企業が優勝しており、日本企業の技術力を世界に発信しておりました。また、企業が登壇する「BRIEFINGS」では日本企業も登壇していたことは非常に素晴らしいと感じました。

一方、『DEF CON』では、起業家向けのセキュリティに関するセッションが多く開催されていました。中でも面白かったのは、プロダクトの開発方法や企業の成長戦略についてのセッションが行われていたことです。
また、『Black Hat』では大きなステージでの発表が主流でしたが、『DEF CON』は小規模な会議室でのセッションが多く、より専門的に学ぶことができました。
さらに印象に残った出来事は、『DEF CON』でAppSecのセッションに参加していた時の事です。驚いたことに最後のセッションで発表者が現れなかったんです(笑)。司会者が 即興で登壇したい方を募り、結果、数人が5分ずつのプレゼンテーションを行いました。その場の流れに乗って発表する海外の参加者たちの積極性には、本当に感心しました。

また、当社のアドバイザーを務めている、日本発の情報セキュリティ国際会議「CODE BLUE」創立者である、株式会社BLUE 代表取締役 篠田佳奈さんも本イベントに参加されており、ARSENAL会場でばったり会いました。会場やその後の交流の場では日本から登壇された方々とお話をして、「日本からもっと発表できるようになれたら良いですねー」という雑談をさせていただき、今後の小さな企画の話にもなりそうです。

ー今後も同様のイベントへ参加する予定はありますか?

今回『Black Hat』や『DEF CON』への参加は初めてでした。情報収集を主目的としつつ、将来的にはこのカンファレンスに登壇することを目指していて、今回参加することで、実際の雰囲気や規模感を肌で感じたいと思っていました。もし登壇のチャンスが得られたら、当社の社員と共にそのステージに立ちたいと考えています。

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