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データサイエンティストの給料事情と給料の上げ方

Photo by Mathieu Stern on Unsplash


クラウンデータの“リアル”を伝える広報記事として、今回はCEOの森にデータサイエンティストの知られざる給料事情をインタビューしてきました。表ではあまり語られることの少ないテーマですので、是非ご一読ください!

――今回は『データサイエンティストの給料事情』をテーマにお話を伺いたいと思いますのでお願いいたします!まず、データサイエンティストの給料の相場ってどれくらいなんですか?

よろしくお願いします!統計的な調査をもとにした回答ではなく、私自身の肌感も入っている意見になりますが、まず新卒から説明しますね。

新卒だと年収が平均400~500万円で、最近は高度人材って言葉も出てきているように徐々に給料水準が上がってきています。

私が新卒だったときはもっと低かったですが、それは日本市場においてデータサイエンティストが職種として確立していない時期だったので、新卒人材はほぼ素人だったことが要因だと思います。

最近は大学でAIの研究をしていた経験者も増えてきており、市場でもデータサイエンティストという職種が増えてきたことで企業側も「優秀な人材」の定義ができるようになったので給料に反映されてきているのかなと。


――なるほど、データサイエンティスト人口の増加とともに給与も上がりつつあるんですね。新卒以外のパターンだといかがですか?

他は管理職と技術プロフェッショナルのパターンがあります。

一般的な企業の管理職だと平均700~800万円、ITメガベンチャー(M社やS社)だと平均900~1000万円、外資系コンサル(A社やB社)だと平均1200万円くらいが多めですね。所属してる企業にもよりますが、外資系コンサルのように新卒データサイエンティストにも500万円以上を支払う企業ですと、管理職になれば1000万円は超える感覚です。

また、他の人にはできない技術をもった優秀なデータサイエンティスト=技術プロフェッショナルは平均1000万円が相場として多いかなと。

最近ではデータサイエンティストの肩書きで年収1000万円超えはよくあることだと思っています。自分がまだ会社員でデータサイエンティスト部門の部長をやっていたとき、転職オファー金額はだいたい1000万円くらいでしたので。


――年収1000万円超えも珍しくないと…!そこまで上げるにはどんなことをしたらいいのでしょうか?

給料を上げるには大きく2つあって、さきほど挙げたように「人に指示を出せる管理職になること」と、「技術を磨いてプロフェッショナル人材になること」です。

前者の管理職になる方法ですが、会社によって評価軸は違うものの、結局は周囲との差別化に尽きると思います。例えば、他の人が1日かけて書いているコードを半日で書けるとか、他の人が同時に2案件で大変そうであれば自分は同時に3案件を滞りなく回せるとかですね。

長く働けば昇進する文化のところもあるかと思いますが、キャリアを早く積みたい場合は踏ん張って自分を磨くことが昇進に直結します。


――確かに差別化は大事ですね。続いて後者のプロフェッショナルになる方法はいかがでしょうか?

以前のインタビューでお伝えした通り、データサイエンティストとして成長する3つの要素を満たして、他の人ができないようなプログラムが書けるようになることが大切です。

その上で、会社や市場からプロフェッショナルだと評価を得るには、論文を出したりKaggleで良い成績を残すことが有効です。特定の案件において活躍している人材であっても、それが他の案件や他社でも通用するかどうかを証明するためには、市場で共通の指標を満たしておくことが重要ですね。


――市場を意識した実績を残すことが重要だと。

そうなんですよ。私自身も会社員だったときは他社で年収1000万円を超えるデータサイエンティストの求人票ばっかり見ていました。求人票には求められる技術力や経験・実績など要素が書いてあるので便利なんですよね。それを確認して今の自分に足りていないものを客観的に理解して身に着けるようにしていました。

やっぱり、データサイエンティストという職種の市場において、自分が今どのあたりの位置にいるかを理解することは大事だとしみじみ感じますね。各社の求人票を見ていると、何をどれくらいできる人がどれくらい給料をもらえるのか大体わかってきます。


――自分の市場価値を上げる上で客観視はめちゃくちゃ大事ですね!

大事ですね~!逆に、社外を見ないでとりあえず目の前の仕事を頑張るというのは少し勿体ないかなと…。データサイエンティストとして給料を上げていきたいのであれば、今自分がやれることややれないことが、市場の中で良いのか悪いのか判断がつかない状態は避けるべきです。

当社クラウンデータとしてもデータサイエンティストの市場価値を高めていきたいと思っているので、年齢や経験年数を問わず、当社で働く人には市場価値から適切に評価した給料を出しています。入社後は私自身が市場で評価されるようになったノウハウを存分に提供していきますので、一緒にデータサイエンティストとしての市場価値を高めていけたらなと!

今回の『データサイエンティストの給料事情と給料の上げ方』に関するインタビューでは、市場を見る大切さについてお聞きできました。今後はフリーランスの働き方やデータサイエンティストとしての哲学など、更に”リアル”な部分に触れていきたいと思いますので、引き続きストーリーの更新をお楽しみに!

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