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心理的安全性を高め、中の人もすこやかに働く。メンタルヘルスのインフラを創造するcotreeのproductチーム座談会

株式会社cotree(コトリー)は「やさしさでつながる社会をつくる」をビジョンに掲げながら、オンラインカウンセリングの「cotree」、個人向けアセスメントコーチングサービスなどを提供している会社です。

今回、オンラインカウンセリングのcotreeを支えるproductチームの國井・小林・茂木(愛)・茂木(岳)の4人で座談会を開催しました。チームやプロダクトに対する想いや考えをしっかりお届けします!

それでは、まずは自己紹介をお願いします。

國井
3年前の2019年11月にcustomer successチームとしてジョインしました。お問い合わせなど日々のオペレーション対応からユーザーやカウンセラーからの声をエンジニアにフィードバックしていましたが、2022年5月からはエンジニアとともに機能改善や新機能を開発するproductチームになりました。現在は他チームともコミュニケーションを取りながら、プロダクト全体の管理や統括をしています。

茂木(岳)
2019年2月にジョインしました。これまでコーチとしてコーチング事業を立ち上げから携わったり、カウンセラーの採用、ユーザーとカウンセラーをマッチングさせる業務、データの基盤整備や分析など幅広く担当してきました。現在はデータ関連業務とともに、user success室にてUXリサーチに基づく施策立案を担当しています。

茂木(愛)
2022年1月からPdM(プロダクトマネージャー)として新規プラットフォームの立ち上げ(通称:okapi)を担当していました。現在は、事業責任者としてプラットフォームの安定供給・売上の最大化、新サービスの企画推進など事業に関わる全ての管理をしています。

小林
元々、2022年1月からokapiの立ち上げから業務委託で入りました。その後、5月からは正社員として、もう一人のエンジニアメンバーと一緒にcotreeの保守・改善・機能開発を中心に担当しています。


cotreeでは新機能開発プロジェクトに「alpaca」や「Panda」や「okapi」など親しみを込めて動物の名前を付けてましたね。

okapiは数年がかりの一大プロジェクトでしたが、2022年春にコロナ禍に揺れるオンラインのカウセリング業界の激しい変化に対し、長期間・かつ外部委託で進めていたことにより、柔軟な変化に社内の体制が追いつかず、ユーザーへの最適な提供が難しいということを理由に中断することになりました。

國井さんや茂木さんはokapiが始まる前からの入社で3〜4年目になりますが、入社当時と変わったことはありますか?

國井
チームのメンバーが変わったり、組織も大きく変わりましたが、より「チーム」として働いている感覚があります。フラットに自分の意見を言いやすくなったり、誰かの意見に対して良い・悪いのジャッジをすることなくコミュニケーションを取ったりしやすくなりました。また組織図も変わって、それぞれの役割が明確になったことで、より「作ることに集中しやすい環境」になったと思います。

茂木(岳)
僕もその通りだなと思います。いわゆる「心理的安全性」みたいなものが高くなったように思います。いま思えば、以前はokapiに注力しすぎて既存サービスの改善や管理がなかなか手が回っていない時があったのですが、それがこの1年でだいぶ変わりました。目先に課題や改善アイデアが浮かんでも、それらに対してアクションが出来ていなかったんですよね。


2022年1月に茂木(愛)さんがジョインしたタイミングで、slackの「アイデアチャンネル」が動き始めました。どのような想いで始まったのでしょうか?

茂木(愛)
入社当時、私自身はオンラインカウンセリングやcotreeの現状の課題に詳しいわけではなく、もっとメンバーたちが持つ専門的な知識に頼りたい気持ちもあって、「アイデアチャンネル」を始めました。

以前から、メンバーたちが思いついたことをつぶやく「アイデアチャンネル」自体はあったそうなのですが、形骸化していました。それを使わない手はない!とチャンネルを動かし始めたら、驚くほどに毎日みんなからのアイデアが鳴り止まない。こんなにもサービスへの情熱を全員から感じることは初めてだったので、本当に感動したのを覚えています。

それからは、ひとえにその情熱に応えたいという思いでアイデアを実現することに必死で、「とりあえずやってみよう!」と毎日仕様ドキュメントを書いてエンジニアさんに依頼して、を繰り返していきました。

國井
これまでアクションが出来ていなかった要因の一つに、「これって実装できるんだ」「こんなにコストを掛けなくても大丈夫なんだ」と知らなかったメンバーが多かったことも大きい気がします。「アイデアチャンネル」によって、エンジニア側の知識とそれ以外のメンバー間で双方向にコミュニケーションを取れるように空気が変わりました。


小林さんはokapiの担当としてジョインしていますが、okapiをやめると聞いたときはどのようなお気持ちでしたか?また新生productチームとなって数ヶ月が経ちますが、現在はどのような形で新規の開発を進めているのでしょうか?

小林
okapiに関しては外部に開発を受注していて、実際に手を動かしているエンジニアが社内にいませんでした。事業会社なのに受託のようで、正直、さっさと手を動かしていなくなろうと思っていました(笑)「okapiをやめる」というのは大変な決断でしたが、いまとなっては良かったと思っています。そこからは改めてエンジニアの組織を1から作っていくことに切り替えて、いまは未来を描きながら進めることができています。

茂木(岳)
2022年7月にリリースした「検索機能」では、まず僕と原田さんで新機能や改善に関する企画・立案を行い、明らかに足りていない要素は何か?イシューベースで分析や調査を進めました。その後、リーダーである茂木(愛)さんが重要度や優先度を決めて、國井さんが要件定義やエンジニアと連携して仕様検討し、開発自体は小林さんと小倉さんで進めています。

小林
プロダクトチームはスクラム体制で進めており、1週間のスプリントを回しています。今は少数の体制なので、デイリースクラムはSlackでテキストを投稿して、水曜日にレビューやプランニング、必要に応じてリファインメントでバックログを整理しています。まだまだ改善ができて人も増えると思うので、定期的に振り返りながら柔軟に変えていければと思います。


先ほど、茂木(岳)さんから「心理的安全性が高いチーム」という言葉がありましたが、2022年以降に入社した茂木(愛)さんや小林さんから見たチームはいかがですか?

小林
どこからも強い言葉が飛んでくるようなことはなく、自分の意見を言えないような状況はまったくないですね。「こうしたらもっと良くなるのでは?」と素直に言える雰囲気があります。みんながみんな自分の意見を言いつつも、それを否定せずに受け止めてくれるのでありがたいです。

茂木(愛)
1つの質問をしたら10個くらいの知識が返ってくるので、入社した当時から疑問に思ったらポンポン聞いちゃいます。たくさんの意見を聞けて面白いですし、みなさん知識が豊富なこともあって、聞くたびにプロダクトが深化することを感じて、いつもとても良い成果につながっているなと思います。

小林
たしかに、それぞれの領域で豊富な知識を持っているメンバーが多いです。エンジニアとしてはしっかりとした専門性を持ったメンバーたちから目的や理由を共有された上での開発依頼は、自分自身の納得感を持って手を動かしやすいです。どなたに聞いてもきちんとした答えが返ってきますね。


メンタルヘルス業界にかかわらず様々な業種から転職してきた人たちや専門資格を持ったメンバーが集まるcotreeならではですね。いまのproductチーム、ひいてはcotreeで課題に感じていること、もっと出来そうなことはありますか?

小林
cotreeに登録しているカウンセラーさんたちやユーザーさんたちと、まだまだ距離感があると思っています。カウンセリングという特性上、個人情報の問題もあってなかなか難しいところもあります。実際のカウンセリングで、どんなことが起きているのか、どういう人たちがやっているのか、まだ全然把握しきれていないと感じています。

國井
私も以前は、customer successチームにいて日々お問い合わせの対応をしたり、ユーザーやカウンセラーの声に耳を傾けてきたつもりでしたが、いまとなっては知った気になっていた驕りだなと。カウンセラーさんたちと交流会の場などで、直接お話しさせていただいた時の熱量ってやっぱり凄くて。もっともっと声を取りに行きたいです。私たちにとってサービスを使ってくれているお客様でもあり、一緒にサービスを開発している同僚でもあります。

茂木(愛)
これからはもっとユーザーインタビューを実施したり、カウンセラーさんたちと交流会やワークショップを開催したり、「生の声」を聞いていきたいと思っています。そこからカウンセラーさんたちの知識やスキルを活かした新しい商品や機能を作っていきたいです。cotreeが掲げている「メンタルヘルスのインフラを創造する」という言葉は、オンラインカウンセリングだけでは実現しないと思っているので、あらゆる方法でユーザーへの提供価値を広げていきたいです。

cotreeのproductチームで譲れないこと、これからcotreeを志望するエンジニアさんたちに向けて、メッセージはありますか?

國井
「中の人たちがすこやかに働いているか」は大事にしています。リリース前に無茶をしたりすることもありますが、心を消耗していないか、体を壊してまで仕事をしてないかは、自分自身も周りに対しても意識をしていきたいですね。ハードワークタイプよりは、チームメンバーとうまくフォローし合って持続的な働き方ができる人の方が合っているかもしれないです。

小林
最新の技術とかにこだわるよりも、その先の「この技術を使って何を作るか、何ができるのか」を大切に、楽しみながらサービスを作っていくのが好きな方と一緒に働きたいですね。

茂木(岳)
そうですね、ユーザーへの価値提供の追求とビジネスの実現が難しい時もあって、「ただ良いことをやろう」ではどこかで転んでしまうと思います。たくさん議論をして色んな人たちの価値観を反映しながら価値提供するには、お互い敬意を持って働けると良さそうです。

茂木(愛)
コロナ禍を通してメンタルヘルス業界にとっては大きな変革の時期を迎えています。まだまだcotreeはスタートアップですし、市場に対して新しいものをどんどん出していける面白みがあると思うので、一緒に楽しみながら前に進めていける人と出会いたいです!

さいごに、一緒に働くエンジニアを募集中!

現在、cotreeでは、エンジニア採用を強化しています。ご興味のある方は、ぜひエントリーをお待ちしています!

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